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龍が如くを遊ぶならXbox&ゲームパスがオススメ!
今年はXboxで龍が如くばっかりやっている。
リアルタイムでPS2で「初代(1)」と「2」をやり、すぐではなかったと思うが、PS3で「見参!」をやったのは何年前か。
その後はなかなか新しい展開に乗れず、いつまで経っても「3」で沖縄を出ないでいるうちに、PS3の世代もPS4の世代も終わってしまった。
なので「見参!」の後の思い出はOPが矢沢永吉だったくらいしかない。
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思い出の懐ゲーとして僕の人生からフェードアウト。そう思われたのだが、なんと今年は、最新作「7外伝」を発売に合わせてリアルタイムでプレイするまでに至ってしまった。
再プレイしたきっかけ
再度やり始めたきっかけは、Xbox Series Sを購入し、ゲームパスに入ったことだった。
新しいものに飛びついてみたくて始めた、ゲームのサブスクである。
360でのやり残しや、名前を聞いたこともあるインディーも並ぶ中で、親しみやすい和ゲーとして目に入ったのが龍が如く。ゲームパスの小手調べとばかりに「7」を始めたのだ。
当時の最新シリーズだった「7」は、主人公やゲームシステムが一新されており、間の作品をやっていないとプレイしづらいという気持ちがだいぶ薄れたことも大きかった。
僕がゲームパスに加入したのは、PS Plusのプラン改定が行われる前。
今となっては、PS Plusの遊び放題(エクストラ以上のプラン)の方が、馴染みのあるゲーム(いわゆる和ゲー)が多くて羨ましいとも思う。あちらでも「6」「7」はプレイできるのだが、遊び放題の範囲で、遡って以前のシリーズをプレイすることはできないようだ。
そう考えると、ゲームパスを選んで本当に良かった。
なぜ龍が如くならXbox&ゲームパスなのか?
なにやら「Xbox」という名称はマイクロソフトが提供するゲームサービス全体を指す言葉で、特定のハードを指すものではないようなのだが、ややこしいのでここではハードのことを指す。
「龍が如くやるならXboxサイコー!」という状態を享受するには、Xbox Series X、もしくはS(以後、XSX/XSS)の購入のみならず、ゲームパス(プランとしてはGame Pass Ultimate)というサブスクに入る必要がある。
Xboxハードを買わず、PCとゲームパスのPC専用プランで叶えられる点も多いのだが、ハードがあるとより幸せになれる部分もあるので、ゲーミングPCを持っていないなら、ハードを買ってしまうことも考えていいのではないかと思う。
いるかどうかわからないが、特段、PSかXboxかで迷っていたり、ゲーミングPCを所持していて、龍が如くが気になっている人には、ゲームパスをオススメしたい。
さて、ようやく本題。ここからがゲームパスやXboxをオススメする理由である。
ナンバリングタイトルが遊び放題
オススメする理由の5割はこれ。
大前提とも言うべき話だが、現状ゲームパスではナンバリングタイトルが全て遊び放題の対象になっている。
0
極(初代のリメイク)
極2(2のリメイク)
3(リマスター版)
4(リマスター版)
5(リマスター版)
6
7 インターナショナル(新世代機対応)
7外伝(新世代機対応)
この他、時代劇風スピンオフタイトルの「維新!極(維新!のリメイク版)」がプレイ可能。
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プレイステーションで言うところのPS4世代、Xboxで言うとXbox One世代以降のものが全て(PS4の無印「7」は除く)遊べるようになっているのだ。
PS4と同じ世代のXboxハードである「Xbox One」でもプレイ可能だが、生産終了している上、ひときわ安価というわけでもないので、所持していなければ、こちらを選ぶメリットはさほど無いだろう。
また、「7インターナショナル」「7外伝」は新世代機、すなわちXSX/XSSに対応している。大雑把に言えばPS5と同世代のクオリティというわけだ。
(厳密にはXSSは性能が下だが、PS4/Xbox One世代よりはハイクオリティ)
一方で、PS Plusでは遊び放題の「JUDGE EYES」「LOST JUDGEMENT」、いわゆる「キムタクが如く」は遊び放題ではない。リリースはされているので、僕も一段落したら、セールのときに購入して遊んでみようと思っている。
また、「見参!」「OF THE END」「クロヒョウ」といったスピンオフは遊べないが、PS3やPSPの作品であり、その他のハードでリメイク、リマスターが作られていないので、しょうがない。
強いて言えば映画版もクリアできない(僕がクリアしたファイナルファンタジーは映画版だけです!)。
ゲームパスのUltimate、PCのプランではWindows10、11のPCでも遊び放題でプレイ可能。ゲーミングPCがあり、わざわざゲーム機を買い足す必要を感じないなら、こちらを選ぶのもアリだろう。
クラウド対応で(ある程度)どこでも遊べる
Ultimateのプランのみだが、ゲームパスに入っているゲームでは、クラウドゲーミングが可能。
ハードやソフトのダウンロード不要で、クラウド上で動作させたゲームを手元のスマホやPCで(もちろんXbox本体でも)手軽に
遊ぶことができる。
