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実家のお風呂は37℃

10日間の長旅を終えて、東京に戻ったのですが、実家に帰ってきて何度も感じたことは、「こんな環境で暮らしてたっけ?」という疑問です。

僕の実家は、部屋は埃だらけでくしゃみ鼻水は止まらないし、お湯の温度設定は低すぎて体は温まらないし、テレビの音量はデカすぎます(笑)。

特にお湯の温度設定が37℃という驚異的な低さは、今では全く受け入れられません(笑)。それ以上高くすると怒られるので、仕方なく入っていました。

これは、沖縄人ならではなのかもしれませんが、僕の家族はお風呂に高い価値を置いていません。外から帰ってきてお風呂に入るわけではなく、1日の最初にお風呂に入るので、身だしなみとしてお風呂に入るという考え方です。僕は、昔から外から帰ってきたらすぐにお風呂に入りたいので、やっぱり受け入れられません(笑)。

昨日、そんな実家から東京に戻り、一人暮らしの部屋に戻った瞬間に感じたのは、「俺、こんないい部屋に住んでたっけ?」という疑問です。部屋が広いわけでもないし、近隣の生活音も多少聞こえてきますが、とにかく居心地がいいのです。

全て自分で家具家電選んで配置も決めて、自分にとって生活がしやすくなっているので、そう思うことは当然なのですが、これはすべて、自分が稼いだお金で成り立っていることを考えると、自分に対する感謝の気持ちが湧いてきました。何も我慢しないでいい環境を作れるほど頑張ってくれて、本当にありがとう(笑)。

しかしながら、一人暮らしの部屋では、ご飯は出てきませんし、冷蔵庫の中の食材も自分で調達しないといけません。話し相手もいませんし、自分の興味のないことを知ることもできません。

正直僕は、実家暮らしのメリットというのが分かりませんでしたが、多少の我慢と引き換えに、手に入るモノがあることが魅力なのでしょう。

それは誰かの作った料理だったり、知らない話だったり、安心感だったり、家族の愛だったりとさまざまです。一人暮らしの部屋では、そんなものは得られないので、寂しさを紛らわすために独り言を喋り続けています(笑)。

それでも僕は、一人暮らし派です。最大の理由は、お湯の温度設定が37℃という驚異的な低さですかね(笑)。やっぱり、お風呂では温まりたいです。



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