【狩猟免許】銃猟デビューへの道#24【猟期外のクレー射撃】
休日ハンターをする経営戦略コンサルタントのちょーすです。
猟期を終え、地区猟友会の射撃大会に参加して来ました。
地区猟友会春季射撃大会
私が所属する地区猟友会では春季と秋季の年2回、射撃大会が開催されています。
今回はその春季射撃大会です。
猟銃用火薬類等譲受許可証
猟期が終了した後のクレー射撃となり、「猟銃用火薬類等無許可譲受票」は返納しているため、事前に警察で「猟銃用火薬類等譲受許可証」を準備する必要があります。
あまりおすすめ出来るような良い方法ではありませんが、猟期が終わる前に猟銃用火薬類等無許可譲受票で競技射撃用の実包を先に購入しておくということも可能です。
私は先に返納し、有害鳥獣駆除の許可もまだ下りていなかったため、猟銃用火薬類等譲受許可証を申請しました。
譲受期間は1年を超えない期間である必要があり、また次の猟期も11月から始まるため、4月から10月末までにしておけば問題ないですが、都道府県警察によってはローカルルールがあり、初回は6ヶ月間が上限となっているところもあるようです。
また、数量の上限も800個ということでした。
申請しても即日発行が出来ないため、余裕を持って準備します。
猟期中は「猟銃用火薬類等無許可譲受票」を利用していたため、射撃教習以来の猟銃用火薬類等譲受許可証です。
もし、有害鳥獣駆除の申請もしており、地区猟友会から「猟銃用火薬類等無許可譲受票」が発行されていれば、こちらで代用することも可能です。
今回は申請が遅れてしまったため、「猟銃用火薬類等無許可譲受票」が間に合わず、「猟銃用火薬類等譲受許可証」を準備しました。
余裕を持ったスケジュールの段取りをしておきましょう。
実包は射撃場で購入するので、事前準備は不要です。
萩クレー射撃場
ますば受付を済ませます。
今回は全部で3ラウンドで、種目はスキート競技とトラップ競技の両方ともでした。
スキート競技はジャパンルールで、トラップ競技は5mのダブルと10mのシングルでした。
射撃教習でも猟期前射撃でもスキート競技をしていたので、トラップ競技は初挑戦でいきなり大会です。
スキート競技
スキート競技は左に設置されたプールと右に設置されたマークの2ヵ所から射出されるクレーを半円状に設置された1番から8番までの射台から撃つ競技で、横のスイングが主な動きです。
ジャパンルールは、主に猟友会や銃砲店・射撃場等の射撃大会のスキート射撃競技に用いられるルールです。
ジャパンルール
1番:プール・マーク・ダブル(プール→マーク)/4
2番:プール・マーク・ダブル(プール→マーク)/4
3番:プール・マーク/2
4番:プール・マーク・プール/3
5番:プール・マーク/2
6番:プール・マーク・ダブル(マーク→プール)/4
7番:プール・マーク・ダブル(マーク→プール)/4
8番:プール・マーク/2
基本的には「プール→マーク」の順番ですが、6番と7番射台だけ、ダブルは「マーク→プール」となります。
他の射台と同じように「プール→マーク」で撃つと「逆撃ち」になります。
国際ルールは日本クレー射撃協会や各都道府県クレー射撃連盟主催の公式戦やワールドカップ・オリンピックなどの国際試合に用いられるルールです。
国際(ISSF)ルール
1番:プール・ダブル(プール→マーク)/3
2番:プール・ダブル(プール→マーク)/3
3番:プール・マーク・ダブル(プール→マーク)/4
4番:プール・マーク・ダブル(プール→マーク)/4
5番:プール・マーク・ダブル(マーク→プール)/4
6番:マーク・ダブル(マーク→プール)/3
7番:ダブル(マーク→プール)/2
8番:プール・マーク/2
国際ルールはダブルが中心の構成となっています。
どちらも同じ1ラウンド25発ですが、ジャパンルールは1・2・6・7番射台の両サイドの射台が中心で、国際ルールは3・4・5番射台の中央近辺の射台が中心です。
国際ルールはやったことがありませんが、中央近辺の射台のダブルは両側からほぼ同時にクレーが射出されるので、視界の広さとスイング時のリード(狙い越し)の精度が格段に求めれるような気がします。
8番射台は中央にあり、ほぼ真上に向かって飛んでくるクレーを撃ちます。
大会等でのルールとしては基本的にありませんが、8番射台のダブル(時間差でプールとマークから2枚射出される)はかなり難しいでしょうが、より実戦に近いような気がします。
また、公式大会では「タイマー」という不確定要素が更に加わり難易度を揚げるようです。
「タイマー」は、コール後に0~3秒のタイムラグを発生させ、据銃のタイミングを狂わせます。
スキート競技では、クレーの射出後に据銃をするという原則があるため、かなり難易度が上がるようです。
トラップ競技
トラップ競技は射台の下から遠くに向かって射出されるクレーを、下から上へのスイングで撃ちます。
トラップ競技の場合、左・右と中央の3方向がランダムに射出されるため、どこに向かって飛んでいくのかを確認し、狙いを付けて撃ちます。
最初は5mのダブルで全体が終わったら、10mのシングルを行いました。
一応大会ですが、同じ地区猟友会の会員のみの大会なので、和気藹々とした和やかな雰囲気です。
射撃場はかなり人里から離れた場所にあるので、食べ物や飲み物は自分で準備をしていく必要がありますが、射撃大会によってお弁当やお茶を準備して頂いている場合もあるので、事前に確認が出来るのであればしておいた方が良いです。
射撃を終えたら、しっかりと銃のメンテナンスをして片付けます。
射撃場ではメンテナンス用品は大体揃っているので、しっかりとメンテナンスします。
最後に大会の成績発表をして、解散でした。
全員に参加賞があり、入賞者には参加賞よりちょっとグレードの高い賞品がありました。
萩産の干物の盛り合わせで、5種9枚の干物でした。
地区猟友会のイベントに参加して、魚を頂く事になるとは夢にも思っていませんでしたが、よくよく考えると、日頃から鹿や猪の冷凍のストックがあることを踏まえると、自分では獲らない海の物を商品にするのは非常に合理的だと思いました。
まとめ
今回は地区猟友会の貸切での大会だったのですが、初めて会う会員も多く、新たなコミュニティが生まれました。
また、当然ながらほぼ全員が散弾銃を持って来ており、銃置場が全て埋まった光景を見ると、我が街にはこれだけの散弾銃があるのかと感心してしまいました。
萩クレー射撃場では、近隣の地区猟友会が年間を通じて貸切予約をしています。
他の地区猟友会の方と仲良くなりたい場合には、こちらのタイミングで足を運んでみるのも良いかも知れません。