龍が如く的に全く問題がないというほどではないのだが、遅延も少なく、場所を選ばずに遊ぶことができる。
操作難易度が高くないやり込み要素や金策にはうってつけだ。
とくにコマンドRPGとなった「7」との相性はバツグン。
僕はこれで終盤のダンジョン周回をやりすぎてしまった。おかげで十分な育成で裏ボスを攻略できたのだが、どうやらレベルをカンストさせてしまったようで……最近、ストーリーのおさらいがてらレベルを引き継いでもう一度遊ぼうとしたが、レベル99はさすがに引いた。
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閑話休題。
いくら手軽とはいえ「画質やちょっとした操作遅延を気にしなければ、XboxやPCが無くても十分遊べる!」とは口が裂けても言わない。
7とは相性がいいが、アクションで戦闘するそれ以前のシリーズとはそこまでではないのだ。
まず、操作遅延。できないというほどではないが、QTEには不便だし、ボスクラスとは絶対に戦いたくない。エンカウントするザコと戦う分には十分なのだが。
また、他の多くのゲームでも言えることだが、コントローラーは必須である。タッチデバイスのみでの操作はかなり厳しい。いかに同時にボタンを押して立ち回ることが多いか、想像以上に痛感することになった。
さらに、ハードとクラウドの両方でプレイする場合、プレイデータの同期タイミングが不明瞭なのも若干気になる。
基本的にハードでプレイしつつ、ある程度割り切って使うのがオススメだ。
余談だが、Ultimateプランだと、Xboxハードに加え、PCでも遊び放題を利用できる。クラウドと合わせて、実質3つプラットフォームで併用することが可能だ。
セーブデータはクラウド同期(追記:PCとの同期はXbox Play Anyware対応タイトルのみ。XSX/XSS世代以降のタイトルに限る)されるので、家ではXboxで遊び、出張などで外出するときは、クラウドでもいいが、性能のいいノートPCがあれば、それにインストールして遊ぶこともできる。
参考:Xbox Play Anywhare(Xbox公式)
できれば「8」もクラウドを使い分けつつ遊べれば、と思っているのだが、現状ゲームパス対象でないため、できないものと思われる。
全てとは言わないが、購入したゲームにも対応してくれないものだろうか。
FPSブースト!(6だけの話)
これは龍が如くでは「6」限定の話になるのだが、XSX/XSSの機能「FPSブースト」で60fpsで遊ぶことができる。
「FPSブースト」は、対応している物のみだが、以前のXboxハードの互換タイトルのフレームレートを向上させて遊ぶことができるという機能。
フレームレートが30fpsに低下したことが小さくない不満点として言われていた龍が如く6も対応しており、60fpsで遊ぶことができるのだ。
「3」~「5」はリマスター版でフレームレートが60fpsに向上しており、これを遊んだ後で続けて「6」を遊んでもなんら違和感なく受け入れることができた。
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PS5では特段こういった機能は無いようなので、XSX/XSSの大きなメリットと言えるだろう。
「6」は桐生一馬の転機として重要なタイトルである一方、何かとストレスを感じさせる仕様も存在するため、少しでも快適にプレイできるのがありがたい。
「極2」は対応しておらず30fps止まりなのがちょっと寂しい。
クイックレジュームでゲームのQOLが上がる
これもオススメする理由として非常に大きい。3割はある。
「クイックレジューム」は、ゲームを途中でやめた場合でも、その時点の状態を保存し、他のゲームをプレイしたり、電源を切った後でもそこから再開できるというXSX/XSSの機能。
PSでも、ずっと一本の同じタイトルをプレイし続けるなら状態が保存されるが、他のタイトルをプレイしても保存、継続されるのが特徴。
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龍が如くを数本並行して遊ぶということはあまり無いかもしれないが、たまに他のタイトルを遊んだり、ストーリーの復習をするときにシリーズの他作を立ち上げるときに非常に役立つ(いちいちタイトル画面に至るまでの起動プロセスを経なくていいのが何気にデカい)。
他のゲームを遊んだ後でも、超高速でヤクザライフにバッカゲン(back again)。神室町で、蒼天堀で、その他諸々で、ヤクザがキミを待ってるぞ。
非常に快適。ゲームのQOLが爆上がりだ。
Xboxを選ぶデメリットもある
ここまでXbox、及びゲームパスで遊ぶメリットを挙げてきたが、デメリットになる部分もある。龍が如く固有の事情と、Xboxの全般的な事情の2つだ。
多くのタイトルのベースが海外版である
Xbox、PC、Steamで遊べるPS4世代=Xbox One世代の龍が如くは、基本的にベースが海外版だ。具体的には「極」、「極2」を含む「0」~「6」が該当する。
それにより、ゲームタイトルが「龍が如く」ではなく「Yakuza」となっている。影響はタイトル画面のロゴが違う程度。
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また、OPやEDに主題歌(日本のアーティストのボーカル曲)が無い。
僕は「3」の思い出にあった矢沢永吉の歌を聞くことができなかったのだ。
(ネタバレになるので詳しく書かないが「5」の劇中については安心してほしい)
