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【ハイゼットデッキバン改造記録】EBD-S331W【軽四ピックアップトラック】
休日ハンターのちょーすです。
狩猟用の車としてハイゼットデッキバンを購入しました。
その車の使い勝手を私が使い易いように改造しています。
ハイゼットデッキバン
私の狩猟の相棒はダイハツのハイゼットデッキバンです。
現時点で新車購入が出来る唯一の軽四ピックアップトラックです。
車検証でもピックアップと定義されています。
ハイゼットカーゴをベースとしているため、エンジン周りで何か修理が発生しても基本的にはハイゼットカーゴのパーツをそのまま流用出来ます。
ドア等もパワーウインドウが良ければ、後付でも良いですし、別のハイゼットのドアを付け替えることも出来るので、汎用性が高いです。
今回、走行距離は10万キロメートルをゆうに超えている車輌を中古で購入しましたが、前部座席のドアがパワーウインドウに交換されている点と照明関係がLED化されている点の他は、ほぼほぼいじられていない状態でしたので、アップデートを進めています。
もし新車の購入を検討されている方がいれば、納車までかなり時間がかかるようなので早めに注文をしておいた方が良いと思います。
また車輌が特殊な形状をしているため、特定の用途の方に根強く支持されており、中古であってもなかなか値段が落ちません。
やったこと(車内環境)
断熱シートの貼り付け
まず最初にしたのが断熱シートの貼り付けです。
商用車あるあるなのですが、断熱加工はほとんどされていません。(全くと言っても良いかも知れないです。)
例えば、天井は鋼板にペラペラの不織布のようなペラペラのシートが貼られているだけ、前部座席下のエンジンルームは軽くパッキンがあるだけで、ほぼ外気温と同じで、夏場は(特に助手席)エンジンルームの熱が直に足元から来るような状況です。
なので、まずは断熱シートを貼ることにしました。
断熱シートの厚みは若干薄めに5mmのものにしたのは、天井はあまり厚すぎると止められなくなります。
また薄めであれば、不安な箇所には2重に貼れば断熱性能は確保出来ると考えました。
天井・エンジンルームを中心にフロアマットの下や後部座席と荷台を分ける鋼板等に貼っていきます。
私は貼っていませんが、ドアの内張を剥がしてその内側にも貼っても良いかも知れません。
長さは5mもあれば1台分は余裕で賄えます。(3mでも賄えるかも知れませんが、2重にまでは余裕が無いかも知れません。)
夏場に作業したのですが、明らかに車内温度が変わったので、個人的にはかなりやりがいがあった作業です。
助手席のシートの前後移動レバーの設置
デフォルトでは助手席はリクライニングは出来ますが、前後の移動が出来ません。
運転席と同様の72211という専用ハンドルを付けることで動かせるようになります。
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中古の車輌からパーツを取るのも良いかもしれません。
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特段工具は必要無く、シートレールの奥まで突っ込むことで取り付けが出来ます。
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先の部分を差し込み、ガチャガチャやってるとガチッとハマります。
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一度取付けると外すのにはコツが要ります。
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これで助手席も運転席と同様にシートを前後移動出来るようになりました。
収納場所の確保
目的が貨物用の車両なので収納スペースは基本的に皆無ですが、運転席や助手席の頭上にあるオーバーヘッドコンソールはかなり便利です。
あとは長尺のものは車内の天井が高く作られているので、突っ張り棒等で置く場所や引っかける場所を設置することが出来ます。
運転席・助手席の座席下にはエンジンがあるので使えませんが、後部座席には14cm以内の高さであればスペースがあります。
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ジャッキ等があるので、全てを使えるわけではないですが、高さが14cm以内の収納ボックスを使って、収納スペースを確保することが出来ます。
アームレストの設置
