DeFiとは(仮想通貨との関係、メリット・デメリット)
お疲れ様です。
最近、近所の黒野良猫に2秒ほど触れるようになりました。
猫から見える範囲で指一本ですが、指先でグリグリさせて貰えたので距離が縮まったことにちょっと感動してしている今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?
もふもふに触れるのは本当にストレス値下がるらしいのでおすすめです。
【ポイント】
♦︎DeFiは中央管理者を必要としない分散型金融のこと
♦︎手数料が安く、地域の垣根を越えて誰でも金融サービスを利用できる
♦︎DeFiの誕生で仮想通貨での金利収入も得られるようになる
さ〜て、今回は『DeFi』について見ていこうと思います。
仮想通貨関連のニュースで聞いたことある人もいると思います。
ビットコインなどと比較すると認知度が低いDeFiですが、暗号資産業界では最も注目を集めているのです。
1・DeFiとは?
ここでは、DeFiの概要を2項目に分けて見ていきましょう。
♦︎DeFiとは中央管理者のいない金融仲介アプリのこと
♦︎CeFiとの違い
〜DeFiとは中央管理者のいない金融アプリ〜
DeFiとは
『Decentralized Finance』の略称です。
日本語では『分散型金融』と言い、ブロックチェーン上で構築できる金融サービスなどのアプリケーションです。
DeFiはイーサリアムのブロックチェーンが基礎ですが、ブロックチェーン技術をより進化させたものとなり、金融資産の管理を自律的に行えます。
つまり金融機関などのように中央で金融資産を管理する中央集権システムを必要としません。
国内の仮想通貨取引所は中央集権システムと言われており、入出金に時間がかかることや手数料の高さがデメリットとなっていますが、DeFiであればこれらの問題を解決できます。
また、DeFiのブロックチェーン技術を活用すれば、仮想通貨の複雑な運用や取引、移動も可能となります。
仮想通貨を更なるステージにしてくれるものと言えます。
〜CeFiとの違い〜
『CeFi』と『DeFi』は対をなすもので、性質は全く違います。
『CeFi』とは、
『Centralized Finance』の略称で、日本語では『中央集権型金融』と言います。
CeFiは銀行や仮想通貨取引所のようにサービスを運営する中央管理者を介する従来の金融サービスですが、前述の通りDeFiは中央でサービス運営する管理者はいません。
また、CeFiは金融機関や取引所などが暗号資産を取り扱いますが、DeFiはブロックチェーン技術を利用して自由に検証や閲覧ができる透明性の高いサービスです。
『CeFi』と『DeFi』は根本的に違うものとなっています。
2・DeFiのメリット
【DeFiのメリット】
♦︎手数料の安さ
♦︎地域に左右されず利用可能
♦︎金融機関の仲介が不要
〜手数料の安さ〜
DeFiは金融機関が管理する中央集権型よりも手数料が安くなる可能性が高いです。
中央集権の場合は金融機関が仲介する必要がある分、余計な仲介手数料が発生してしまいます。
DeFiはブロックチェーンを利用していることから金融機関を仲介する必要がないので、当事者同士で直接取引が可能であり、不要な手数料がかかりません。
また手数料がかからない分、DeFiで資金を貸す場合高い金利を受け取れる可能性が上がります。
(今の銀行預金だと超絶低金利ですからね)
〜地域に左右されず利用可能〜
金融機関の仲介がないDeFiでは口座開設の特別な審査がないため、地域に左右されずに利用可能です。
銀行口座を所有していない成人は2018年時点で世界中に約17億人いると言われていますので、従来の金融サービスが利用できない状況の方でも、DeFiによって地域の垣根がなくなれば、住んでいる地域に関係なく金融サービスを利用できるようになります。
〜金融機関の仲介が不要〜
当事者同士がやり取りして直接振り込むことができるDeFiは金融機関の仲介が不要です。
お金を振り込む際、従来ならば銀行などの金融機関を介す必要がありましたが、DeFiであればブロックチェーンを介して当事者同士で直接振り込めます。
なので、
前述したように手数料が安いだけでなく取引時間を大幅に削減されます。
ここは現在の金融機関がそう簡単に実現させないのではないでしょうか。
管理者が必要なくなるのならば、現在の管理者は明日の飯代に困ってしまうのですから。
人類の繁栄よりも今日食う飯のが重要度は高いですので、わかる気もしてしまいます。
3・DeFiのデメリット
手数料の安さなどメリットが多く魅力的なDeFiですが、良いことばかりだけでなく、デメリットも当然あります。
【DeFiのデメリット】
♦︎トラブルが起きたらユーザーの自己責任
♦︎バブル崩壊のリスク
〜トラブルが起きたらユーザーの自己責任〜
