インスピレーションって??
9月12日土曜日。
早起きして日本の友達とSkype。日本で会った時以来だから1年半ぶりくらい。ただの世間話をしただけだけど、なんだかめちゃくちゃ楽しかった。
やっぱり私の数少ない友達は、母になろうと世の中が混乱しようと関係なく面白い。
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今日はインスピレーションについてまとめておきたいと思います。
(これももちろん今まで研究してきたことに基づき、
”現時点で”思っていることにすぎないので、明日は違うことを思いつくかもしれませんが悪しからず。)
作曲をしたり、教えたりしていると、
何からインスピレーション受けたんですか?とか
インスピレーションが無くて書けません〜とか
高頻度で聞かれる言葉で、
確かに、なにもない”無”または”ゼロ”の状態から曲を書くのは大変なことで、作曲に限らず、創作活動ではなにか動機やキッカケがないと難しいと思います。
し か し
インスピレーションが湧かなかったら???
何も出来ずボーッと待つしかないでしょうか?
それとも、
仕方なく小手先で何か作っておくのでしょうか?
それらも完全には否定しませんが、創作意欲がある限りは、私は自らインスパイアされにいく方法を選びます。
よくあるのは自然(空や海や川や山)に感銘を受けてどうのこうのとか、
歴史上の出来事、人物、建造物をモチーフにしてなんちゃらとか、
現代の社会問題やらを取り上げてメッセージを込めてうんぬんかんぬんとか、
色々あるとは思いますが、
決して特別な何かを見つけに行こうとしなくていいと思うんです。
もし、創作活動の一作品ずつのためにその都度どこかへ旅行に行ったり、大恋愛をしたり出来るならそれに越したことはないのかもしれませんが、そんなことをしなくても、
日常に転がってることとか、
少し気になったこととか、
本当に何でもいいんです。
鍛えていきたいのは
ネタを探す能力ではなく、何でもネタにできる能力。
マクロ、ミクロ、両方からその対象となるものを眺めて、背景/ストーリーを想像したり妄想したり、実在するものなら研究したり出来れば、立派なインスピレーションとなります。
対象はありとあらゆるモノ、コト、ヒト、本当に何でも構わないのです。いかに小さな入り口から、自分の心が躍る情報まで辿り着くかが重要です。
そして、今まではつまらなそうで興味もなくて見逃していたようなことにも意識が向いていくことも大事。
五感を研ぎ澄ますっていうとシリアスすぎるけど、目も耳もオープンにして脳みそをプルプルにしておくイメージ。
鍛え方としては、ランダムにお題を決めてそれに沿って話を膨らませられるか練習をしてみることでしょうか。
例えば、”机”と決めて、”机”というテーマをどうやってアウトプットに繋げるかを練習していくのです。
机の素材に注目するのか、机の形に注目するのか、机の機能に注目するのか、はたまた机の持ち主や作り手机の歴史に思いを寄せてみるのか、、、と好みに合わせて無限に話を広げていくのが練習です。机目線で机が見てきた人間模様のストーリーが出来上がるかもしれません。
もう一つのやり方は
些細なことでも ”ん?”と思ったものは書き留めておいたり、ちょっと調べてみるクセをつけることだと思います。
今日は栄養成分のことがなんとなく気になって、組織図などをちょっと調べてメモしておきました。
これが次の作品に直結するかどうかは今はまだ分からないんだけど、私の中ではもう既にストーリーの片鱗みたいなのができています。
このように、なんでもインスピレーションになることにはなるのですが、次の段階としては
抽象的すぎても何処から始めていいか分からないという壁に当たるでしょうし、
具体的すぎてもアートとしてどう広げていくかという課題が待っています。
いずれも連想ゲームみたいにして作品につなげていくことができます。そのテクニックはまたの機会にまとめてみたいと思います。
今日はとりあえず、”インスピレーションが湧かないなんて有り得ない”という状態に自分を持っていくヒントでした。
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本日のエドモンドはドッグトレーニングに行ってきてお疲れ。
頭を使うと中途半端な運動よりも何倍も疲れるらしい。
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