乗用車には当たり前にあるアームレストですが、貨物用車には標準装備されていません。
ふ同じ型式のS331V用に専用設計されたものであれば、そのまま流用出来ます。
やったこと(電装)
スイッチホールにUSBポートの設置
スマートフォンの充電をするのに必要なUSBポートも新設しました。
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場所は運転席右側の元々ペン立てがあったホールとシフトレバー付近のカバーがされていたスイッチホールを使いました。
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センターコンソールの電源はシガーソケットへの配線から取り、運転席右側の電源はちょうど近くにヒューズボックスがあったのでそこから取りました。
またアースは今後また増設する可能性を考えて、増設しやすいようにターミナルにしました。
個人的にシガーソケットから配線を伸ばしっぱなしにするのが好きではなく、配線は綺麗にまとめたいタイプなので、埋められているスイッチホールを活用することにしました。
調べているとスイッチホールには様々なサイズがあり、私の車はトヨタ系のBタイプでした。
このBタイプはあまり商品が少ないので、もし購入される際には気をつけて下さい。
電圧表示があるとバッテリーの劣化も定量的に分かるので便利ですが、1つで充分でした。
口コミ等にもありますが、この表示ライトが明るいので、気になる方は上からビニールテープを貼って、隠しても良いかも知れません。
バックカメラ兼ドライブレコーダーの設置
荷台に大きな荷物が載った際にバックミラーが使えなくなる可能性を考えて、ルームミラーに取付けるバックモニターを設置しました。
ついでに前方カメラも付いているドライブレコーダー付きのモデルにするのがオススメです。
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バックカメラは助手席シート下から足回りの邪魔にならないように配線して、ナンバープレートが設置されているくぼみに取り付けました。
やったこと(外装)
ルーフキャリアの設置
元々、ピックアップなので多少の荷台はありますが、大きな荷物や長尺の荷物を積むことを考えて、ルーフキャリアを設置しました。
ハードカーゴの専用キャリアを購入しました。これはAmazonでの取り扱いはありません。
組立と取付は自分でやりましたが、組立はまだ1人でもできますが、取付けは最低2名は必要です。
このキャリアは脚が荷台スペースに干渉しないので気に入っています。
最近のモデルには適合しないようなので、こちらが設置出来ます。
ハードカーゴのメーカーからも直接購入出来ますが、価格は同じなので楽天経由で購入した方がポイントが貯まってお得です。
ピックアップ荷台の収納能力アップ
そのままだと平置きしかできないので、収納能力を上げるために棚のようにすることにしました。
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とりあえず素人ですが粗く採寸をしたので、今後検討される方がおられましたらご活用下さい。
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私の使い方としては収納場所を確保したいので、1段目はコンテナを設置して、2段目にトロ箱の200型を置こうと思いましたが、外寸で1,364mm×902mmなのでサイズ的に無理でした。
トロ箱であれば、140型(1,232mm×766mm)が1番大きなサイズになります。
1段目と2段目の間にはウレタン塗装がされたコンパネを載せるために、オプション装備で使える穴にM6の丸ネジを付けました。
長い方が良いかと思い、長めのネジを取り付け、猟犬の繋ぎ止めにも使えるので、カラビナが止められるフックにしました。
あとは幅130cm程度で1〜3段のスチールラックを載せて、ラチェットベルト等で固定すれば完璧です。
スチールラックは120cm幅の商品ラインナップが多いですが、トロ箱が入らないので、探したところアイリスオーヤマがMR-1346Tというピッタリのラックを出していました。
これを使って、1段目はコンテナボックスに入れた荷物、2段目はトロ箱、3段目は猟犬用のゲージを載せようと思います。
私は犬を飼ってはいないので、ゲージは日頃は折り畳んで収納できるものにしました。
雨避けも兼ねてコンパネを載せることも検討しましたが、上から荷重を掛けることになり、中央部分が曲がる可能性が高いため、もしコンパネを使うなら裏面に木材を張り強度を上げようと思います。
