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伊勢神宮ゆかりのお米「イセヒカリ」

みなさまは、
「イセヒカリ」という品種のお米をご存じでしょうか?


秋の新米収穫時のこと、
突然「イセヒカリ」がイナカの家に届きました。

本当に突然のことでビックリ!?

えっ、なに?なんで?と、
しばらく現実を受け止めるまでに箱を見ながら連呼しちゃってました。(笑)


プレゼントしてくださったのは、
以前ご来訪くださったお米農家をされているご夫妻。

「気持ちばかりです、ぜひ食べてみてください」と送ってくださいました。

種籾は販売されておらず人から人へと渡って増えてきたそうで、ご縁あって3年前に両手程の種籾から作り始めたとのことでした。

立ち姿も力強くすごく作りやすいそうです。

そしてお二人は収穫したものを伊勢神宮に奉納されているのですが、それがイセヒカリだそうです。


お二人のお米は、(他のお米も)
すごくキレイでずっと見ていたくなります。

飾っておきたいと思うくらい… (笑)

そして触れても頂いてもエネルギーの高さを感じ、
心身ともに満たされます。


うわさのイセヒカリさんを、
ご紹介させていただきますね。

奉納されたイセヒカリ


撮りての腕がなく…(汗)
実物はもっともっと⤴です


柔らかめで炊いたご飯


ここでイセヒカリについて調べたもののまとめを。

イセヒカリは、
1989年台風の時に現れたコシヒカリの突然変異種。

【誕生について】
伊勢神宮のそばに神様に奉納するためのお米を作る御神田「神宮神田」がある。

1989年、神田ではコシヒカリを栽培していたが、その年に2度台風に見舞われ稲のほとんどが倒伏してしまった。

その中で奇跡的に倒れず2株の稲が並んで生き残り、
その2株を種取りして栽培したところコシヒカリとは全く違う特性を持った稲に成長。

この点に注目した農家により翌年から試験栽培が始まり、1996年に「イセヒカリ」と名付けられた。
イセヒカリのイセは「伊勢」ヒカリはコシヒカリの「ヒカリ」にちなんでいる。


【現在】
今なお伊勢神宮ではイセヒカリを御神饌(ごしんせん:神様に献上する供物)として奉納している。

神様が植えたお米と称され10年ほど世に出回っていなかったが、2000年に入ると作付け面積が徐々に増えてきた。
だが未だ認知度は低い。


【イセヒカリの特徴】
コシヒカリの突然変異で生まれたが、コシヒカリとは対照的な異なる特徴を持っている。
・多収で病気に強い
・稈(かん:稲の茎)が太く短いので倒伏しにくい。


【食味】
アミロース値が高いと言われ、実際に食べるとコシヒカリよりも硬質であっさり。

硬質であっさりした食味のお米は主にアミロースとアミロペクチンという成分でできており、それぞれの含有量でお米の食味は変わる。
・イセヒカリはアミロースが多い。 
 アミロースが多い⇒硬質であっさり。
・コシヒカリなどのお米はアミロペクチンが多い。         
 アミロペクチンが多い⇒粘りが強い。


【その他】
現代で美味しいとされるお米はアミロペクチンの多いモチモチしたお米ですが、最近ではイセヒカリのようなアミロース値の高いお米が健康に良いともいわれている。

イセヒカリのようなアミロースが多く含まれるお米は構造上ブドウ糖の分解に時間がかかるので、コシヒカリなどに比べ糖の吸収がゆるやか。

ですのでアミロースを多く含んだお米は、血糖値の上昇を緩やかにでき体に負担をかけない為、糖尿病の食事療法にも提供できるとして期待が高まっている。

だそうです…

実際いただいた感想は…

イナカの家でははじめから柔らかめに炊いてしまったのですが、それでもコシヒカリなどと比べると明らかに違い伝えられている硬質感が感じられました。

甘さも優しく、とても素朴なお味でした。

古代の素朴さ…


お気持ちのこもったお米なので、
フル活用したいなと思い違う使い方もしましたよ〜

そのお話は、
またの機会にね。 (笑)



ではでは、またね。

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