イギリス~ドイツ~海外挙式備忘録


キラキラ旅行記じゃなくて半分以上激つらエピソードメモなのでご注意ください。基本つらかったエピソードは残さないようにしてるんですが(だんだん忘れて綺麗な思い出だけ残るので)今回あまりにもつらかったのであえて記録として残しておこうと思います。

大体の敗因はこちらかと思われます
・お天気運がなかった
・ドレスの重さを考慮してなかった
・ホテル移動の大変さを無視した
・挙式日前日にイギリスからドイツに移動した
・色々慎重になり過ぎた
・大体計画した私が悪いです


それでは大まかな感じですがスタート

・JAL国際線 明らかに手荷物許容量を超える大きな荷物(ドレス)についてはスルー

~ロンドン編~

【激つらポイント1】
挙式を7月に設定した時わかったことですが、7月のロンドンのホテル料金は控えめに言って異常です(某旅行代理店のお姉さん、5月と8月は高いからやめたほうがいいとしか教えてくれなかったよ……)
一年で1番高い時期らしいです。普段2~3万くらいのホテルかな?みたいなところが7~8万ぐらいして、実際行ってみたら部屋はしょぼいし水回りガタガタだし、朝食は過去一おいしくないしかなりしんどかったです。
自分も家族も今まで海外いろんなところ連れまわしましたが、朝食のソーセージがどうしても呑み込めないのは初めてでした。
いつもBooking.comで口コミ8.0以上の朝食がおいしいって書いてあるホテル選んで外したことなかったので、不思議だなぁと思って後でもう一回口コミ見てみましたが、朝食美味しいって言ってるの9割イギリス人でした。眩暈。
いっそもう少しホテルランク下げて朝食無しにした方がよかったのかもしれないです。スーパーでサンドイッチ買うのも悪くないし、レストランやカフェはお店を選べば美味しいところがたくさんあります。とにかく虫とかトコジラミが出た痕跡のない、評判の良いホテルに拘り過ぎました。

【激つらポイント2】
天気は4日間ずっと雨でした。もはやずっと雨降っててくれたらよかったんですけど、降ったりやんだり晴れたり……激寒→濡れる→晴れて汗かく→雨→激寒→豪雨→晴れるを一日に何度も何度も繰り返して、3日目以降毎日誰かが具合悪くて寝込んでいました。4日ロンドンにいて、まともに観光できたのは2日間だけです。
毎日鼻掃除するとティッシュが信じられないくらい黒くなるのでその辺も心配な点でした。

【激つらポイント3】
大英博物館の入り口前に出来てた長い列に並び始めたら土砂降りの雨で泣きそうでした。
しかも事前予約の列だったらしくて、入口の手前(といってもまだまだ先に列有り)で「ここはチケットないと入れないよ」って言われました。
アバウトに予約してない人はあっち、と言われて大英博物館の周りをぐるっと回ったら確かに裏側に別の入り口があり、ガラガラですぐに入れました。事前予約の長い列は完全になんかのトラップでした。
大英博物館は5年前にも行ったことがあるし、入場料も無料のまま変わりなかったので細かいところがチェックできていなかったのが反省ポイントです……。

【激つらポイント4】
空港近くのホテルに泊まったら周りに何にもなくて、ホテルでお水買おうとしたら500ml1本が4ポンド(約800円)しました。なんとなく高いことは予想していましたが、この日も1人体調を崩していたため、ホテルにつくまでの間に買い物をする体力はありませんでした。まさか4ポンドもすると思わず……。雨の中片道20分先のスーパーまで歩いたら何もかも安くて感動しました。

【激つらポイント5】
ドレス重すぎてホテル間の移動が大変でした。1泊だけどうしても泊まりたいホテルがあったので、ロンドンではホテルを2泊、1泊、1泊と移動したのですが、雨の中重たいドレス抱えて移動するのがしんどすぎました。どうしてもそうしたかったので仕方ないのですが、超つらかったです。
ドレス抱えてなくてもホテル移動は結構大変ってわかってたはずなのに、何で現実を無視してしまったのか。

