【 ひとりごと 】これまでと今考えていること(山下こころ)
こんにちは!そしてあけましておめでとうございます。
田舎留学プロジェクト人事班リーダーを務めております、早稲田大学創造理工学部3年山下こころです。
前回のだいきのひとりごとnoteが、まさかのこの田舎留学プロジェクトnoteで最高のいいね数を獲得しており、悔しいとともにこのnoteへのプレッシャーを感じております、、
なにか私にしか書けないことを書きたいと考えていたところ、だいきから「就活のことを絡めて書けば??」と提案をもらいました。(他4人の事務局メンバーは3人が2年生、そして同い年のだいきは休学中なので、就活生はわたしひとり)ということで、今回はこれまでの経験や興味・関心を踏まえつつ、私の就活の軸についてお話しさせていただきます。
まず今の大学での学びについて。
現在私は早稲田大学創造理工学部社会環境工学科に所属し、土木分野と都市計画分野を主に学んでいます。土木分野では、橋の設計やコンクリートの強度実験など「いかにも土木!」という内容を実践的に学び、都市計画分野では国内外の事例をもとに、地域住民の参画方法や魅力的なまちづくりについて考えています。
私は都市計画分野を学びたいと思い、この学科に入学しました。
そのきっかけは高校1年生の時にフィリピンを訪れた経験です。当時広島県の高校に通っていた私は、広島県の高校生向け国際交流プロジェクトに参加していました。
そのプロジェクトの最後の2週間のフィリピン研修で、私はスラムと高層ビルが隣立し、格差がまざまざとわかる光景にとても衝撃を受けました。しかしもうひとつ気づいたのは、どちらもの人に共通の笑顔があることでした。2週間の中でスラムに住む方、高層ビルの地上何十階にあるオフィスで働く国際機関の方、どちらもとお話させていただきました。関わる方みんなが日本という国、そして私たちに関心を持ってくれて、たくさんのことを話しました。
仲良くなるにつれて、このどちらもの人に貢献できるような職業につきたい、そんな思いが生まれ、そのような職業は何だろうと考えたときに、まち全体をよくすることで社会の基盤をつくり、そこですべての人に価値提供できるようなまちを創りたいという夢が生まれました。
そして大学入学後、もうひとつ私の人生で大きな出来事がありました。早稲田大学公認ボランティアサークルWHABITATへの入会です。このサークルでは長期休暇に日本の地方各地へ派遣を行っており、この活動でわたしのまちづくりへの思いがさらに強まりました。
私は1年生で岩手県西和賀町、2年生で徳島県阿南市、3年生で新潟県寺泊町を訪れました。最初は慣れない農業や林業のボランティアを仲間とともにすることを目的に行っていましたが、回を重ねるにつれ、地域の方の「自分の地域への思い」を聞くことが目的になっていました。増え続ける空き家をどうにかリノベーションして大学生が自分の未来について考えられるような場所をつくりたい、農業をスマート化し農園の規模拡大をすることで限界集落でもやっていけるんだということを証明したい、野生動物とうまく共存しこの美しい田園風景を後世に残したい、様々な夢を語ってくださいました。
この経験を経て、まちの人が自分の街に誇りを持てる、そしてそこで自身の夢をはぐくめるようなまちづくりをしたいと思うようになりました。また人の夢をきく、一緒にかなえる、その人の人生を隣で支えるといったことにも関心を抱くようになりました。
またその流れで応募したのが、田舎留学プロジェクトの前段階の地域連携ワークショップです。サークルで行ったことのない地域に行きたい、サークルの仲間と行う派遣ではなく全くかかわりのない人と経験を共有したいという思いから、応募しました。当時南伊豆を選んだのは「暖かそうだから」――正直な動機です(笑)。
しかしそんな軽い気持ちで選んだ南伊豆では、いままで訪れた地域の中で一番たくさんの方にお話を伺いました。その中で住民の皆さんが感じている課題を理解しつつ、みなさんが語る夢の実現を、これからも南伊豆に関わり続けることで見ていきたいと思いました。また私たちの田舎留学プロジェクトを成功させることで、私たちの夢の第一歩を踏み出せればと思います。
そしてこのような経験から、現在は「ひとの人生を共に歩む、そして彩る」ということをテーマに、就職活動を進めています。
今回このnoteを書いたことで、自身の経験から醸成された考えを言語化できたことは自分にとって財産になったと感じています。
お正月ムードが抜け、徐々に迫っている本選考や学期末試験におびえる日々ではありますが、これからも精力的に田舎留学プロジェクトの準備を進めてまいります。
これからもよろしくお願いいたします!!