神葬祭②御霊移し
仏式は、亡くなったら仏の弟子になる。だから戒名もいる。(ざっくりした考え方です。宗派によって変わります)
神式は、亡くなったらその家の守り神になる。子孫を見守る氏神になる。
という考え方です。
神式の儀式で、大きなものに御霊移し(みたまうつし)があります。
ご遺体から御霊をれいじ(仏式で言う位牌)に移します。これ以降、言葉は悪いですがご遺体はモノ、れいじに御霊が宿る、と考えます。
電気を消し、暗くします。ろうそく明かりだけにします。れいじに移り願います、という趣旨の祭詞を唱え、カンカンと木の板叩き、オ~という発声の中、御霊を移します。
参列者から見ると、あ、暗くなった、オ~って言ってる、カンカンと音が鳴る、あ、明るくなった(終わったのかな?)、だと思います。
写真や動画は基本禁止なので、なかなか目にする機会も少ないと思います。