本当は3泊したらシュトゥットガルトに向かう予定だったのですが、ブリティッシュエアウェイズのフライトがキャンセルになったため次の日の朝8時の便に振り替えました。本当にアホでした。予約をキャンセルして行先を同日のフランクフルトに変えるべきでした。

【嬉しかったポイント】
・フォートナム&メイソンで買いたかった海外限定ティーボックスが買えました!(想像の1.8倍くらい大きくて激重で悩みましたが買いました。家族からもう二度とロンドンに来なくていいように、思い残しが無いように絶対に買った方がいいと言われました。この箱のデカさと重みでよりつらさも増しました)
・5年前に買うか悩んで買わずに後で後悔したシャーロックホームズ博物館のテディベアも買いました!
・1泊だけですが、ずっと泊りまりたかったホテルのスタッフさん達が皆優しくて、朝食もおいしくて最高でした。
・Ben's Cookiesはやっぱり日本よりイギリスの方がおいしかったです。
・ウェストミンスター寺院の入場料1人29ポンド(約5800円)に泣いたけどすごく綺麗でした。

【食事】
毎日皆具合悪くてそれどころじゃなかったです。
非常食用に持って行ったカップ麺、本当に持って行って良かったです。
スーパーでフルーツとサラダとちょっとしたお惣菜だけ買いました。3人とも食欲がなくて、1日2食状態でした。

~ドイツ編~
ロンドン~シュトゥットガルト間の飛行機は予定通りでした。この飛行機が飛ばないと挙式出来ない可能性すらあったので本当に良かったです。
荷物を預けるときにひと悶着あり、チェックインカウンターのおばさんにぶちキレられながら、ドレスについてそのデカい荷物はなんだと詰められましたが、ウェディングドレスって言ったらあっさりOKって言われました。

その後、相変わらずDBが遅延したり、謎の電車スキップがあったりしましたが自分たちが乗る便は問題ありませんでした。
どれだけ飛行機や電車が遅延しても大丈夫って前提で予定組んだのですが、こんな時に限って順調すぎて待ち時間辛かったです。
シュトゥットガルト行きに拘らず前日にフランクフルトに移動しておいた方が良かったなと思ったのはこの辺です。

1点悩んだのが宿泊先の最寄り駅と伝えられたHorb am Neckarの駅名でした。DB公式アプリだとHorbとだけ出てくるので合ってるのかなぁってちょっと不安でした。他に似たような駅名がたくさん出てきたり……
駅で切符買うときはHorb am Neckarと表示されたので悩まなかったです。

宿泊先の古城ホテルはタクシーじゃないと行けない立地で、事前に代理店から言われたのは「駅員にタクシー呼んでくれといえばいいらしい」でした。大丈夫かな……と心配でしたが、Horb駅前にはトランク大きめのタクシーが常に2~3台いて助かりました。
直前に12,000円でタクシーの事前手配が出来るとの連絡がありましたが、Horbに到着する便を確定させる必要があったため利用が難しかったです。
実際Horbについたらタクシーがいてくれたため、チップ含め片道50ユーロで済みました。

すぐそばに大きなスーパーもあったので水の大きなペットボトルを買っていきました。
古城ホテルついてお部屋入ったら水ある!と思いましたが、しっかりと値札が立っていたので買って行って良かったです。冷蔵庫はスイートルームもシングルルームもなかったです。冷房もなくて夜はめちゃくちゃ暑かったです。

部屋はインテリア綺麗で感動~でしたが虫が苦手な人にはちょっとしんどかったです。まず部屋に入ったらハエが2匹いて、建物の周りもブンブン飛ぶ虫がいっぱいでした。

部屋の中は時々小さなテントウムシみたいなプリっとした丸い虫が闊歩していました。
無害な虫だから大丈夫だよ~という写真付きのカードが置いてありました。
窓枠の細かい辺りは見てはいけない感じでした。トイレには流しても流してもコバエが浮いてました。
この辺は古城ホテルということで、想定内でしたので全然大丈夫です(正確には大丈夫じゃないので、事前に古城ホテルの宿泊を無しにできないかと問い合わせましたが無理だったので覚悟決めてました)
ロンドンの天気に比べたら全然なんともないです。

