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【 ひとりごと 】これまでの経験と地方創生への想い(中村友泉)

こんにちは!
田舎留学プロジェクト宿班リーダーを務めております、早稲田大学政治経済学部2年中村友泉です。

この「ひとりごと」も4人目になりますが、2025年が始まって早くも1か月が経とうとしていることに驚きを感じています。
さて、「好きなことを書いていいよ」ということで今回のnoteを任されているわけですが、私はもともと自分の意見を伝えるのが苦手なタイプでして、それを伝えられた時は正直困惑しました(笑)
「自分にしか書けないこと」とはなんだろうと考えた時に、これまで地方や海外におけるボランティアや研修などの経験がないことが一つ特徴かなと思います。そこで、地方創生に興味を持つきっかけとなった高校生活を中心に、これまでの経験と自分の考えをお話しさせていただきます。

まずは普段の暮らしについて。私は幼少期から今まで、さいたま市の中心地から少し離れたところで暮らしています。都心でも田舎でもない(いわば何の変哲もない)住宅街で暮らしている私にとっては都市開発も地方創生も全てメディアや学問の中の世界という印象でした。もともと地図帳を見ることがとても好きだったので、ある程度知ってはいたものの、あくまで「自分の暮らしとは関係ない問題」として捉えていたような気がします。

しかし、その考えが変わったのが高校時代。私は片道2時間かけて少し田舎にある高校に通っていました。山がまるごと高校の敷地になっており、最寄駅から校舎までは約15分の登山、校舎と音楽室は徒歩5分強もかかるような、他の高校とは一線を画す変わったところでした。

高校の校舎から音楽室に向かう道


もちろん、自然豊かで四季の移ろいを感じることのできる環境はとても魅力的なものだったと思います。しかし、それとは対照的に、自然の負の側面(ある程度管理された土地ではあるので本当の自然とはいえないですが、、)や地方創生の重要性について思い知らされたのがこの3年間でした。

私の通っていた高校が位置する市は、大都市のベッドタウンで暮らす自分から見たら田舎という印象でしたが、東京から電車で2,3時間(新幹線なら1時間弱)と、広い視点で見るとそこまで田舎ではありません。にもかかわらず、人口減少および少子高齢化は顕著であり、高校で「若者を呼び込み、街を活性化するには」というテーマで授業が行われるほどでした。その中で、全国的にはもっと深刻な過疎化問題を抱えている地域が多くあり、地方創生は今後力を入れていくべき分野であると考えるようになりました。

地方創生に興味を持ったとはいえ、これまで部活(吹奏楽)以外に何も課外活動をやった経験のない私にとって、新しい場所に飛び込むことはハードルが高く、大学に入ってからも行動を起こすことなく1年が経過しようとしていました。

そんな時に見つけたのが「地域連携ワークショップ」。自分にできるのかという不安に苛まれギリギリまで応募するか迷いましたが、一歩踏み出してみることにしました。その中で南伊豆町を選んだのは、自分が地方創生に対して感じている問題は観光施策で解決できるものではなく、より深く「関係人口を増やす」というテーマに惹かれたからです。

初めて南伊豆を訪れた際@弓ヶ浜


場所ではなくテーマから選んだため、正直南伊豆町については名前すら知りませんでした(すみません...)。ですが、実際に訪れてみると弓ヶ浜や石廊崎などの自然、桜や菜の花、海産物やいちごをはじめとする名産品というように様々な魅力を有しており、そのポテンシャルの高さにとても驚きました。また、私たち5人が何よりも魅力に感じたのが、「人のあたたかさ」。これらの魅力を活かせるような施策にしようと打ち出したのが、今回の「田舎留学プロジェクト」です。

そして、ワークショップ終了後も、現在に至るまで田舎留学プロジェクトの実施に向けて準備を進めています。これからも、南伊豆の皆さんとの関わりを大切にしながら、精力的に活動していきたいと思います。よろしくお願いします!!

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