【博多駅】BON TACOS【フレンチタコス】
タコス愛好家のちょーすです。
海外にも行き辛いご時世ではありますが、国内でも海外の料理を食べて、海外旅行気分を味わえます。
オススメ度:★★★★★(タコスの味はサルサだけではない!)
BON TACOS
今回、お邪魔したのは、博多駅筑紫口を出てすぐ近くのオリエンタルホテル福岡の地下1階にあるBON TACOSというテイクアウト専門店です。
併設されているビストロアン・ココットのテイクアウト専門店です。
博多駅からもほど近いので、お土産でも旅のお供でも良いです。
こちらのお店は、STAUB社のココットを使用しているココット料理が名物のようです。
特にシェフのスペシャリテである「パテ・アン・クルート」や自家製ソーセージは、是非食べてみたいです。
ゆっくりお酒を愉しむ時間がある際に、訪れようと思います。
フレンチタコス
タコス愛好家を自負している私ですが、正直このお店に来るまで、フレンチタコスという言葉も知りませんでした。
フレンチタコスというのは、小麦粉で作るトルティーヤでフライドポテトやお肉、チーズ、ソースなどを包み込み、さっくりと焼き上げた、フランスで愛されるファストフードです。
リヨン郊外で発祥したとされ、メキシカンタコスとは全く異なる味わいに病みつきになる方も続出。本場では肉、トッピング、チーズ、ソースなどをお客様自身で選んで注文するフレンチタコスです。
メキシカンタコスはサルサやチリソース等ですが、ソース等が凝っている印象です。
メニュー
こちらの店舗はテイクアウト専門店で、ショーケースに商品が保管されています。
タコスだけでなく、お酒に合いそうな料理が様々陳列されています。
別日に訪れると、品揃えが変わっていました。
今回はフレンチタコス3種類を食べてみました。
ビーフチリタコス(チリトマトソース)
新鮮な牛肉はミンチにしてスパイスと共にソテー。フライドポテト、2種類のチーズ、グラナパダーノを加えたベシャメル風ソースをトッピング。ピリッと辛いスパイシーな刺激が後を引く美味しさです。
牛挽肉とジャガイモにチリトマトソースがよくよく合っています。
若干、ドライチーズカレーを思わせるような味わいです。
ポークBBQタコス(パプリカ&ガーリックソース)
国産豚の塊肉をスパイスでマリネしてオーブンでじっくりやわらかく蒸し焼きにしプルドポークに。その煮汁にトマトやビネガーで味を加えたBBQソース、グラナパダーノ入りのベシャメル風ソースとパプリカ&ガーリックソースの3種のソースを重ね、豊かに仕上げています。もちろんベルギー産フライドポテトと2種のチーズもたっぷりと入れています。
豚ほぐし肉とジャガイモに白っぽいガーリックソースが合わせられています。
豚ほぐし肉が肉の旨みがしっかりと出ており、更にガーリックソースのニンニクも効いて、食べ応えがある逸品です。
チキントリュフタコス(トリュフソース)
国産チキンは60℃の低温調理で4時間加熱。しっとりジューシーなチキンに、まるで長時間煮込んだようなこっくりとしたベルギー産ポテトのフライ、2種類のチーズ、グラナパダーノ入りのベシャメル風ソース、そして極めつけにマッシュルームとトリュフを混ぜ込んだマヨネーズを重ねた香り高い一品です。
ゴロッとした鶏肉とジャガイモにトリュフソースが合わせられています。
柔らかくジューシーな鶏肉にトリュフソースが優しい味わいにまとめてくれています。
前菜の6品盛り合わせ
前菜の盛り合わせを頂きました。
こちらはお酒の肴にピッタリの前菜です。
6種の前菜はしっかりと作られており、プロの仕事を感じます。
別の日に訪れたときには、料理が一部変わっていました。
少しずつ料理が変わるので、飽きが来ないです。
オードブルタルト3種
日によって変わるタルト3種類を頂きました。
一口では入りきらない大きさです。
それぞれ違う風味で、しっかり料理人の仕事ぶりをかんじられる丁寧な料理です。
口の中で素材が徐々に融合していき、味が変わっていくのも楽しめます。
生ハムのシュークリーム
前菜としての生ハムのシュークリームです。
このフォルムをみると甘い食べ物と条件反射してしまいがちですが、全く甘くはないです。
表面がカリカリに焼かれチーズが溶けているシュー生地に生ハムの塩味が効いたクリームが挟まれています。
シーフードドリア
具材がゴロゴロ入ったドリアです。
容器の蓋までミチミチに入っています。
表面には炙られたチーズが乗っており、その下にソースと具材とご飯が入っていますが、具材が多めで、その隙間にご飯が入っている原価率が高めのメニューです。
イカやエビといったシーフードが沢山入っており、アサリは殻付きです。
こちらはかなりオススメのメニューです。
ベーコンとマッシュルームのキッシュ
キッシュを頂きました。
生地がサクサクで、ベーコンの塩味まで計算されて、味のバランスがかなり良かったです。
若鶏もも肉の詰め物
肉料理もしっかりと仕事されています。
表面もしっとり焼き上げられていますが、中の詰め物も丁寧な仕事を感じ、また味のバランスが絶妙で、最高の味です。
周りの野菜のグリルも嬉しいです。
佐賀牛のローストビーフサラダ
佐賀牛のローストビーフサラダも頂きました。
火の入り方が絶妙で、これもワインが進むメニューです。
ソースもサッパリしており、ローストビーフとも良く合っており、美味しいです。
鶏むね肉とたたき海老のカツレツ サルサソース添え
鶏むね肉のカツレツの間に、たたき海老や野菜が挟まれて、更にサルサソースを添えてあります。
サルサソースが無くても、下味が付いており美味しいです。
更にサルサソースを掛けると、酸味も加わり、味の奥深さにより深みが増します。
鶏白レバーパテ
気になるレバーパテも頂きました。
容器にレバーパテがぎゅうぎゅうに詰められており、カリッと焼かれたバゲットに載せて頂きます。
レバーの生臭さは全く無く、純粋に旨味のみを抽出したような濃厚さが口内に広がり、無限にワインが進みます。
フォアグラ入り自家製パテ・ド・カンパーニュ
写真は出した後ですが、真空パックに入った状態のパテドカンパーニュです。
丁寧な仕事ぶりが味に出て来ている逸品です。
これと白ワインでいくらでもいけます。
まとめ
初フレンチタコスでしたが、通常のタコスよりソースの深みがあり、高級感があります。
初めて食べた個人的な好みは、ポーク>ビーフ>チキンという順番ですが、どれも本当に美味しく差も僅差なので、食べたいタイミングによっては順位が入れ替わりそうです。
通常のタコスはモヒートやコロナビールとの相性が良いですが、フレンチタコスは白ワインや黒ビールを合わせたくなります。
さすがフランスといったアレンジです。
フレンチタコス以外にも気になる料理が沢山あります。
こちらはテイクアウトして、お家でワインと一緒に食べても最高です。
私は博多駅周辺で宿泊する際には、こちらでテイクアウトして、ワインを調達して、ゆっくり愉しんでいます。
個人的にタコスは好きで、都会に住んでいた頃は、タコベルでよくテイクアウトをしていました。
海外の料理を食べると、その国に行った気持ちになり、興味が湧いて、色々と知りたくなるので、今後もこの擬似海外旅行を続けて行こうと思います。