お部屋のシャワーは大分気分による感じで、家族2人は大丈夫みたいでしたが私は2日間水シャワーでした。きつかったです。
昼間に髪洗った時だけは温かくて幸せでした。

古城ホテルに着いた日のディナーもホテルのレストランで食べたのですが、
南ドイツらしいガツンとお塩がきいた料理でした。正直あんまり……と事前に聞いていましたが、とにかく量が多くてしょっぱい以外は問題なく、わりと美味しかったです。
ウェイターさんがとても親切でチャーミングな方ばかりでした。

式当日のヘアメイクはう~ん外国!って感じの仕上がりでした。
髪型参考用の写真を数枚持っていきましたが、全然違う感じになって結構ショックでした。
どうですか、直しましょうか?とは聞かれるんですけど、髪が複雑に入り組んでて、聞かれた時点でもう後戻りできない感じになっていて諦めました。
髪の結い方についてすべての手順の写真と説明を用意すべきだったかもと思います。

メイクは特にこだわりがなかったのでおまかせにしましたが、超後悔しました。
おまかせにした私が悪いんですが、想像の斜め上を行く感じで、絶対目を閉じてはいけない感じでした。
これは気づけば直してもらえたと思うんですが、目を閉じないとわからない仕様だったので後で写真見て気づきました。一応もう一度言いますがこれはおまかせにした私が完全に悪いです。

………後で届く写真が怖いです。

挙式日、お城に向かう前に外で写真を撮ったのですが、あっという間にドレスの中がぴょんぴょん跳ねる虫だらけになり、悲鳴あげそうでした。我慢しました。

色々書き連ねましたが、挙式自体は本当に良かったです。
誰が式を挙げても同じ文言読み上げるだけかなと思っていましたが、日本人向けにカスタマイズされていて、ちょっと嬉しかったです。

皆さんとっても温かな雰囲気で迎えてくださって、いったんつらかったことは全部忘れました。
ウェディングケーキが想像していたよりもずっと美味しくて、素敵な時間を過ごせました。
気になっていた記念品も無事もらうことができました。
大変だったけど本当にやってよかったです。とてもすっきりしました。

夜のキャンドルライトディナーは誰もお腹が空いていなくて修行でした。
しかも一品目から母も私も全く食べられない食材の料理が出てしまい、皆で一生懸命苦手で食べられないということをマイルドに伝える表現を検索しまくりました。
なんとなく雰囲気で察してくださったのか、ウェイターさんは大丈夫気にしないでと言ってくれました。
ウェイターさんがいい人過ぎて残すのが忍びないので、残りの料理は気合いで食べました。
胃薬が必要だったな……と思いました。

何とか無事に挙式も古城ホテルへの宿泊も終わり、フランクフルトへ。
シュトゥットガルトでの乗り継ぎ時間は長めに設定し、暇な時間はコインロッカーに荷物を預けて近くを観光しようと思っていました。
が、駅の改装工事中でコインロッカーがなくなっていました。
近くの手荷物預かり所も探しましたが見つけられなかったです。

力尽きて2時間半ほど、駅のホームでアイス食べたり飲み物飲んだりして過ごしました。

フランクフルトでは私が完全に風邪でダウン、お昼まで薬飲んだり横になったりしてましたが、何とか持ち直し、3時間くらいで広場と市場だけ見に行きました。
この時間が楽しくて、「早く日本に帰りたい」ってずーっと言ってた母が、
「ねえ、もう一泊出来ないの?」と最後だけでも楽しそうにしている姿が見れて良かったです。

今までいろんな国行きましたがイギリスが過去一しんどくて超つらかったです。5年前に行ったときは大体晴れててすごくよかったんですが……
今回行って良かったかどうかでいうと間違いなく良かったんですが、旅行中はもう海外旅行クラスタ卒業するかもしれんってレベルできつかったです。

色々書いたらすっきりしました。基本海外旅行にきつい思い出はつきものなので、今回も時間たったらいい感じに忘れていい思い出になると思います。
家族間でもう二度とロンドンには行かないって話になってますが、そのうちまた行こうってなるかも。


読んでくださってありがとうございます!社畜頑張る時におやつが食べられます!