【MBTI】PとJの水掛け論
「PとJが違うのが、その他のどこが異なるよりも相性が悪くなりやすい」
巷でよく言われてるこれ。
自分の肌感的にも大体そんな気がしてる。
けど、その理由については、なんか上澄みだけを掬った感じの意見に感じる内容が多くて、合ってるけどそれじゃその話題を発信した効果が弱いよなって感じる。
じゃあ、お前はどう思ってるんだって言うと、
お互いが「傲慢」に見えて仕方がないから、プンプンしちゃう
ってことだと思ってる。
多分、J→Pについてはウンウンと頷いてくれる人が多そうだけど、その逆は、J型からすると「は?何言ってんの?」なんて思われそうだし、それは一理あるよって思う。この一理あるよの部分を都合悪いからスルーしてるP側が多い印象だし、その逆も然り。
こここそが声を大きくして強調すべき事項だと思うんだけど、あんま詳細に触れてる話を今のとこ見かけない。軽く上澄みすくって「大体こうです。」みたいに決め顔で留めとくから話が進んでるようで改善にまで繋がってないというか。
自分の理解だと、こういうのはシーン別に考えて具体でインプット&アウトプットしたほうがそれぞれの正当性が示されると思ってるので、いくつかジャンル分けしたい。
仕事
J→P=「ちゃんと決め事作らなきゃ利益を最大化できないでしょ」
P→J=「プランそのものが脆弱であることが大半なので実験から入るべき」
これはどっちも正しいから、その組織のトップが誰なのかで各々が付いてくなり去るなりすればいいと思う。間だって取れるから「この範囲さえ守ってくれればお好きにどうぞ」って間取ればいい。
J→P=「風紀が乱れるでしょ」
P→J=「それって契約違反なんですか?誰が困るんですか?どんな不利益があるんですか?」
これはJ側がどれだけP側の質問に明確な答えを持ってるかに依存する。
あれば、J側が正しい。
無いなら、多分P側が正しい。
で、この後P側が「え、でもそれって〜〜だから妥当じゃないですよね」って食い下がるけど、それはそれでいいとして、この段階で1回風紀自体は必要かもねって態度を示した方がいい。なぜなら「代案って無いの?」って話にすり替わってるから、元々の話に関してはJ側が正しかったとこの時点で証明されてるので。それをせずにP側が代案見つけるまでJ側が悪いかもしれないって穿った食い下がり方するのはちょっと頭が弱いし、相手からみれば性格悪い。
J→P=「期限守ってください」
P→J=「期限設定おかしくないですか?」
これはJ側が正しい。そういう契約だから。契約は期限に対する品質で金額が決まるので、それを呑んだP側が悪い。「やるって言ってないのにやらされた」とかも筋違い。職場で働いてる=仕事選べない時点でお前の負け。
一方で、「期限ってこうすれば伸ばせますよね?」を一緒に考える前にこの詰め方をするのはちょっと頭が弱いというかエドワード・エルリック風に言えば管理者として「ド三流」と言わざるを得ない。「それって期限を盾にあなたの機嫌をぶつけてるだけですよね?」と。なんかラップになっちゃった。
J→P=「統計として〜〜なのでこうした方がいい」
P→J=「そのデータって誰のデータですか?データとして妥当ですか?」
これはJ側がすぐにブチギレないで、P側が言ってることをちゃんと聞いて精査した方がいい。その上で妥当なデータならJ側が正しい。
遊び
J→P=「集合時間は守ろうよ/途中で勝手な行動しないでよ」
P→J=「イベントに間に合うならよくない?」
これはJ側が正しい。集合時間を前提にその後の別スケジュールで利益を見込んでるので、P側が時間を守らないとJ側の利益損失が発生する。
一方で、初回ならまだしも、二回目以降はJ側がP側の生態を分かってるはずなので、集合させてる自体ちょっと頭が弱いと言わざるを得ない。
「遊びなんだから一緒に楽しみたい」とかいう意見は一見まともそうで間違ってる。タスク昇華が進まないと機嫌悪くなるのが分かってるなら(分かってないならまずはそこから改めたほうがいい)、自分が達成したいイベントは何個あるのか、それぞれの最適解を考えた上で、共有できる部分だけ”本当のデッドラインタイムで”集合すべき。かつ、それを考えて提案するところまでが気難しいJ側の責任だと自分は思ってる。