しかし「6」では劇中に山下達郎の曲が流れるため、その部分が権利上の配信禁止区域となっているという。それを回避できるので、ある意味メリットと考えることもできる。
それ以外は、表記もボイスも何一つ不自由なく日本語でプレイできるので、影響は軽微と言ってもいい。
7以降は、海外でも「Like a dragon」というタイトルを据えるようになったおかげか、そういったロゴや主題歌の差異も無くなったので、さらに安心してプレイ可能。強いて言えば、ゲーム起動時のローディング画像のロゴが英語という程度。
パッケージ版の販売が無い
ゲームパスからは話が逸れてしまうが、Xbox版の龍が如くシリーズは、パッケージ版の販売が皆無だ。
というか、パッケージ版が販売されているのはPS4/5だけである。
なので、PC、Steamでも同じことが言える。
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今から心配してもどうしようもないかもしれないが、ゲームパスのサービスや遊び放題が遠い将来も続いている保証はないし、ハードがさらに次世代、次々世代に移った際に、デジタル版のストアが継続していたり、互換で遊べる保証もない。
そういうときに手元に物理メディアがないと遊べなくなるリスクがあることは、昨今、ニンテンドー3DSやWii U、Xbox360のストアの終了のニュースが物語っている(現状は購入済みコンテンツは再ダウンロード可能だが、任天堂ハードはこれも将来的に終了するようだ)。
また、作り手の利益にならないのであまり言いたくないことだが、中古品を利用することもできない。
どのハードでも、ダウンロード版もセールの際はかなり安くなるので、物理メディアには価格的なメリットはほとんど無い。手放したらいくらかお金が返ってくる程度だ。
それでもこだわりがあるのであれば、プレイステーションを選ぶべきだろう。
やりたいゲームを全部本体に入れておくのは大変かも?
XSX/XSSは基本的に、ばかみたいに高額かつ入手性の悪い互換品オプションのSSDでしかストレージの増設ができないため、PS4/PS5よりもストレージ増設のコストパフォーマンスは悪い。
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と言われているが、XboxOne世代以前のゲームは、互換品でない外付けストレージに保存しても遊ぶことができる。
ただし、XSX/XSS対応のタイトル(龍が如くだと「7」以降)や、XSX/XSS固有の機能を利用するタイトル(FPSブーストがかかる「6」)は本体内蔵ストレージ、もしくは互換品オプションから起動しないと遊べない。
「0」~「5」まではXboxOne世代なので、ローカルに保存しておきたいならば互換品ではないストレージでもいいだろう。
なので、龍が如くをやる上ではそんなに問題ではない。
そもそも、ローカル保存にこだわらなければ、クリアして遊ばなくなったら消して、またダウンロードすればいい話でもある。
なんなら、Xbox上でクラウドで遊ぶことも可能だ。
ただ、次の項目に関わる話にもなる。
他にやりたいゲームがないかもしれない?
複数のハードで発売(マルチプラットフォーム展開)するゲームはとても増えている。龍が如くシリーズもその一つだ。
しかし、まだまだ他のハードでしか遊べない人気シリーズもある。
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この記事では龍が如くの話をしているので、あまり踏み込まないが、どれかのハードを選ぶ必要があるのであれば、一応考慮するといいかもしれない。もっとも、Xboxでしか遊べないゲームもあるので、そちらにも目を向けてみると良いだろう。
また、前項で触れた内容になるが、新世代ハードのパワーを生かしたゲームは、安価には増設できないストレージで遊ぶことになる。そんなゲームを何十本も手元においておきたいならXboxはあまり向いていない。
やりたいゲームがあったとしても、例えば人気のオンライン対戦ゲームを複数インストールして、日によってタイトルを変えながら仲間とワイワイ遊びたい!龍が如くはそのついで!という人は、よく下調べして考えた方がいいだろう。
まとめ
僕もまだまだ遊んでいないシリーズがあるが、メインキャラクターはもちろん、ちょっとした脇道にしか登場しないキャラや要素などもシリーズをまたいで登場するので、複数タイトルをプレイするとニヤリとすることばかり。
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なので、ぜひ横断して遊んでほしいと言いたいところなのだが、かつての僕のように、受け入れられない、やる気の出ないタイトルが出てきてしまうかもしれない。もちろん、ムリに順番に全部やる必要はない。
そんなとき、購入の費用や手間なく「これはダメだけどこっちはどうだろう」と気軽に中断し、気軽に他の物に手を出せるのがサブスクの良さだ。
その上、ゲーム間の切り替えやクラウドで、手間を減らしていろんな場所で遊ぶことができる。
また、4Kグラフィックスを求めなければ、XSSで4万円からお釣りが出る値段で新世代ハードを体験でき、PS5やPCより手軽に始めやすい。
もしこれから遊びはじめるなら、Xboxとゲームパスを頭の隅にでも置いておいてもらえると、幸いである。
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