【BBC記事紹介・How adaptability helps you ‘bounce forward’ at work】変化に対して準備を怠らず自分を随時アップデートし続けよう
Audibleで結構長い本を読んでいるので、合間として、今朝読んだBBCの記事について書きます。
本記事は、”Adaptability”の重要性、およびその養い方について書いてあります。
まずAdaptabilityとは
のことです。個人的に、この表現を聞いて、日本人的に?思ったのは、
「郷に入っては郷に従え」
ってことかな、と思いました。この言葉にはいい意味もありますが、悪い響きもあって、それは
「悪い慣習と分かっていてもその中にいるから従おう」
みたいなことです。ですが、記事を読むにAdaptabilityは、
「変化に対する順応性」
を指しているようです。自分としては、記事を参考に
「変化に対して、準備を怠らず自分を随時アップデートする」
ということと捉えました。記事によれば、「Harvard Business Schoolの調査90カ国における1500人の企業の重役の71%が『リーダーを探す際、最も重要視する能力がadaptability』と言っている」そうです。ですので、上の理解は合っているのかな、と思います。
Adaptabilityと対比されている言葉がresilienceです。意味は
です。近年、ストレス耐性としてresilienceという言葉が流行ったかと思います。ストレスに対しては、正面で受け止めず、柔らかいボールのように勢いを殺しながら受け流す、みたいな感覚でしょうか。衝撃が去った後、ボールは元の形に戻ります。このようなことを「bounce back」と記事では書いてあります。
ただ、変化・ストレスに対して常にresilienceの考え方を用いると、文字通り「元に戻って」しまいます。resilienceでは「一時的に形が変わるけど、元に戻る」ことを前提にしているからです。つまり前に進むという意味で「bounce forward」ということです。
これに対し、Adaptabilityは「形を変えていくこと」が前提です。ここに違いがあるのでしょう。
コロナ禍になって、成功、もしくは物事が好転している人に共通することは、「変化に合わせて自分が変わったか」だと思います。テレワーク、健康、外出、など、社会の価値観、様式がかなりコロナ以前とは変わったと思います。
そして、それができた人というのが、「準備していた」人たちです。もしくは、「小さな変化の継続を生活の一部としていた」人と言ってもいいかもしれません。このような人たちを、adaptabilityを持っている人と呼べるのかな、と思います。
記事には、adaptabilityの養い方について「protective mindsetとlearning mindsetについて自覚し、learning mindsetを積極的に発動させる」ことだと言っています。(自分の意訳です)
もっと効率良くできないか、もっと上手にできないか、に注目し、学び、それらを修正することを習慣化することで、adaptabilityは養われるのでしょう。
書いてみて、本で読んだ知識がadaptabilityという言葉で言い直されているだけだな、と思いました。このような認識は、万国共通なのだと実感した次第です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。