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もう無料の時代は無理かもしれない
翔のみんなの弟、翠星チークダンス木佐です。
上の写真は大会の賞金を実感している時の高3の僕です。
恐らく24歳でのnoteはこれが最後になるでしょう。
最近はRadio talk毎日更新に個人YouTubeでのゲーム配信も始めて、ますますSNSや配信に節操がなくなっています。
先日ある先輩から「SNSとか何やってるん?」と聞かれた時に指折り数えながら挙げていったら
自分で「めっちゃやってるやん…。それやのに全て実を結んでないやん…」と思いました。
指折り数えるってチャットモンチーのバスロマンスでしか聞いたことないぞ!
このSNSや配信のバックに関しては
べ、別にいいも〜ん!露出増えた時に一気にそれが財産になるも〜ん!
と言い聞かせることしか出来ません。
こんなキモさ174㎝が綺麗な色のスーツ着てるだけのやつを追ってくれてる稀有な方々(稀代の変態とも言える)になるべく忘れられないように供給できるものを増やしたいと考えているので、正直特に目先の利益はそんなに考えていません。
これらが収益化や他の仕事に繋がって、生活の足しや知名度アップになるなら最高ですが、ファンの人たちの日々の習慣になるべく溶け込めたらと思っています。
僕があまりにもキモいおかげか、何故か好きになってくれたファンの人は全然離れず、ずっと単独やユニット、その他の出演してるのを観に来てくれます。
ありがたすぎるし、すがらせていただいている。
この人らが一定数で存在してくれなかったらユニットライブも何も打てない「翔こなすだけのやつ」になってしまうところでした。
その証拠に先日の単独の1本目のネタの冒頭で「3年ぐらい客層変わってない」と言ったらウケました。
これは学生時代の友達もそうでした。
高校の頃、ずっと意味わからん言動ばかりしていたのでクラスの9割にはドン引きされていたし、他のクラスの人からはマジで煙たがられていたのですが、ずっと僕の誰もわからん漫画の例えとかをツッコんでくれていた未だに連絡を取る男たちがいます。
しかしながら、絶対今後も割と末長く観に来てくれそうなオーラを感じるのに、寸前のところで急にパッタリ興味を持ってくれなくなるファンなりそうだった人たちもチラホラ現れます。
絶対僕のスタンスを好いてくれてるし、そういうツイートをエゴサで頻繁に見かけるのに、出待ちがある世の中だったら完全に顔を自動的に覚えることになりそうなもんなんですが、あとほんの少し踏み込んでくれれば!ってところで突然いなくなります。
ジョジョ5部のフーゴみたいに。
ドラクエ7のキーファみたいに。
(こんな例えを高校でずっと言ってましたし、未だに舞台上で言って変な感じになりまくってます)
突然神隠しに遭ったかのように大ファン候補がいなくなってしまうと、僕は「いつめんが増えるぞ〜」と意気込んでいたものだから、ちゃんと喪失感を味わうことになります。
これが結構堪えます。
上の人らはこんなんを山ほど繰り返し経験してきたでしょうし、僕より後輩でも気にも留めない芸人もいるでしょうが、僕は「何があかんかったんやろ…」と反省するタイプです。
今後それを少しでも減らすためにも、何かライブ数がなくても追ってもらえるコンテンツを…!と思って自発的に色んなものに手を出している現状です。
ただ有名になったらなったで露出が増えて追いきれないことからファンを自然に辞めてしまう人がいると何かで読みましたが、今の僕なら全然大丈夫!
しかし、最近それのせいで悩みというか、どうしたらええんやろ案件が起こりました。
僕のSNSを悪く聞こえてまう感じに一部分だけ切り取ったり、Radio talkでの発言を部分的に切り取って怒っている人がいるということです。
怒っているというか僕の主観では難癖つけてる人。
根本をずらしてディベートに勝っているように見せる芸をする方がネットで流行っているからでしょうか。
この本人も論破してるように見せてるだけと言ってますが、なんかそれの悪質版というか、他の芸人にも矢印を向けているんですが、その人へのヘイトを客観的に見ても「なんでそんなことで怒ってんの?楽しくしようよ」という感想しか出てきません。
なにかにつけてアニメの赤ギャラドスぐらい怒る時間で、面白い漫画読んだらええのに。
矢印向けられるのはこんなんだけでええのよ…
まあこうなんねんけど。
その人がまた僕の好きな先輩方の名前をプロフィールに書いてたりして、なんとも言えない気持ちになります。
これはライブドアニュースのTwitterに嫌なこと言うてる何も成し遂げてない暇で仕方ないやつのアイコンが自分の好きな漫画のキャラだった時の感情と同じです。
ミニ悪質ネットニュース、というか
全人類SNS記者時代、というか
本人に声が届きすぎている、というか
嫌なやつほど音量でかいだけ、というか。
今の時代仕方ないやろ!人前に出るんだから覚悟しろ!って不思議な人に言われるかもしれないですが、
けど僕ね、これを経験するのはもっと後やと思ってたんです。
「有名税」という表に出る人間に対して劣悪を振りかざすためのおもんな言葉がありますが、そもそも全く有名じゃないし、
何かで注目を集めて、お笑いで食べていけるようになってからかと思ってました。
そしたらお金もらってるからええか〜ってヘラヘラできたと思うんです。
今はその手段が使えないので
ま、ま、まあ、ぼ、僕の方がおもろいこと思いつくし、実際おもろいしな(^_^;)
で打ち消しています。
もっとがんばれ木佐!
