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【ガジェット紹介】SUPER SOCO TS STREET HUNTER【電動バイク】
経営戦略コンサルタントのちょーすです。
ガソリン価格が上がり続け、通勤で使う車のガソリン代も馬鹿にならないので、電動バイク(EVバイク)を購入しました。
結論から言うと、燃費(経済効率)は圧倒的に改善しました。
写真は撮れていないので、今後追加していきます。
SUPER SOCO TS STREET HUNTER
XEAMが販売する電動バイクです。
XEAMは「MSソリューションズ」という福岡市に本社を置く会社が企画・販売元をする電動バイクブランドで、製造は中国の「SUPER SOCO」です。
MSソリューションズは電動バイクの他にスマホアクセサリーや衛生用品の製造販売を行なっています。
スペックは以下の通りです。
製品名:TS STREET HUNTER
クラス:原付二種
定格出力(最大出力):1,000W(3,500W)
最高速度:75km/h
航続距離:140km(2バッテリー)・70km(1バッテリー)
車体重量:約102kg(1バッテリー時)
充電時間:8h×2
バッテリー重量:13.8kg×2
バッテリー定格容量:1,920Wh×(60V32Ah)
最大登坂角度:15°
モーター:SUPER SOCO 製
ブレーキ:前ディスク(240mm)・後ディスク(180mm)
タイヤサイズ:前100/80-17・後120/70-17
バッテリー着脱:可能
サイズ:2,038×780×1,085(mm)
シート高:760(mm)
最低地上高:184(mm)
アプリ対応:不可
充電:100V対応(※200Vは未確認)
付属充電器:1個
乗車定員:2名
灯火類:LED
バッテリー:リチウムイオン
製造国:中国
公称燃費はバッテリー3.6kWhで航続距離140kmとなっていますので、1kWhあたり約38.8kmとなり、電気料金は概ね1kWhは約25円とすると、1kmあたり約0.65円の効率となります。
スーパーカブ50の燃費がガソリン1Lで驚愕の180kmだそうで、ガソリン単価が1Lあたり約150円だとすると、1kmあたり約0.83円となり、経済効率では電動バイクの方に軍配です。
もちろん超低燃費かつ排気量が小さいスーパーカブとの比較なので、同じくらいのバイクと比較すると圧倒的な経済効率になります。
購入
一度、店舗に見に行き、別の車種を試乗していましたが、この車種は実車は見ずにインターネットでそのまま購入しました。
航続距離が70kmだと心配なのと、1本を充電しつつ、もう1本で使えるように、2バッテリーモデルを購入しました。
購入時にオプションでナンバープレートの取得や自賠責保険について選択がありましたが、原付二種相当なので、ナンバープレートは自分で取得して手数料を安く抑えることにしました。
その後、納車に向けたやりとりをメールや電話で行いました。
納車日のかなりギリギリに「販売証明書」がレターパックで郵送されました。
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これを持って、市役所にナンバープレートを申請します。
ナンバープレートを取得したら、自賠責保険に加入して納車準備が完了です。
納車
私が住んでいる近くのバイクショップでは、電気工事士の資格を持っていないとかで、北九州のバイクショップでの納車となりました。
始動の仕方等のレクチャーを受けて、納車が完了です。
インプレッション
約10年振りにバイクに跨ったので、最近のバイク事情を知りませんでしたが、スマートキーで始動します。
まず感じるのは、エンジンが無いので車体から出る音はほぼ無く、無音なので不思議な感じです。
始動もバッテリーからモーターに通電するだけなので、特段、鍵を回したり、キックスタートする必要も無いです。
立ち上がりの加速も力強く、時速30キロくらいまではスゥーと加速してきいます。
時速40キロ辺りからエコモードだと加速感が弱くなっていくので、バイクの加速感を楽しみたい場合はノーマルモードかスポーツモードにすると良いです。
バッテリー残量が20%以下になると、自動的に出力制限が掛かり、エコモードから更に最大出力が制限されます。
トランスミッションもないので、クラッチ操作やギヤ操作も無く、フットブレーキも無いのは、マニュアル操作に慣れたバイク乗りの感覚としては、手持ち無沙汰というか不思議な感じです。
またエンジンからの排熱もないので、夏は良いですが、冬に暖を取ることが出来ないです。
ブレーキはハンドルブレーキのみですが、前輪・後輪共にディスクブレーキで滑らかに制動します。
また、後輪ブレーキの油圧が前輪にも配給されいるため、ブレーキバランスが調整されています。
