Apeks レギュレーターのDIN

一般ダイバーの方には必要のないことが多いかもしれませんが、サイドマウントやダブルバックマウントにトライする場合などにDIN方式のレギュレーターが欲しくなることが多々あります。
今回はAPEKSレギュレーターシリーズで販売されているキットを使用してヨークタイプをDINに変更する方法を紹介いたします。

※交換の際は、ダイビング器材の専門家の指示に基づいて行ってください。

ヨークタイプとDINタイプについて

日本国内はヨークタイプが一般的です。

レギュレーターのファーストステージには2種類のタイプがあります、ご存じのダイバーの方がほとんどかと思いますが、念のために紹介します。

ヨークタイプ

日本ではこのタイプが一般的です

DIN タイプ

DINとはドイツの工業規格です

今回はこのヨークタイプのファーストステージをDINタイプに変更する手順の紹介です。

１．まずはパーツを手に入れます

DINアダプター（DIN取り付け／APEKSレギュレーター専用）

パーツを購入すると、写真のようにダストキャップも付属します、取扱説明書は付属していますが図解はされていません。
小さなOリングなどもありますので紛失などにはお気を付けください。

２．19mmのメガネスパナ

このあたりは専門家に立ち会ってもらって行います

Apeksのレギュレーターはミリで構成されています。
ヨークスクリュー、ダストキャップを外しておきましょう。
ファーストステージの固定に関してはダイビングインストラクターのアドバイスのもとに行ってください。

３．取り外し完了

はずすことができました、写真下部のパーツの逆側にはOリングがついています、はずれやすいので注意してください、新しい１．で紹介したパーツにも付属しています、このOリングは大切なので新品を使用しましょう。

４．取り付け完了

締め付けトルクなどは専門家の指示に従ってください。

外した部分に１．のパーツを取り付けるだけです、簡単です、繰り返しになりますがダイビング器材の専門家に依頼するのが確実です。

５．メンテナンスで一番大切なこと

作業は組み付けて終わりではありません、一番大切な作業は「確認」することです、実際にシリンダーに取り付けて確認作業を行ってください。

知っておくと便利かも・・・・・

ApeksのDINキャップ

ダストキャップと同様Oリング付

ApeksのDINバルブキャップにはわかりにくいのですが予備のOリングがついています。

DINバルブのインサート

DINバルブに取り付ける

このインサートをシリンダーバルブに取り付けることでDINのシリンダーバルブにヨークタイプのレギュレーターを取り付けることが可能になります。
このインサートにの取り扱いでご中止いただきたいのが、Oリングです。

DINのヨークインサートには両側にOリング、合計二つのOリングが必要ですし、一般的なシリンダーバルブのOリングは規格が異なるため使用することができません。

DINタイプのレギュレーターをヨークに変更

DINアダプター（ヨーク取り付け／APEKSレギュレーター専用）

このアダプターをDINタイプのレギュレーターに取り付けることで日本国内で普及しているシリンダーバルブに取り付けることが可能です。

例えばXDEEPのレギュレーターはDINタイプのみの販売となっているため国内で使用するためにはこちらのアダプターが必要になることでしょう。