転職のあと⑤人材紹介の事業を始めた
1)新事業開発部に入社した転職者として
転職してから、そろそろ1年が経つ。
入社して数カ月は、具体的な仕事はなかった。そのため、かなり暇だった。
「このまま仕事がないと辞めるしかないなぁ~」と思っていた。転職したばかりなのに、また転職エージェントにも相談した。
わたしは専門的な職種で入社したわけではなく、「なんか良さそう」という評価での採用だった(と思う)。
専門性に乏しい人が、駆け込みで入社すると「こいつに、いったい何をやらせようか・・・」と取り扱いが定まらない、そんな時期が長かった。
特に新事業・事業開発のセクションになると、ルーティーンワークが少ないので、その傾向は強かったのではと思う。
2)外国人の人材紹介をする
そんななか、偶然にも外国人の人材紹介の分野を知った。
「新事業はこれしかない!」と、あれこれ調べ、あれこれ提案した。わたしは時間を余らしたので、「やるしかない」という気持ちだった
そして『じゃ、やったら~』と承認がおりた。そこから3か月程度がたち、人材紹介の責任者となった。といっても1名である。
正直、不安なところもあったが、「まぁやらないよりはマシだな」という気持ちで準備を進めた。
3)成果がでてきそうな雰囲気がある
いまの会社は、全国に営業マンがある。100人はいる。
その営業を使いながらだが、1名で人材紹介の営業をしている。
そして4か月がたって、かたちになりつつある。そろそろ受注もでてきそうだ。うまいこと、進めばよいと思う。
4)このところ思う
人材紹介事業を立ち上げきれたら、自画自賛ながら「よくやった」と言えると思う。転職して1年程度で成果を出せたら、そこそこ満足だ。
とはいえ、転職して1年だと社内での立場は綱渡りの感がある。いまは独特の立ち位置になってきたが、その不安定感に恐怖はある。
先日、偶然にも同じ会社に勤めた人が入社してきた。業界も違うし、すごい偶然だ。
その人を見ながら、「転職せずに、その会社にいた方がずっといる方が楽だった」と思った
理想としては、「その会社(前々職)で昇進を続けて、海外駐在もして定年を迎えたかった」。給与もよいし、ホワイト企業だし、居心地はよかったし。面白味はとぼしいが、着実な会社人生だ。
ただ、それができずに今に至る。それと転職するときには、その会社の良さにも気づかなかった。
現状不満足の気持ちは、転職者あるある、だ。
まぁまぁ、すでに転職したし、それほど悪くはない。
そして、ここ数カ月で成果がでれば、事業化できて、本当の責任者になれる。すると、会社のなかで、自分だけの独自の立ち位置を作れるはず。
そうなったら、さらに居心地がよくなる。そこまでは頑張りたいと思うのです。