【 ひとりごと 】今年の抱負（三井大輝）
あけましておめでとうございます。田舎留学プロジェクト事務局長を務めております、早稲田大学政治経済学部３年の三井大輝です。
広報班から「自由なテーマで適当にnote書いて」とご指示をいただきまして、とりあえず書き始めています。自由に書けと言われると何書けばいいか分からず、逆に不自由な気持ちになります。まだお正月なので、ここは無難に個人的な昨年の振り返りと新年の抱負を述べようと思います。
はじめて南伊豆町を訪れたのは昨年の２月でした。早稲田大学の課外プログラム「地域連携ワークショップ」に参加したことがきっかけです。それまで下田市までは来たことがあったものの、それより以南に町が存在することすらも知らず。それからいろいろあって、昨年だけで５回訪町する機会をいただきました。南伊豆町の豊かな自然に惚れて移住した人、町で生まれ育った人、町の老人ホームで老後の生活を送ることを決意した人、町をより良くしようと働く人、あたたかな人に囲まれながら育つ子どもたち……いろいろな人に出会うことができました。
私は大学入学後から人との出会いを大切にするようになりました。私はカナダからの帰国生で、大学入学当初は日本にいる友達は片手で数えられる程度だったので、一期一会は貴重でした。結果論ですが、こうした意図しない出会いが大学生活を彩ってくれたのだろうと思います。行きたくもない飲み会とか、知り合いがいないイベントとか、行ったこともない南伊豆町に行ってみるとか、とにかく飛び込んでみる姿勢があったから今の学びも交友関係もあるんだろうと感じています。
人だけでなく、昨年は多くの場所を訪れ、南伊豆町だけでなくたくさんの大好きな地域と出会うこともできました。海外では、パラオ、台湾、中国、タイ。国内では、静岡県熱海市、伊東市、長野県軽井沢町、佐久市、岩手県田野畑村、盛岡市、福岡県福岡市、長崎県長崎市、石川県金沢市、珠洲市、大分県大分市、由布市、別府市、福島県大熊町、富岡町、双葉町、浪江町、愛媛県今治市、山形県酒田市、宮城県仙台市、北海道札幌市、白老町、弟子屈町、釧路市、青森県八戸市など……きっと書き漏れもありますが、とにかくたくさんの地域に足を運びました。それぞれの地域でいろんな人に出会うことができました。今や、日本全国に連絡をとることができる人がいます。日本の隅々までが少し身近になった気がします。
今年は次のフェーズ、このたくさんの出会いをかたちにしていきたいと思っています。私は昨年１０月から今年９月にかけて大学を休学していますが、それこそが休学中のミッションです。
いろいろな取り組みを行っていますが、中でも「田舎留学プロジェクト」は私の大学生活の集大成的なものです。さまざまな地域で見たそれぞれに適した地域活性化のための政策、それに対する住民や関係人口の感情、高校１年から取り組む教育活動や大学１年から取り組む国会議員インターンのなかで培った行政や政治家との連携のノウハウなど、ありとあらゆる経験や出会いを活かしていきたいと思います。
こんないろんな人や町との出会いがあり、それをかたちにするにあたっても十分な時間や応援をいただける今の生活は人生で圧倒的に一番楽しいですが、どうやらそろそろ社会に出なければいけないようです。休学中の出会い、またそれをかたちにしていくというプロセスの中で、就職など人生の大きな変化があってもなお失うことのない情熱を得たいと思っています。そのためにも、何としてでも「田舎留学プロジェクト」を成功させたい。
とはいえ、年越しを過ごした岩手県田野畑村でひいた初詣のおみくじでは「焦れば焦るほど損をし……」とのことだったので、着実に誠実に程々に、がんばります。よろしくお願いします。