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【いのちの車窓から】 読書メモ#20

みなさん調子はいかがですか!?
本日も「本」についてです。

自己紹介にも書いたマイルールを大切にしながら、私の大好きな本について書いていきたいと思います。

著者は、言わずもがなの超有名な方でしょう。
多くの方が本書について投稿しています。
今回も内容が短めですので、タイトルを『読書メモ』にします。。。

※書影(画像)は、版元ドットコム様から頂戴しています。いつもありがとうございます!


基本情報

星野 源(著/文)
KADOKAWA 出版
2017年3月30日 第1刷発行

私が感じたこと

2022年に文庫化された。
車窓というか、窓のない電車から綺麗な海を眺めている。
そんな表紙の文庫版になる前の方を、私は今回読ませていただいた。

その中で感じたことをいくつか。

彼(著者)に対して

著者をご存知の方は多いだろう。

音楽家でもあり、俳優でもあり、こうして文章を書く仕事もこなすマルチな才能を発揮されている方である。

彼の音楽を聴くし、彼が出演するドラマなども見る。
そしてこの度彼が生み出す文章も、今回初めて見ることができた。

だから、私は彼が好きである。

でも心のどこかで「いろんな才能を持っていてズルい」と嫉妬していたかもしれないと気づいた(笑

彼というヒト

本書はいわゆるエッセイ集ということになるだろうか。

一編一編を読み重ねるにつれて、彼がいかに普通の人間として生活していて、その中から音楽や演劇や文章を生み出そうと努力を積んでいるのかを読み取ることができた時、なんだろう、ホッとしたと言うか、身近に感じられた。

「特別な人間なではないんだ」と感じると同時に、尊敬の気持ちが湧き上がる。
読んで、わりと序盤に思った。著者は「人がとても好きなのでは?」と。

人との出会い・人とのやり取り・人への想い。
さらには自分が自分というロボットを操縦するかのような見方で自分という人を客観視したり。

その矢先、「人が好きすぎる」という描写があって納得した。
好きすぎてウザがられていたという過去があるほどに。

彼と私

最後の1編で、人と人とのつながりから見出された『前向きに生きることの大切さ』がメッセージとして込められていた。

自身が若い頃抱いていた感情と現在の感情とを対比するなかで描写されているのだが、中年の私としても「そんな頃があったなぁ」と、なんだかとても気恥ずかしくありつつもポジティブな気持ちになれた。

私も彼と同じ気持ちがあったという、限りなくわずかな共通点を持つだけでとても嬉しかった。

むすびに

これからも人と人とのつながりを大切にしながら、良い人生に自ら引き寄せていこう!
そう思えた。

とても素敵な一冊だった。


余談

本書は私に大変大きな影響を与えました。

それは何かというと、私のクリエイター名の「いなかのまどから」。
実はこの「いのちの車窓から」より拝借しています。

これを読んだ頃にnoteのアカウントづくりを始めたということが一つあります。
あと、私は部屋で本を読むのですが、私の部屋には大きめの窓があり、そこから私の住む地域の一部が見えます。

海はないし、川は見えない低いところにある。
そこそこ低めの山並みと、ちらほら見える家々。

何か特別な特徴があるわけでない普通の風景を見ながら過ごしています。

田舎の部屋の窓から見える何でもない風景が、私にとっては結構重要なのかもしれないなぁという気持ちと、片田舎から本を通じて社会を見つめていきたい。そんな意味を込めて、この名前をつけました。

いつもより余談が長くなりましたが、本日もありがとうございました!

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