DeFiではシステム障害などが原因で、サービスの利用中に起きたトラブルは自己責任となります。
金融機関が仲介している場合、運営者が明確なので補償制度がしっかりしていますが、DeFiは金融機関が存在しないので補償制度がありません。
損失が発生しても責任はユーザー自身で背負うことになるので注意が必要です。
〜バブル崩壊のリスク〜
前述の通り、DeFiは暗号資産業界で注目を集めているシステムですが、誕生してから日が浅いとですね。
誕生して日も浅く信用できるほどの実績がないにも関わらず、過剰に注目を浴びていることからDeFiのバブルが崩壊する危険があるとも言われています。
なので、DeFiの情報は随時収集しておいた方がよろしいかと思われます。
4・DeFiの誕生で起きる2つのこと
DeFiの誕生で起きると言われていることが以下の2つです。
♦︎DEX
♦︎イールドファーミング
〜DEX(分散型取引所)〜
DEXとは
『Decentralized Exchange』の略称で、日本語だと『分散型取引所』という意味です。
金融機関のような中央管理者を必要としない、ブロックチェーンのプログラムである『スマートコントラクト』で管理・処理されている取引所となります。
誕生当初のDEXは銘柄の少なさや欠陥の多さが理由で利用者は少なかったのですが、DeFiの誕生によって市場に厚みが生まれたことで利用者数が増え続けています。
DEXを活用すれば、仮想通貨を取引所へ預ける必要がなくなり、ウォレットを通じて当事者同士の直接取引が可能です。
〜イールドファーミング〜
イールドファーミングとは
暗号資産などをDEXなどに貸し出す見返りに、利息や手数料を受け取れる仮想通貨の新しい運用方法です。
金融機関にお金を預けると金利に応じて利息を受け取れますが、仮想通貨ではそのような運用方法がありませんでした。
DeFiによってイールドファーミングが誕生したことにより、仮想通貨でも上記の運用方法が可能となるとですね。
”金利による利息受け取りの仮想通貨バージョン”といってもよかです。
DeFiでは新たな収益化の仕組みもできます。
DeFiを始めるにはイーサリアムが必要なので、まずはコインチェックなどの取引所でイーサリアムを購入する必要があります。
5・DeFiで実現する2つのサービス
DeFiで実現すると言われているサービスが2つあります。
♦︎Compound
♦︎Maker
〜Compound〜
Compound(コンパウンド)とは2018年に誕生した仮想通貨のレンディングサービスです。
『レンディングサービス』とは貸し借りをするサービスという意味で、Compoundによって取引意思のある買い手と売り手を結びつけてくれます。
Compoundを利用すればイールドファーミングが行えますので、暗号資産を貸し出して流動性を提供する見返り、金利収入を得ることが可能です。
また利用実績によって『COMP』と呼ばれるガバナンストークンを獲得でき、上手に活用すれば価格差益の獲得もできます。
ちなみに、Compoundは日本の金融庁には認可が降りておらず、トラブルなども起きやすいので利用する際は注意が必要です。
〜Maker〜
『Maker(メーカー)』とは
銀行口座を開設できなかったり、米ドルとの交換を制限されたりしている人々に対してネットでやり取りできる『DAI』を生成するサービスです。
『DAI』とは、米ドルに連動しているステーブルコインで、ネットで自由にアクセスして資産のやり取りが行えるようになります。
ちなみに、『ステーブルコイン』とは価格を安定させるためにその価値が法定通貨や金など、別の資産クラスにペッグされている暗号資産のことです。
(ペッグとは、ある特定の水準に固定もしくは変動を極小幅に限定する制度のことです。ドルペッグ制とかですね)
最後にもう一度ポイントをおさらいしておきます。
【ポイント】
♦︎DeFiは中央管理者を必要としない分散型金融のこと
♦︎手数料が安く、地域の垣根を越えて誰でも金融サービスを利用できる
♦︎DeFiの誕生で仮想通貨での金利収入も得られるようになる
誕生してまだ日が浅いので要注意です。
ですが、資産を増やす手段が増えていますので、チャンスを逃さないように情報のアンテナは張り巡らせておくのは大事だと思います。
それでは
今週も残り金曜日だけ、適当に頑張りましょう。
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最後まで御拝読ありがとうございます。
皆様の何かのキッカケにでもなれば幸いです。
🐶ここでは『お金』『投資』『マインド』などを書いています。
『お金』は人生の全てに関わってきますので、そこの問題を解決すれば自分も周りの人も自分の望んだ人生が送れると思いのもと書いています。
気張らず『へぇー』くらいで見て頂けたら幸いです。