医療職こそ自分を大切にしたい
いなです。
初投稿からあれよあれよと時が過ぎてしまいました。
先日職場で起きた出来事について、何か引っかかる部分があったので言葉にしてみようと思いnoteを開きました。きっと以前の自分なら、そのモヤモヤを抱えたまま時を過ごしていただろうな。
気持ちを整理しながら書き進めていこうと思います。
「患者のことを第一に考える」
医療現場で働いているとこの言葉をよく聞くと思います。
たしかに、そうだと思う。けれど、最近この言葉にモヤっとする。
というのは、大前提に「医療従事者の心身の健康や職場環境が良好」というのがあると思うんです。
自分の心身が健康であるからこそ、患者さんのためになにかできることはないのか?と考えることができる。
総合病院で薬剤師として勤務し12年目。
中規模の病院ではあるけれど、診療報酬を見据えて業務を行う、という上司の方針で様々な分野に関わり先行的な業務を行っています。
とても良いことだと思うんです。
でも、絶対的に、人員的に無理がある。
無理があるから業務が終わらず残業→疲弊する→他人の気持ちに寄り添えない→患者のことを第一に考えられない(事務的に仕事をこなすだけになる)
こりゃだめだ。
先日起きた出来事は、まさに人員的に無理があり殺伐とした中での外来から新規業務のお願い。やや緊急な要件ではあり迷いましたが、
「忙しくてすぐに業務に取りかかれる人がおらず難しい」と断りました。
後日、上司にクレームが入り呼び出し。
「患者を第一に考えなさい。忙しいで断ってはダメ!」と。
注意された直後は「忙しい」という言葉は言い訳でしかないな、と反省しましたが、後からモヤモヤが。
その正体が冒頭にお伝えしたことでした。
問題を解決するためには、職員自身の業務の仕方も改善しないといけないと思う。
けれど、上司も「職員自身の心身の健康や職場環境の改善」を考えて業務を整理して欲しいなと感じました。
私が出産を経験し、育児と仕事をなんとかこなしていて思うことは、
「医療職こそ自分を大切にする」
まず自分を大切にすることで、他人(患者)を大切にできる。独身時代では考えてもみなかったなあ。
今後、この考えは揺るがないと思う。
自分を大切にしたより良い働き方ができるように、常にアンテナをはって生きていきたいものです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。