【宇部市】八十八【カジュアル割烹】
うまいもんハンターのちょーすです。
高級割烹の姉妹店で、接待等にも使えるお店があります。
オススメ度:★★★★★(人気店で19時を過ぎると混み出します。)
八十八
八十八は宇部市中央町にあるカジュアル割烹のお店です。
店主は向かいにある割烹明徳の奥様で、職人も双方のお店を行き来している姿をよく見かけます。
明徳は以前、訪れたことがありますが、かなりの高級店です。
外からは店内は覗けません。
店内は劇場の円形ステージの様に、カウンター席と個室で周囲を完全に囲まれています。
厨房はどこからでも見えるので、かなり綺麗にされているのが分かります。
向正面に大きな食材のショーケースが鎮座しています。
メニュー
通常メニューはおつまみからコース料理まで載っています。
改めて見てみると、左上の「〆の八十八塩おにぎり」の存在感が凄いですね。
その日によって変わる「本日のおすすめ」のメニューもあります。
日本酒は4合瓶のボトルでの提供もあります。
別で飲み物メニューもあります。
山口県の地酒と宮城県・佐賀県・高知県・奈良県の日本酒がレギュラーメンバーとなっています。
焼酎は麦・芋のみとなっており、米焼酎を飲むなら日本酒を飲めと言わんばかりです。
シャンパーニュや白ワインもあります。
赤ワイン・梅酒・果実酒も数種類ずつあります。
ビール・生絞りサワー・サワー・ウイスキー・ノンアルコールカクテル・ソフトドリンクと揃っています。
生絞りサワーの「季節の果物の生絞りサワー」は気になります。
生ビール・お通し
生ビールとお通しです。
生ビールのグラスは薄はりのグラスで、美味しくビールを頂けます。
お通しは小松菜のお浸しでした。
出汁が効いていて、サッパリで美味しかったです。
百十郎
おすすめの日本酒は4合瓶での提供なので、複数人での利用の時には頼めますが、少人数では飲みきれない可能性もあるので、注意が必要です。
ワインクーラーに入れて提供されました。
本日の刺盛り
刺盛りは地元で水揚げされた新鮮な魚介が盛り付けられています。
6種類の盛り合わせとなっていました。
太刀魚からすみ焼
焼いた太刀魚の上に削ったカラスミを振りかけた料理です。
フワフワに削られたからすみが口の中で溶けていく際に、からすみの香りや風味が立ち、塩焼きされた太刀魚の旨味と相まって、絶品でした。
のどぐろの煮付け
小ぶりなのどぐろの煮付けです。
割烹だけあって、煮汁の旨味が格段です。
身もホロホロですが、脂はしっかり乗っています。
新玉葱ベーコンチーズ焼
新玉葱をアルミホイルで巻き、オーブンでゆっくりと火を通したものです。
玉葱の甘味とベーコンやチーズの塩味のバランスが非常に良く、季節感を感じる一皿です。
タラ白子ポン酢
白子ポン酢は綺麗でプリプリな白子です。
白子にはポン酢の味は入っておらず、白子自体の濃厚な旨味も感じることが出来ます。
ポン酢の味が美味しかったのですが、自家製ポン酢でしょうか。
なまこ酢
なまこ酢にはウズラの卵が入っていました。
ツルツルでコリコリで若干磯の香りが残るなまこの食感に、うずら卵を溶き、ズルズルっと頂きます。
馬鈴薯といぶりがっこのポテトサラダ
いぶりがっこのポテトサラダは別の店で食べた時から嵌っています。
上に赤胡椒が載っており、ポテトサラダと一緒に食べると、フルーティーな香りが広がります。
ポテトサラダは黒胡椒一択だと思っていましたが、赤胡椒もかなりおすすめです。
出し巻き玉子
居酒屋定番メニューの出し巻き玉子を頂きました。
出汁を沢山含んだ玉子は、揺らすとプルプと揺れるくらいフワフワに焼き上げられています。
馬のレバ刺し
今ではすっかり見かけなくなったレバ刺しですが、馬であれば生食で頂けます。
馬であってもレバ刺しの美味しさは不変です。
本日の魚の西京焼き
西京焼きも頂きました。
皮目はパリッと焼き上げられており、ふっくらとした身にしっかり味噌の風味が入っています。
身側だけに味噌に漬けていたのでしょうか。
八十八塩おにぎり
塩おにぎりは注文してから羽釜で炊き上げられ、炊き立ての熱々ごはんで、おにぎりを作ってすぐに提供されます。
ごはんが炊き上がったら、目の前で熱々ごはんを職人さんが素手で握って、お皿に載せてすぐに手渡されます。
熱々握りたてのおにぎりのてっぺんから一口頬張ります。
具は何も入っていないシンプルな塩おにぎりですが、お米の旨味がダイレクトに分かる最高の一品です。
お米の種類・水・塩・炊き方だけでここまで違う物になるというのは驚きです。
かなり気を付けないと、口の中が火傷してしまいます。
浅利の赤出汁
おにぎりと一緒に赤出汁を頂きました。
おにぎりと赤出汁のマッチングは間違いないですね。
まとめ
カジュアル割烹ということでしたが、洋風のアレンジも効いた日本食を提供していただけます。
居酒屋と比べると、多少は値段が張りますが、接待等で利用する機会は多そうです。
店名の由来は「米」の字を分解した「八十八」で、お米を作るには88の手間が掛かるということから来ているようです。
そのため、〆の八十八塩おにぎりにかなり拘りを詰め込んでる感じがしました。
是非、塩おにぎりだけでも味わって欲しいと思います。