なんかそのことで、楽しくない人もおるもんやなあ、と思ってましたが、
バイトのコールセンターで40分息継ぎなしで流暢にクレーム言うてくる激ヤバの神田伯山みたいなおじさんとエンカウントして、世界の広さを知って楽になりました。
そしてこのタイミングで心に刺さる格言というか、教えを学びました。
見取り図の盛山さんがラジオで、今のテレビに出て炎上する話の流れから
「ソーシャルゲームの大きい会社の統計によるとアプリに苦情の連絡を入れる人の90何%は無課金ユーザー」
と仰ってて、心底スッキリしました。
偶然、そのラジオの翌日に盛山さんにお会いしたので
「昨日のラジオで言ってた無課金ユーザーのやつ、もっと色んなとこで言って欲しいです!」と伝えました。
テレビでのことに文句を言ったり、炎上したりを毎日のように目にしますが
Netflixやアマプラで炎上してるのをほぼほぼ見たことないし、
テレビの違法アップロードが問題になっていますが
お笑いライブの有料配信の違法アップロードは今の所、ほぼ見たことありません。
「お金を払っている」という消費者側の行動心理みたいなものがあるのかもしれません。
自発的にお金を払ってまで見たいと思ってくれてる優しいええ人やからでしょう。
実際僕がよく体験することだと
普段のライブでウケるネタが、無料で見れる地域のイベントや営業なんかだと恐ろしいぐらい無反応だったりします。
お金を払ってわざわざ見に来てくれてるだけでも感涙やのに、嫌なこともしてけえへんとか心広すぎるやん。
ええやつすぎや!
「無料」で搾取だけしようとする人を相手にするには、SNSなんかが発達して浸透しすぎて出る側の心的負担が大きすぎる時代に思います。
もう無料の時代は僕にとっては割とキツめかもしれない。
僕はそのテレビの現象の縮図みたいなものを今まさに経験していますが、
体制が整ったら、Twitterやインスタはある程度やらないと仕方ないとして、
メインストリームとして有料のオープンチャット的なものを作って
そこで僕のことを好んでくれているキダヘンを相手に巣食おうかなと考えています。
※キダヘン→前述の稀代の変態のこと。
それに今、まさにお笑いが配信バブル時代に突入していて
売れてる先輩はもちろん、
今まで大衆に向いていなかった、狭く深く愛してくれているファンがいる芸人が軒並み稼げています。
コロナになってみんな営業とか舞台が減って苦しんでいるのに、逆にオンライン配信が始まってバイトを辞めれたという先輩もいます。
これは大変喜ばしいことで、これまでは
存在するやりがいと自己満足と自己表現の探究心のみを燃料にしていたような芸人が苦労をそこまでしなくてよくなったからです。
あくまでそこまで。
なんなら配信チケット時代だと、国民の認知度が高い芸人にも収入で勝ててしまうという。
仮に街中を歩く実験を2組のコンビがしたとして
ロケでのレギュラー番組のあるコンビAは色んな人から握手を求められ
レギュラーはないもののネタや単独を見たいと多くのお笑い好きから思われているコンビBはほとんど声をかけられない。
「ファンです!いつも見てます!」と圧倒的にAだけが言われたとしても
「AとBの月収はほとんど変わらない」みたいなことがどんどん起こっていきます。
逆転のチャンスがあったり、無理に寄せたり媚びる必要がなくなったということですね。
え!?!?!? 実験にして説明する必要あった!?
なに対照実験の論文みたいに思われようとしてんねん!
高学歴でもなんでもないやないか!
きつい人は偏差値とか学歴に関する発言にも厳しいんやから気をつけないと。
どんどん頑張ってる芸人や才能やセンスのある芸人は食べていけるようになって欲しいし、
若手は下積みで苦労することが美徳だから若くして才能でのし上がったやつはその分落ちるのも早くしてやろうぜ!みたいな風潮も無くなってほしい。
国民性やから無くなるとかは難しいにしても薄れて欲しい。
トレンドにあるネットニュースへの反響での
低収入自慢合戦とか長時間過酷労働自慢合戦は目に入れたくないです。
なのでだるくて辛い、他の仕事ならキツいことがあっても
人前で話せたり、ネタに出来る芸人という職業はありがたいです。
芸人になってよかった。
人間力同士をぶつけ合う職業って意味わからんもん。
趣味お笑い人間が特技お笑いになるために毎日を生きております。
みんな楽しくしような。
そして芸人になってよかったと思うことがまだあります。
毎月noteのおまけで今月の給料を発表しているので
そちらに参りたいと思います。
なんと過去最高額!
2021年9月の木佐の吉本からの給料は
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