英語上達完全マップの進捗週次レビュー(5/5-5/11)

稲荷えもです。先週に引き続き英語上達完全マップの進捗週次レビューをやっていきます(初回→https://note.com/inariemo/n/n356f8aca39b1)。

数週前にお話ししたように、僕のこれまでの英語というのは「大人にならないといけない現実への悪あがき」みたいな側面があって、もうそういう英語はやめようと思って、この一週間は「地に足のついた語学」を模索していました。
僕にとっての語学は、例えば何か机に向かって勉強をしたことで前より賢くなっているという「お勉強全般の喜び」もあるにはあるのですが、それに加えて「言語が体に入っている(入っていく)」というところに特別な感情があって、それが自分の語学のキモであるようなのです。だから何というか、交流目的の語学というよりは数学者のような「内的な満足のための語学」という感じなのです。
とはいえ、そういう自分と同じ動機で語学をやっている人とは関わりたい(それが「地に足のついた語学」だと思うのです)と思って、大学にある英語でグループアクティビティのようなことができる場所に行って実際にアクティビティにちょっと参加してきました。上で言った交流目的の英語をやっている人がほとんどという感じでしたが、ちょっと今までと違う喜びを感じたのでまた行ってみようと思っています。数学者のような語学をやっている人はもしかしたらそういうところには来ないのかもしれませんが。。。

それと、具体的な勉強の内容の話ですが、僕の1日のミニマムの勉強時間は3hで、だいたい平日の場合だったら朝2h、帰ってから2hという感じで1セット2hを2回やって4hというスタイルです。マップには「トレーニングの軸は音読パッケージと瞬間英作文の2本柱」という話があったと思いますが、1日の勉強時間は朝に柱のトレーニングをやって帰ってからボキャビルなどのインプットをやるというスタイルにするとバランスがいいことがわかったのでここ数日は「みるみる」を朝、帰ってから「DUO」というメニューになっています。みるみるに飽きたらSUPER STEPの瞬間英作文と差し替えるという感じです。

みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング

まえがきにあるように、Program One-FourとProgram Five-Nineに分割して2つの教材として進めており、現在はProgram Five-Nineのほうをやっています。

音読
Seven 1: 6 counts (24→30)
Seven 2: 30 counts (0→30)
Seven 3: 32 counts (0→32)
Seven 4: 30 counts (0→30)
Eight 1: 31 counts (0→31)
Eight 2: 30 counts (0→30)
Eight 3: 30 counts (0→30)

読み解き
Seven 2の残り半分を読み解き
Seven 3, 4を読み解き
Eight 1, 2, 3を読み解き
Nine 1を読み解き

1 countは1つのパッセージを1回音読すること(リピーティング、シャドーイング含む)で、()の中はそのパッセージの通算の回数です。音読は計186 countsでした。
「読み解き」は音読の前にしっかり辞書と文法書で完全に精読する工程です。

上で述べたように朝を柱のトレーニング(音読パッケージor瞬間英作文)にして午後をインプットとするようにしたのですが、びっくりするくらいトレーニングが進みました。最近ではかなり音読自体のスピードも上がっており、國弘正雄さんの只管朗読で言うところの第八段「朗読していて自然と楽しさが感じられる」の感覚がわかってきました(「國弘流英語の話しかた」第5章の十牛図の話のところ)。

どんどん話すための瞬間英作文

進捗なし

先週に引き続き、今週も瞬間英作文の進捗は次の中学英文法問題集に集中しています。

SUPER STEP 中学英文法 問題集

SUPER STEPの問題集はは課が1から15まであり、そのそれぞれにHop!、Step!、Jump!の3ページ(見開き)があります。
「どんどん」を中断してこっちに集中していますが、マップに書いてあるように、理解したあと発話実感を持って口から出せるようになるまで音読した上で次に進んでいるので、瞬間英作文のトレーニングに含まれていると思います。
先週まで1サイクル目で、今週2サイクル目に入りました。

SUPER STEP 中学英文法 問題集
1サイクル目
15.Hop!の残り1/2から15.Jump!の最後まで(2.5ページ)
2サイクル目
1.Hop!の始めから2.Jump!の終わりまで(6ページ)

2周目に入りましたが、これまたマップに書いてある通りめちゃくちゃ速く進みます。午前に柱のトレーニング(音読パッケージor瞬間英作文)、午後にインプットというスタイルにしてからはSUPER STEPは中断してみるみるに専念していますが、飽きてきたらSUPER STEPを再開する予定です。
やっていて思うのが、本当に中学文法を完全に消化したら高校文法は一瞬で完成するんだろうということです。大学受験のときなどに文法をやってそれなりに自信がある人でも中学文法をマップの水準まで完成させるとおそらく今までの自分の文法の習熟に関する自己認識は甘かったのだということに気づくはずですので、おすすめです。

DUO SELECT

DUO SELECTは例文が全体で377あり、SECTIONが33あるので、1/4、2/4、3/4、4/4というセグメントに分けています。なお、各セグメントはそれぞれ例文1-88、89-176、177-278、279-378で構成されます。先週からセグメント3/4をやっています。

セグメント3/4
単語回しサイクル2: 220-278
単語回しサイクル3: 177-278
単語回しサイクル4: 177-278
単語回しサイクル5: 177-254

「例文読み解きサイクルXX」というのは例文を読み解くサイクル、「単語回しサイクルXX」というのは例文を見ないで単語の意味が浮かんでくるか確認するサイクルです。
先週まで"Cycle XX"と"Word Cycle XX"という呼び方をしていましたが、わかりにくいのでそれぞれ「例文読み解きサイクルXX」と「単語回しサイクルXX」という呼び方に変えました。

単語を覚えるというのがどういうことか分かってきました。
例文を見ずに単語の意味が浮かんでくるか確認する「単語回しサイクル」で、これまでは例文を見てはいないものの例文のことを思い出した上でどういう品詞だったか(名詞だったら物質名詞なのか集合名詞なのか可算なのか不可算なのか複数扱いなのか単数扱いなのか。。。とか)ということを覚えるという感じでしたが、単語単体でどういう機能なのかを覚えられるようになってきました。
単語を覚えるということ自体に習熟してきたので、たぶん英語の単語をおおむね覚えきってしまったとしても他の言語のボキャビルのときにも活かせそうな感じです。

多読(プレ多読)

  • Sleepovers (Jacqueline Wilson) (YL: 3.5)の残り2/3くらい: 10,000 wordsくらい

  • Twin Trouble (Jacqueline Wilson) (YL: 3.5)の3/5くらい: 5000 wordsくらい

15,000 wordsくらいでした(Sleepoversまででこれまで累計657,447 words)。
Jacqueline Wilsonの作品は好きかもしれません。Sleepoversは女の子向けなのかなと思っていましたが(実際そうなのかも)、読んでいて落ち着きます。多読はもうトレーニングと言うにはゆるすぎて達成感がないので、ただリラックスするために読んでいるような位置付けです。
でもこうやって振り返ってみるとちょっと進捗がなさすぎるのもいやなのでもうちょっと生活に組み込みたいと思います。

来週もこんな感じでやっていきます。なお、水曜日はカツカツなことが多いことが判明したため、来週からレビューは火曜日にする予定です。


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