エンジンバイクに有って電動バイクに無いもの
エンジン音
振動
排熱
マフラー
クラッチ
ガソリンタンク
チェンジペダル
フットブレーキ
ウインカー音
エンジンバイクに無くて電動バイクに有るもの
スマートキー
広い収納スペース(本来のガソリンタンク部分)
USB電源
付属品
発売記念キャンペーンで本体価格5%割引とオプション品3点が付いていました。
バイクカバーは収納スペースに入るサイズです。
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ワイヤーロックもあります。
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1番便利だったのは、スマホホルダーで近くにUSB電源もあるため、スマートフォンには負荷がかなり掛かりますが、走りながら地図を確認して、同時に充電も出来ます。
実測燃費
モードが3段階あり、多少アップダウンがある片道7.4kmの通勤で、ほぼエコモード(一部、登り坂でノーマルモード)で使用しました。(ドライバーは80kgです。)
フル充電の状態から往復14.8kmで使ったところ、100%から85%まで減少し、15%程消費したことになります。
1800Whのバッテリーが2本で3600Whあり、その15%なので、540Whを使ったことになります。
一般家庭向けの電気料金では最高でも1kWhあたり30円程、通常では概ね1kWhあたり25円程ですので、1Whでは0.025円となり、540Whでは13.5円となります。
改善して欲しい点
今後の商品で改善して欲しい点を熱望ランク別に列挙してみました。
走行時のスマートキーの誤作動【S】
スマートキーであることは非常に便利だが、ポケットの中に入れていると走行中でも誤作動することが多い。特に信号待ちの際にストップするとややこしい。また走行前に鍵を解除、起動と2ボタンを押すのも面倒。望むのは車と同様に鍵を持った人がハンドルに触ると自動で起動して、離れると自動で終了するようなイメージがベスト。
バッテリーの充電時間【S】
ある意味仕方がないのかも知れませんが、バッテリー1本の充電に約8時間が掛かります。あまり無いかと思いますが、空のバッテリー2本をフル充電しようとすると16時間が必要となり、長時間が必要です。出先では1泊だとバッテリー1本分しか充電出来ない。
回生ブレーキ【A】
ブレーキ時にモーターを回して発電して、バッテリーの減りを遅く出来る回生ブレーキを搭載して欲しいです。既にモーターが載っているので、わざわざ別に準備する必要もないので、技術的にはすぐにでも実現出来るんじゃないかなと思っています。これで航続距離も多少は延びるかと。
ヘルメットホルダーの設置【A】
後付けもできますが、鍵が別になるので出来れば共通のものをデフォルト装備にして欲しい。
充電アダプタの仕様【B】
本体から取り外して充電する際に1本ずつしか充電が出来ない。また、次のバッテリーを充電する際にバッテリーとの接続部だけでなく、大元のコンセントを抜き差ししなければならない。
充電アダプタの盗難防止【A】
集合住宅の共有スペースで充電する際、盗難防止装置がなく、盗難された場合の金銭的損失(約2万円)が大きい。
センタースタンドの設置【C】
何かの時にセンタースタンドはあった方が良い。
ウインカーの仕様【C】
ウインカー音はあった方が消し忘れる可能性が低くなる。また、ウインカーを消そうとすると中央から行き過ぎてしまい、反対のウインカーに入れてしまい易い。
まとめ
燃費が良い点以外に購入して圧倒的に良かった点は「ガソリンスタンドに行かなくても良いこと」と「走行音が無いこと」です。
ガソリン車だと、当たり前に給油をしに行きますが、それが無くなり、自宅や職場、出先で充電が出来るのはかなり便利です。
また走行音が無いことは普段使いではあまりメリットとして感じることはないですが、これから狩猟に使用する際に無音だと、獲物に気が付かれることなく近付けそうです。(正に「Street Hunter」という名前のような使い方になるのでしょうか。)
一方でバッテリーの充電時間が長い問題は、バイクに限らず電気自動車でも同じですが、車の場合は急速充電があるので、一般的に30分程度で約80%まで充電が出来るようです。
バイクはそこまでは普及していないので難しいかも知れませんが、むしろバッテリーの載せ替えサービス等が出来れば、かなり便利になるのではないでしょうか。
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そのためには各社のバッテリーの規格をある程度、まとめていくことが必要になるので、その調整が難航しそうですが。
あとは前述しましたが、回生ブレーキを導入して、バッテリーの消費量を少しでも延ばす工夫をして欲しいなと思います。