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歓喜オブ歓喜

灰色と青 / 米津玄師+菅田将暉

まさに芸能界の若手最強陰と最強陽。

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そんなふたりのコラボに

むあじかあああああああ!

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となったのは私だけじゃないはず。


菅田将暉の魅力は前に記事で話したが、


彼のもう一つの魅力は

圧倒的な陽。光でありながら、
陰ともリスペクト関係を築けること
だと、私は思う。


よくいるじゃん。クラスのなんも能力もない学校で自分の地位を守ることだけに己の学校人生の全てをかけてる奴。ただそいつが暗いってだけでバカにする奴な。いやお前、スペック全部負けてるぞ言っとくけど。大人になった時にいたたまれなくなるぞ。やめとけそれぐらいで。

菅田将暉はそんな、暗いけどすげえ奴とも
対等に、お互いを認め合い高め合う関係性を築くことができる

おめえ、暗いな!てかすげえな!コラボしよ!みたいな。
それがわかってるから陰のすげえやつも(内向的って意味な)
菅田将暉がいる時はなんかほっとしてるというか、
自分が脅かされずちゃんと認めてもらえる
安心感みたいなものを感じる。なんとなく、

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いやすごい。(米津玄師かわいい)

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これは私が勝手に思うにたぶん
彼の中にも陰の部分があるからだと思う。

彼は経営コンサルタントの父と元バリキャリウーマンの母の長男に生まれ、行く高校も偏差値の最低ラインを決められていたのだそう。

そして偏差値64の大阪府立池田高等学校に入学。
早稲田を目指す秀才だった。

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しかし、高校途中から仮面ライダーの撮影のため上京し、高校中退。
打ち込んでいたアメフト部も辞めてしまう。
本人的にはこの経験が辛かったようで、
「あんなに泣くことは人生でもうないと思う」とのこと。

そんな経験もあるんやな、将暉にも・・・
まあキラキラであることに変わりはないが。

帝一の國とかは、まあおそらく高校受験の頃の彼の感情とかと重なる部分があったのかも。まあわからんが。あの年でここまで観るものを惹きつけるか。と感嘆が隠せない。まあすげえ作品だった。共演俳優も次世代金の卵だらけ。彼自身も日本アカデミー賞話題賞(俳優部門)を取っている。

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そんな彼に、米津玄師はコラボを依頼するため初めて会うとき、
大量の酒を飲んでいたのだそう。
緊張しすぎて、まぎらわすために、

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いやかわいいかよ!酒飲むな!酒!

このエピソードを聞く前は
いや前髪切れよ顔の半分前髪じゃねえか。って思ってた私も、

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頑張れ玄師♡ 前髪から覗く目がかわいい!

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とか思うくらいには見方が変わった。

彼の書く歌詞は日本語が綺麗だ。
純文学のようで、ら抜き言葉とかない。
普段私達が使わない難しい日本語とかも
独特の頭に残るリズムの中にさらっと織り込む。
日本の国の四季のある環境とか風土文化が
彼は好きなんだなと歌詞を聴いて感じる。


まあ彼のことについては他の人が
めっちゃ書いてると思うので
これくらいにしておこう。

そんな圧倒的陽と圧倒的陰が
コラボしてしまった、
水素爆発でも起こるのかと
思わんばかりのコラボ。

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それが灰色と青だ。

彼らのコラボは まちがいさがしが
有名だが、これが初コラボ。

米津玄師が北野武の映画キッズ・リターンを観て
この曲を思いついたのだそう。

問題児の男子高校生二人が別々の道を歩み、
甘くはない現実に葛藤しながら生きる様を描いた映画で、
“青春映画の金字塔”として今なお愛され続けている作品だ。

北野武はこういう救いようもない絶望を視覚的に怖いシーンとかもなく、
描けるのがすごいし、それを曲で表現してしまう米津玄師。やばい、

絶望と諦めと投げやりになれなさの狭間でブランコに揺れる彼らの姿に
胸の中で処理できない虚しさが込み上げる。

てかもう観た方が早いから観て。

エモいで片付けられない何かがあるから。


どうだ?やばいだろ。
どれだけ背丈がかわろうとも変わらない何かなんてないんだよ。
すべて変わってしまった。でもそんな2人がそれでも願う。


虚無だーーーやってられんーーーー
つらーーーーー


この作品のもう一つの見どころが、レコーディングシーン。

菅田将暉の直接声を被せるとこ、


はーーーーーーーー。



鳥肌たったね。もう、ビビビッって。
多分この二人が今後も日本のJ-POPシーンを
盛り上げてくれるでしょう。あー楽しみ、

帰りの公園でブランコでも乗ってみるか、フフッ

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