「なんで遊びでそんなにこちらばかりが負担しなきゃいけないんだ」ってのは少し視野が狭い。そもそもP型はそのイベントが起こる直前までしたいことはないから、イベントに行きたいというたった一つの目標しかないわけで、「欲深い人間がなぜ無欲な人間に負担を課せると思ってるかを逆に聞きたい」というのがP側の理屈になる。これに関してはP側が正しいはず。
それから途中で勝手な行動というが、これも同様で、イベント開始前の自由を拘束していいと思ってることがそもそも傲慢だと思う。その間に何を楽しもうと人の勝手なはず。
J→P=「お金の精算はちゃんとしようよ」
P→J=「代わりばんこに払ってれば大体合ってるしよくない?」
これはPとかJとかって話か怪しいけど、これはJ側が正しい。数字としてはどちらかが明確に損してる瞬間が発生してるので。
正しいのは間違いないが、自分の経験的で言えば、P側が言ってることを実行してる人の方が人から好かれてる割合が高い気がするので、そこは現実として受け止めといた方がいいとは思う。
J→P=「いつも俺/私ばかり幹事やってるのはおかしい」
P→J=「やりたくないなら降りれば?」
これもJとかPとかじゃないかもしれないけど、これは、実はP側が正しい。
やりたくないのに勝手にやって、それを後出ししてるのはただの嫌なやつである。仕事の話で挙げた「期限守りましょう」のP側へ説教してる内容とまったく同じである。仕事なら無能で処理されるけど、プライベートなら性格の悪い人って受け止められ方に変わる。
言うべきは「次は俺/私やらないから誰かがやってね」である。
そもそもそんなことを言わずに次回の企画でその立場を降りるだけでいい。
そのどちらもできない場合は、別の言い方で人は「ダサいやつ」と呼ぶ。
次は多分一番難しい。
J→P=「クリスマスはちゃんと祝いたいよ」
P→J=「クリスチャンでもないのに?」
もしこのまま片方が思考停止で妥協して終わってたら、これはどっちも正しくない。お互いの純粋な価値観をぶつけてるだけで本当に考えるべき事項まで発展してない空振り感が凄まじい。
J=「皆が楽しくやってることだから自分ができないのは損してる」
P=「別に楽しむべき人間じゃないはずなのに何を偉そうに(コストかかる=損してる)」
要は、損したくない者同志の小競り合いでしょって感じ。
その後迎える最悪の展開はこう。
ケース①
J=「じゃあ別の人と祝うけどいいよね」
P=「いいよ」
J=「どうせ俺/私のことなんて大切じゃないんだ」
P=「なんでそうなるの」
ケース②
P=「じゃあクリスマス祝おうか」
J=「そのやりたくないのにやります感なんか嫌だ」
P=「え、じゃあどうしてほしいの?」
J=「もういい」
じゃあどうするか。
ケース①
J=「じゃあ誕生日は予定も2日にして、プレゼントも二倍頂戴!」
P=「OK◯」
J=「(クリスマスできないのは残念だけど、誕生日は皆よりリッチだもん♪)」
ケース②
P=「考え直したので、1回やり直します。(襟を正す)」
J=「え?」
P=「クリスマス会おう、Jといる方が楽しいって思った、Jと居たい」
J=「そうしよー!」
P=「(なんか喜んでるし全然これでいいや)」
これでよくないか。
物理的な損得の話から、サラッとプライド交換っていう主題にシフトさせる。プライドの話って、片方が折れさえすれば9割方もう片方から好感が返ってくるから、終わってみればそこそこ気持ちよくなれて多分ハッピー。
だから、さっきお金の精算の話で触れたように”ほんのちょっとだけ我慢”した方がその後楽しいこと多いので人から好かれるって言ってる。
最後に
途中変な茶番があったけど、
意味不明な頑固さは人を幸せにしませんよー、
何事も適材適所でしょ、
って話でした。
余談だけど、人って良いところが似ている同士で群れるより、イマイチだなーってところが似ている同士で集まってること多い気がします。
それって今回の話が少し関係するのかなと自分は思う。
おわり。