【ライフハック】国内でも関税・消費税免除【沖縄型特定免税店制度】
経営戦略コンサルタントのちょーすです。
沖縄県には沖縄振興特別措置法に基づく沖縄独自の関税関係特例措置があります。
これにより沖縄県外の方が沖縄で輸入品を購入すると、免税となります。
沖縄型特定免税店制度
沖縄型特定免税店制度とは、沖縄振興開発特別措置法(現:沖縄振興特別措置法)等の改正により導入された制度です。
施行から7度の改正が行われています。
オンラインでの購入は、「オンラインを利用する」とあるようにオンラインで注文と支払いを行い、沖縄で商品を受け取って帰るという形式です。
対象店舗
現在、対象となる店舗は那覇空港国内線ターミナルビルのDFS免税店と那覇市おもろまちにある「Tギャラリア・沖縄 by DFS」です。
元々は空港内のみでしたが、特定販売施設が認められたことで、Tギャラリアが誕生しました。
購入方法
店舗での購入とオンラインでの購入の2通りがあります。
Tギャラリアの店舗での購入では、航空券の提示は不要で、出発日と便名を伝えるだけで大丈夫です。(搭乗日の空港での受取時に確認されます。)
沖縄県外または国外への出発1ヶ月前から出発当日の搭乗機出発時刻2時間30分前まで(搭乗時刻が午前中~13時30分の場合は前日の19時まで)に購入をします。
買い物をしたら引換券を渡されますので、その引換券を那覇空港内のDFS商品受取りカウンターで提示して商品を受け取ります。
那覇空港の保安検査通過後にもDFSの免税店がありますが、扱っているブランドやアイテム数に限りがあります。
ここでは搭乗時間ギリギリの20分前まで買い物が出来ます。(免許手続きの関係や搭乗締切時刻の関係で設定されていると推察しています。)
オンラインショッピングでは、出発の30日前から前日の19:30まで買い物が出来ます。
オンラインではブランドの種類も取扱商品の数もかなり限られていますが、公式LINEを使うと直接やり取りが出来、安心して購入出来るような仕組みもあります。
購入後は、那覇空港から県外への出発時に忘れずに商品を受け取るだけです。
宮古島の商品受け取り場所を選択された場合は、出発前日の正午までの注文・支払となります。
まとめ
裏技的には旅行前に在庫確認が可能だったり、ブランドによっては取り寄せも対応しているようです。
DFSのオンラインショップを眺めていたら、「SEIKO」「CITIZEN」の時計がありましたが、私の認識だと国内の時計メーカーなのですが、どういう仕組みで免税となっているのでしょうか。
またDFS自体も香港の会社であり、日本国内にお金が巡る仕組みでは無いように感じます。
沖縄独自の関税関係特例措置はこの他にも「国際物流拠点産業集積地域制度」という仕組みもあるようで、沖縄復帰や戦後復興の名残が感じられます。
歴史的な背景やこの制度の趣旨を踏まえると、この仕組みがいつまでも存続するとは考えにくいですが、ただ辞めるにも辞められない制度になっているように感じます。
いつか沖縄県出身の総理大臣が出た時には議論が出てくるかも知れません。
話は変わりますが、外国人旅行者が最近増えていますが、もしそこをターゲットにされるビジネスであれば、免税店の申請をしてみるのも良いかも知れません。