【出猟日記】ハンター2年目#2【ドットサイト・スコープの調整】
休日ハンターのちょーすです。
ドットサイトを購入したので、そのゼロイン調整を行いました。
ゼロイン調整
光学機器を購入したら、まずゼロイン調整をしないと無用の長物となってしまいます。
原理や理屈についてはこちらのページをご参考下さい。
ゼロイン調整は的撃ちが出来る射撃場で調整しましょう。
必需品
ゼロイン調整には様々な道具が必要です。
スポッティングスコープ
射座から弾痕を確認するために使いますが、大概射撃場に設置してあると思います。
100mを超える距離の場合、最大倍率12倍程度のスコープでは弾痕が確認できなかったりします。そこで、最大倍率60倍ほどあるスポッティングスコープを覗いて確認を行います。
ガンレスト
銃を安定させるガンレストも必要です。
これがないと、いくら何かに依託して撃ったとしてもブレてしまい、調整がかなり難航します。
これも射撃場に設置されていることが多いとは思いますが、しっかりした物ではなく、簡易的に製作されたものの場合があるので、しっかりしたものがあった方が良いです。
ゼロイン調整では構えたときの体のブレが銃に伝わらないように、台に固定してベンチレスト射撃をします。
ターゲットペーパー
ターゲットペーパーは射撃場で購入するか、自分で準備してから行きましょう。
日本ライフル射撃協会等が公認するターゲットペーパーもありますが、ただの紙ですので、自分で似たようなものを準備しておくのが一番安上がりです。
むしろ調整の最初はどこに当たるか分からないので、A3以上の大きな紙に5~6個の的を印刷したものを複数準備して置いたほうが良いと思います。
射撃場で購入すると、1枚数百円はします。
ボアサイター
ボアサイターというレーザー校正機があれば事前に粗調整をしてから実包の射撃が出来るので、効率的です。
校正機は銃身に仕込むもの、機関部に仕込むもの、マウントに搭載するものの大きく3種類があり、それぞれ長所・短所がありますので、好みのものを選んで見てください。
実際にレーザー校正機で調整しても、実包を撃つとギャップが有ると思います。
その場合、実包で最終調整をした光学機器で、再度レーザー校正機を装着し、正しい場所とのギャップを把握しておくことが大切です。
そのギャップを控えておくと、その後銃を使用した際にもし光学機器がズレたとしても、レーザー校正機のみで調整が出来るので、わざわざ射撃場まで赴くこと無く、最低限の精度で調整が出来るようになります。
調整方法
今回はドットサイトでの調整方法ですが、スコープ等でも基本的な方法は同様です。
粗調整
ボアサイターで粗調整をする場合、屋内でも屋外でも良いですが少なくとも10m以上の距離がある場所で、銃に校正器を装着し、スコープの照準やドットサイトのポイントに合わせます。
調整はスコープに付いてる調整ダイヤルを回して合わせます。
ゼロイン調整
射撃場での実包での調整はまず的紙のターゲットに狙いを定めて、とりあえず撃ちます。
5発程度撃ち、グルーピングの平均を取って、狙っていた場所との距離を測ります。
この時、粗調整をしていないと、的紙にも当たらず、グルーピングも取れないので、かなり難航します。
弾痕が残り、グルーピングが取れると補正をしていきます。
照準の調整は、スコープに付いているエレベーションダイヤル(上下の調整)とヴィンテージダイヤル(左右の調整)を回します。
ここで覚えておいて欲しいのは、ダイヤルに描かれた「UP →」や「LEFT→」という表記は弾痕の移動を表しています。
もし弾痕が的紙の中心よりも下に付いたとすると、このときは弾痕を“上げる”ように調整したいので、スコープのエレベーションダイヤルの「UP→」方向にダイヤルを回します。
ダイヤルを回す量については、グルーピングと狙っていた場所の離れている長さを計算して回します。
計算方法については話せば長くなるので、別の記事にまとめます。
計算結果を基にダイヤルを1クリック単位で回し、再度撃って、調整後のグルーピングを確認します。
これを繰り返すことで調整が進み、ある程度まとまったら完了です。
最終調整まで終わったら、射撃場ではなく身近な場所で、再度、ボアサイターを装着し、最終調整後の照準とボアサイターのレーザー位置の誤差を記録しておきます。
こうしておくと、今後位置がズレたかなと感じた際にわざわざ射撃場まで行かず、実包を撃つまですることなく、微修正をすることが出来るので安心です。
ちなみにこの時は15m程の距離で15cm程のズレがありました。
まとめ
初めてのゼロイン調整でしたが、事前に粗調整が出来ていたので、13発で調整することが出来ましたが、それでも5,000円程度の弾代と射撃場の使用料が掛かりました。
これで次の猟期は沢山獲物が獲れること間違いなしです。