1段目のコンテナは高さが38cm以内でなければならず、更にコンパネを1×2材等で裏から補強するため、その分の厚さを考慮して、34cmにします。
これからやりたいこと
リフトアップとインチアップしたブロックタイヤへの換装
これは私の用途的な課題ですが、山道を走るので石や倒木等でオイルパンのドレーンが飛んでしまいオイル漏れからの廃車というのが、山での車の故障理由としてかなり多いです。
なのでリフトアップをして、更にタイヤのサイズを上げてブロックタイヤへ履き替えようと思います。
デフォルトは12インチですが、今が15インチのチューブレスなので、15インチのブロックタイヤに履き替えたいと思います。
リフトアップは特殊な工具が必要なので、持ってなければ専門の工場に依頼した方が良いです。
カンガルーバー・ヒッチキャリアの設置
山をガシガシと進むので、カンガルーバーを装着したいと思っています。
ただ、元々ヒッチキャリアも持っているので、それをリアではなくフロントに付けることでもいけるのでは無いかなと思っています。
ウインチを搭載
重い物を引っ張って持ち上げる用にウインチを付けようかとも思っています。
ワークキャリアに付けるか、車両に直接付けるや、電動にするか手動にするか等はまだまだこれからの検討です。
現在想定している使い方的には荷重はおそらく300kgもあれば充分ですが、使用環境的には防水が必須です。
ウインチを車載している方の使い方を調べていると、船やボートを引き上げる際に使っている方もいるようで、確かにその使い方も良いなと思いました。
荷台シートの設置
未だにシートを買わずにトロ舟を逆にして、荷台の風雨を防いでいますが、やっぱり荷台シートは欲しいと思っています。
特殊な形状をした車輌なのでこれに合わせた荷台シートにするか、ルーフキャリアを覆える通常の荷台シートにしようか検討中です。
おそらく圧倒的に価格差があるので、汎用の荷台シートをルーフから貼ると思います。
透明遮熱フィルム
フロントガラスや運転席・助手席のサイドガラスはスモークさせてはいけないので、透明な遮熱フィルムを貼ってより快適な空間にしたいと思います。
ちなみに車検で求められるのは「可視光線透過率が70%以上」であり、フィルムを貼ること自体は禁止されていません。
リアウインドウガードフレーム
荷台に荷物をたくさん乗せてしまうとリアウインドウにガンガン物が当たって、最悪割れてしまう可能性があるので、カードフレームを付けても良いかなと思っています。
ハイゼットトラックのガードフレームが中古であればそれでも良いかと思っていますが、やっぱりハードカーゴのパーツの方がかっこいいです。
リアウインドウのスライド化
長尺のものはルーフキャリアに積めるようになりましたが、ルーフキャリアを載せない場合、リアウインドウをスライド式にすることで、載せられるようになります。
またこれは車内の換気にも良さそうで、軽トラックに乗っている知人は運転中に靴を脱ぐのでこれを導入したそうです。
キーレス化
後付でキーレスに出来るキットがあります。
キットだけであれば数千円なので、自分で設置することが出来れば、雨の日等に便利だなと思います。
オートライト
よく高速道路に乗る方はトンネルでライトを付けたり消したりする操作を忘れてしまいがちですが、これも後付でオートライトに出来ます。
このシステム自体のオンオフも出来るので、暗くてもライトを付けたくないといった場合にでも対応出来ます。
車載用デジタル無線機の搭載
狩猟では無線機を使用しますが、デジタル無線では通信範囲がアナログ無線と比較すると狭く、大きく山を括ろうとすると全体での通話が出来ません。
なのでこの出力が大きい車載機を基地局にすることで、電波が届かないといった事象は回避しやすくなります。
ただ一番のネックはこの価格です。
アンテナは短くてもこの車載用アンテナが優秀なようです。
まとめ
普通乗用車はかなり完成度が高く、あまりいじる場所がないですが、商用車は完成度が良い意味で低い分、自由度がかなりあります。
穴を開けたり、内装を剥がして付け替えたりを自分の使い易いようにやりかえるのが楽しいです。
今回は細かい収納のことはまとめませんでしたが、天井が高いので、頭の上も収納スペースになります。
ちなみに車中泊は出来なくもないかも知れませんが、シートをフルフラットに倒したとしても、大柄な男性であれば腰や脚を完全に伸ばした状態には出来ないです。
もし無理にでも車の上で寝ようとするのであれば、ルーフキャリアの上に板でも敷いて、その上にテントを張った方が広さは確保できるかと思います。
手を掛ければかけるほど愛着が増してきて、ある意味、「沼」かも知れません。