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【nido(ウベノス)】コワーキングスペース開業記#2【コンセプト】

コワーキングスペース「nido(ウベノス)」の経営者のちょーすです。

先日のプレオープニングイベントを終えて、現在、コワーキングスペース「nido(ウベノス)」の4月のオープンに向けて、急ピッチで計画を進めています。

先日のプレオープニングイベントについては、後日まとめます。

コンセプト

今回の改修工事に当たっては、この地区及び建物全体のコンセプトを見直したいと考えていました。

元々の建物が「城南ビル」と「メゾン相生」と言う名前で共通するコンセプトがなく、所有者が同じということが対外的にも分かり辛く、「居働一体」のイメージとして、打ち出しにくい状況でした。

そのコンセプトを考えるのに当たって、色々と情報収集をしましたが、やはり一般的な名称または全く馴染みがない名称のどちらかばかりで、馴染みがない名称については、長いと「覚え辛い」「言い辛い」といった弊害がありました。

「メゾン相生」は建築した当初に、フランス語の「家」を表す単語から引用して名付けていました。

しかし、「宇部市」や「相生町」はあまり地域的にもフランスの高貴なイメージはなく、どちらかと言えば、南米のような、昔ながらの温かく陽気なイメージが個人的にはしっくり来ていたので、メキシコにインスピレーションを受け、その主要言語であるスペイン語から名付けようと決めました。

話が名称の方に逸れて行きましたが、コンセプトについては、この「地域全体」「住空間」「働空間」としてそれぞれ整理し、その「働空間」の中で今回整備する3階のコワーキングラウンジ及び4階のシェアオフィスの新しい勤務空間を再定義しようと、検討を進めました。

結果的にはこの地域全体をスペイン語で「近所」を意味する「barrio(バリオ)」から「あいおいバリオ」と定義しました。

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この全体が小さなご近所付き合いのようなコミュニケーションの場所になって欲しいという願いも込めました。

「住空間」については、スペイン語で「家」を意味する「casa」から「カーサあいおい」に改称しました。

「働空間」については、スペイン語で「建物」を意味する「edificio(エディフィシオ)」から「エディあいおい」に改称しました。

「nido(ウベノス)」の由来

3階4階を総称してスペイン語で「巣」を意味する「nido(ニード)」から「nido(ウベノス)」と名付けました。

そのため、「nido」と書き、「ウベノス」と読みます。

ここで産み落としたビジネスの卵をしっかりと孵化させて、大きくする場所であり、またここから世界へ羽ばたいて行っても、いつでもフラッと帰って来られる場所にしていきたいという願いを込めました。

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直前までいくつか候補は絞っていましたが、全く決まらなかったのが、この「ウベノス」というのが出て来てから、スッと落とし込みが出来、かなりしっくり来ている感覚があります。

nido(ウベノス)の各フロア

3階及び4階の各フロアはそれぞれの共有部分のフロアマットの色のイメージから、3階は緑色なので「森林」を意味する「bosque(ボスケ)」、4階は青色なので「海岸」を意味する「costa(コスタ)」と名付けました。

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おそらく「ボスケ」や「コスタ」は日頃は使わない名称だと思いますが、無機質な「3階」「4階」と言った呼び方にはしたくなかったという想いだけです。

同じく各部屋についても、○号室というのは、覚えて貰い辛いと思ったため、それぞれの部屋の入口のフロアマットの色にアクセントカラーを入れ、その色で読んで貰えるようにしました。

まとめ

かなりコンセプトを決めるのは大変でしたが、その大変な過程にはこの場所をどのような空間にしたいという想いが願いが込められたと思います。

まだ完成形とは程遠い状況ですが、少しずつでも良い空間にしていきたいと思います。