【岩国市】欽明館【自動販売機コーナー】
うまいもんハンターのちょーすです。
昔ながらのオートレストランを訪れました。
オススメ度:★★★★★(富士電機製の自動販売機が現役で活躍中!)
欽明館
岩国市川西にあるオートレストランです。
国道に面しており、ひっきりなしに交通量があります。
建物はかなり年季が入った味わいのある佇まいをしています。
一角に「天下鳥ます」と言うテイクアウトのからあげ専門店もあります。
定休日は月曜日・火曜日で、営業時間は平日が11:00から20:00まで、土日祝日が10:00から20:00までと、休みの日の方がお客さんの入りが多いようです。
注文したら車まで持ってきてくれるようです。
自動販売機コーナー
この建物の向かって右側が自動販売機コーナーです。
20台程の自動販売機が設置されています。
現役かどうかは不明ですが、中にはかなりレトロな自動販売機もあります。
自動販売機の入れ替えもあるようですが、この狭いスペースに収まる自動販売機がないためか、この自動販売機だけ取り残されているようです。
富士電機製自動販売機
うどんとラーメンの自動販売機は3台並んでいます。
正式名称は「めん類自動調理販売機」だそうです。
冷蔵されてプラスチックの丼にセットされた麺と具に、熱湯を注ぎ、丼ごと脱水機のように回転させて湯切りを2度もするというダイナミックな調理法なので具が麺の下に隠されていたり、具が飛び出してしまうこともあるが、それもまた微笑ましい光景だ。
お店の裏にも1台ありましたが、故障しているのか、使えないようになっていました。
1番右側の自動販売機は「肉そば」(300円)と「ラーメン」(350円)が販売されています。
真ん中の自動販売機は「天ぷらうどん」(300円)と「肉うどん」(350円)が販売されています。
1番左側の自動販売機には「きつねうどん」(280円)と「チャーシュー麺」(400円)が販売されています。
この自動販売機だけ、500円硬貨が使えない仕様になっているので、使う場合は別にある両替機で両替します。
お金を投入し、商品を選ぶと、25秒の調理中のカウントダウンが始まります。
このタイマーがフィラメントを使っており、中をよく見るとぐしゃぐしゃに見えますが、光るときれいに数字を表示しており、レトロな雰囲気で、おしゃれです。
タイマーに見惚れていると、気がつくと完成しました。
取出口を開けて、容器を取り出します。
割りばしや唐辛子も設置されています。
自動販売機の中の温度管理の状況も外から確認できるので安心です。
利用者がコメントを書けるノートも設置されています。
ノートには利用したお客さんが書いた感想が記載されています。
かなり幅広くファンがいるようです。
きつねうどん
かけうどんのような見た目で出てきます。
下に眠っている具を引っ張り出すと、きつねが3枚と半分に切られたゆで卵とナルトが出てきました。
肉も数切れ入っていたのは、おそらくサービスでしょう。
温かく、優しい味のスープが落ち着きます。
肉そば
かけそばのような状態で出てきます。
そばの下を探ると肉だけでなく、天ぷらの欠片も一緒に出て来ました。
もしかして、間違えて天ぷらも入っているかもと思い、念のためしっかり探してみましたが、これに入っていた天ぷらはこれだけでした。
何とも言えない天ぷらの欠片ですが、出汁でふやけて、これが美味しいです。
あっさりとした温かい出汁に甘く炊かれた肉の旨味が溶け出して、徐々に甘口のそばつゆに変化していきます。
この種類の自動販売機ではうどんが1番多く、次いでラーメンで、そばをあまり見かけないですが、個人的にはそばの方がうどんより美味しいと思っています。
期間限定でゆず入りもありました。
期間限定メニューがあるとは知りませんでした。
ゆずの風味が美味しかったです。
肉うどん
肉うどんを頂きました。
出てきたものは上から麺しか見えません。
底の方に肉やきつね・卵・ネギが眠っていたので、掘り起こします。
温かい出汁が効いたあっさりとした関西風のうどんつゆが体に染み込んでいきます。
肉は甘口に炊いてあり、つゆに滲み出た甘みがまた味に深みが出てきます。
天ぷらうどん
天ぷらうどんを頂きました。
具は天ぷらと肉団子とナルトが入っていました。
まさか肉団子が入っていると思っていなかったので、サプライズです。
ラーメン
ラーメンもうどんと同様、具材は底に沈んでいます。
モヤシ・チャーシュー・ネギ・ナルトとシンプルな具材です。
スッキリとした醤油ベースのスープです。
麺は柔らかめです。
チャーシュー麺
チャーシュー麺も頂きました。
掘り起こすと、チャーシューとかまぼこ・卵・ネギが出てきました。
あっさりとした醤油味のスープに中太ストレート麺です。
チャーシューは厚みがあり、しっかりと肉の味がして、美味しいてす。
まとめ
車の運転に疲れたときに食べる温かいうどんやラーメンは格別です。
また、昔ながらの自動販売機が現役で動いており、しっかりと美味しい食事が頂けるのは、しっかりと手入れされている賜物だと思います。
もちろん、1杯で十分な量があるのですが、1杯280円~400円という価格帯なので、2杯食べても普通にお店で食べる料金と同じくらいとかなり手頃な価格となっています。
個人的な一押しは「肉そば」ですので、良かったらお試しを!
是非、早朝などでまだお店が開く前に通り掛かった際には、今回食べられなかった肉そばを頂こうと思います。
また、メニューの入替もあるようなので、それも楽しみです。
山口県内に富士電機のめん類自動調理販売機はこの欽明館以外に「長沢ガーデン」「観音茶屋」にもあるようなので、訪れようと思います。