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【リベ大動画】研究で身につけられるポータブルスキル

今日のリベ大動画を早速学生に見せたくて文章を書きます。

この動画の概略は、

○ スキルには「ポータブルスキル」と「アンポータブルスキル」がある

○ ポータブルスキル:職種が変わっても使える汎用性のあるスキル

○ アンポータブルスキル:特定の職種、職場で通用するスキル

○ 学長が選ぶ「お金を生むポータブルスキル5つ」は「ライティングスキル」「ポジティブシンキング」「タイムマネジメント」「思考術」「会計術」

○ おすすめなスキル向上術:①職場を使い倒す ②身銭を払って学ぶ ③集中読書(会計術以外) ④ブログを書く

こんな感じです。

学長が推薦するこの5つのポータブルスキル、会計術は自分が身につけていないのでまだわかりませんが、残り4つは現段階で大いに賛成です。

会計術も資格取ろうと予定を立てています。


学生には研究でこれらの取得を意識してほしい

これらのポータブルスキル、研究でめっちゃ学べます。わかりやすいのは、

○ ライティングスキル

○ タイムマネジメント

です。卒研や修士課程は最終的に「論文」を書きます。論文は論理的に文章を書くことが求められるので、真面目に書くと相当なスキルがつくと思います。

自分も「学部生の時からもっと意識すればもっといい文章が書けたよな〜」と思うことが多々ありますが、今も「書くこと」が仕事の大きな割合を占めているので、日々鍛えられています。

話は少しそれますが、科研費などの研究計画書を書くと本当にライティングスキルが上がると思います。正直研究費を獲得するよりも、「研究計画や思考を整理する」「ライティング力を上げる」ことを目的として計画書を書いたりもしています。研究費もらえたらラッキーって感じです。

次にタイムマネジメントは言わずもがな、自分はザクっと教育、研究、プライベート(家事、育児、自己成長のための読書など)をどう割り振るか、ということを考えてタイムマネジメントをしています。

人によって割り振りは変わりますが、学生さんは、学校、プライベート、バイトというふうな分け方かと思います。ここで学生さんに意識してもらいたいことは、「時間は有限」ということと、「能動的に行動する」ということです。特に、「能動的」になれるかどうかが、タイムマネジメント力に関わってきます。

どちらかというと、それまでは「出された課題をこなす」ことが大半でしたが、いきなり「自分で課題を作ってそれに取り組む」というスタイルが求められます。この意識改革がスムーズにできるか、これが研究生活を充実できるかどうかのカギになりそうです。

波に乗れれば、「ポジティブシンキング」「思考術」は後からついてきます。なぜなら、研究はほぼほぼ予定通りにはいかないし、予想外の結果などを考察する場面もあるからです。その時に、予定通りに行かなかったことだけにフォーカスしたり、ある一定の観点からの考察に固執すると、行き詰まってしまいます。

「できるだけ柔軟に考えてみよう」と心がけるだけで、「ポジティブシンキング」「思考術」が身につく足がかりになるはずです。


以上のように、研究は「意識すれば」どこに就職しても必要なポータブルスキルを身につけるために大いに活用できます。そのような視点から「卒研」とか「修士課程」に取り組めば、得られるものは何十倍にもなると思います。

自分の上司はよく、「研究によって、物事に取り組むプロセスを学ぶんだ」とよく言っています。これは、研究によってどんな仕事についても通用するポータブルスキルを身につけろ、と言っていることと同義です。


学生には、研究室という「職場」を使い倒して、大いに成長してもらいたい、と思った次第です。


最後まで読んでいただきありがとうございました。