【人を変えたいと思ったら】「きつねのおきゃくさま」で学ぶ他人の変え方
昨日、「樺ちゃんねる」でこんな動画がアップされていました。タイトルは「他人を変える方法」
「他人を変えるのは非常に難しいですが、可能性があるとしては、『ポジティブフィードバック』を意識することが大事」
という内容でした。
うんうんそうだよな。ポジティブ・ネガティブ比=3対1を心がけて、ネガティブなフィードバックは1に抑えよう。人格を否定するようなことはもってのほか。
と再確認したところでした。
さて、話は変わり、小学生の娘(7)は毎日音読の宿題があり、その聞き役は自分です。今「きつねのおきゃくさま」という物語を読んでいて、毎日聞かせてもらっています。
物語の内容は、
きつねがひよこを見つけて奪って食べようと思ったのですが、そのひよこが痩せていたので、太らせてから食べようと思い、甘い誘惑で誘って一緒に暮らし始めるが、時が経つにつれ。。。
というものですが、最後は少し悲しい結末になります。正直娘が最後のパートを音読してくれた時、涙が出そうになったのと同時に、
作者は何を伝えようとしているのだろう?
と感じました。色々考えるうちに、最初に掲載した動画と全く一緒の内容なことに気づきました。つまり、
ポジティブフィードバックで人は変わりうる
です。そして、物語には「どのように変わるのか」が書いてあります。要約すれば、
行動が変わる(行動を変える)
その行動が習慣が変わる
アイデンティティが変わる
です。これは「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」から得た教訓です。
物語に当てはめると、
きつねは最初、いつもの行動の通りひよこを獲って食べようと思ったが、今回は「太らせてから食べよう」と、ひよこに優しく接した(理由はどうあれ行動が変わった)
ひよこがきつねに、「優しい」などポジティブフィードバックするので、きつねは食べるのを躊躇し始め、結局「やさしいきつね」の行動を続ける(習慣に変わる)
いつの間にかきつねは本当に「やさしいきつね」に変わっていた。(アイデンティティが変わる)
ということになります。
このことからわかることは、ポジティブフィードバックの真髄とは、
人の行動を変え、それが習慣になるようサポートする作用
だと思います。なので、
ポジティブフィードバックはし続けることが重要
ということです。
体験談として、行動を変えてから習慣ににするまでの期間は、ものによりますが長いことが大体です。自分でもそうなんだから、他人を変えようと思ったら、かかる時間は自分の比ではないことは容易に想像がつきます。
だから、ポジティブフィードバックの秘訣は、
見返りを求めず無条件に信頼するというスタンスで行う
これに尽きると思いました。
ひよこは「本当にやさしいきつね」と信じて接していたのです。これがきつねを変えた大きな原動力だったと思います。
現実として、人が自分のアドバイスなどで変わることは滅多にないとは思いますが、それでも「ポジティブフィードバックをし続ける」ことだけは続けたいと思いました。
小学校低学年の教科書から得られた深い教訓です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。