見出し画像

なんとかしろ

大相撲力士の息子が夏場所3勝4敗で負け越した
十両から降格した幕下での負け越し

わたしは仕方ない
と悠長に考えていたのだが
現実は違った

周囲からは批判の声が続出
「なんで幕下で勝ち越せないんや」
「バタバタと手をつくな」
「頭をつけろ」
「執念を見せろ」
「あれではうえでは通用せん」
正直驚きで少しメンタルが弱ってしまった

しかしよく考えてみたら
批判をしてくれる人たちは親身になって応援してくれている人たち
この人たちは、十両昇進の際の後援会を立ち上げ時に
数万円なかには数十万円というお金を出してくれた人たち
さらに「奈良県にもいい子が出てきたよ」といって他の人にも入会を促してくれてお金も集めてくれた
本当にありがたい人たち

一番ダメなのはわたしだ
「勝てなくなったらいつでも帰ってきたらいい」
などと甘ちゃんな考えでいた
幕下時代が長かった息子が十両にあがって大喜び
幕下に下がっても仕方ないよね・・・
でもあの人たちは十両力士という基準で息子を見てくれているのだ
長かった幕下時代のことなどは知ったことではないのだ

怪我をしたら帰ってきたらいい
こんな甘い考えでいるのは私だけだった
息子はすでにその範疇の力士ではなくなった

まずは勝つこと
勝てば誰も文句は言わない
次にもし勝てなくてもみんなが納得する相撲を取ること

土俵上で怪我をするくらい執念を持ってやらなくては
納得しない

次に電話があったら伝えようと思う
どういえばいいか?・・・


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?