アフターコロナ、IoT化の先に何を生みますか?補助金活用も含めて検討してみませんか。
幸せに働ける環境づくりをお手伝いしています。因幡システム合同会社です。
以前の記事で、設備のIoTって何で盛り上がらないの?を取り上げました。
おそらく本日以降、緊急事態宣言が段階的に解除されていくのではないかとおもいますが・・・
次の第2波あるいは同様のリスクに備えなくても良いのですか?
という問題提起をさせていただきます。
例えば、天災やインフラの停止はそれ以前のリスクですので除いて考えます。設備は移動できませんから、設備を稼働させるために人がそこまで行って作業しなければならないのです。
今後、仮に移動制限をかけやすいように法改正がなされたとき、新型インフルエンザや変異したコロナウイルス等の流行で、次の緊急事態になった時、「設備はしょうがない」とあきらめるのでしょうか。
選択肢A:人が行けないと稼働できないままとする
選択肢B:遠隔で監視操作できる準備をしておく
経営者のリスク管理の手腕が問われるのではないかと思います。
即ち、設備のIoTの導入は、従来の「費用対効果」+「リスク回避」の両面で検討しなければならない。という事なのです。
前回の記事で思考停止していると記載しましたが、もう思考停止している場合ではありません。
◆補助金を活用する
”以下引用を含む”
本事業は、地道な販路開拓等(生産性向上)の取組をする場合に対象となりますが、販路開拓とあわせて行う業務効率化(生産性向上)の取組を行う場合には、業務効率化(生産性向上)の取組についても、補助対象事業となります。業務効率化には、「サービス提供等プロセスの改善」および「IT利活用」があります。
製造業の場合、常時使用する従業員の数20名以下 という制限がありますが、補助対象は、
①機械装置等費、②広報費、③展示会等出展費、④旅費、⑤開発費、⑥資料購入費、⑦雑役務費、⑧借料、⑨専門家謝金、⑩専門家旅費、⑪設備処分費、⑫委託費、⑬外注費
と幅広く、また原則50万円を上限に補助(補助率:2/3)するものとあります。
せっかく国から予算が執行されるのですから、活用しない手はありません。今がチャンスなのです。
◆補助金のセミナー等
補助金の申請に関するセミナーもいろいろとあるようです。
こちらは、ゆいまーる様の場合ですが、要望有れば継続開催されるとのことです。
◆導入後の先に、何を生みだすか
例1)異常検出の見える化で、脱属人化
Before:現場に行って、現場で点検してみないと正常/異常が判断できない
After:ブラウザーやメールで、離れていても、誰もが異常が気付ける体制づくり
ここに、
・異常時の処置方法をマニュアル化して教育訓練を実施すれば、一部の人しか対応できないといった属人化から脱却できるというカイゼン効果
・点検作業員が作業以外に移動するといったロスタイムの削減効果
も見込めます。
例2)点検記録、稼働記録の自動化で、脱属人化
Before:記録炉の作成に手書き、表計算ソフト、用紙の加工を行っている
After:記録簿が自動作成される
同様に、
・非生産時間、間接業務時間の削減効果
が見込めます
一度、それが誰かの仕事として定着してしまうと、自動化するのに抵抗されることもあります。しかしながら『その人が現場に来れない』という事はリスクとして想定して回避策を準備しなければなりません。
◆中小企業のダム経営化
これらの積み重ねは正に故松下幸之助氏のダム経営につながるのではないでしょうか。
補助金の活用で費用面のハードルを下げ、その第一歩を踏み出しませんか。
◆弊社の技術コンサルティングをご活用ください
以下のフォームから「noteの記事を見た」と技術コンサルティングをご希望された方には、令和2年6月30日まで期間限定で無料とさせていただきます。(無料範囲は技術コンサルティングのみとし、機器の導入・設置は実費請求といたします。)