06役職定年→早期退職サラリーマン 白い巨塔へ転院



#05のおさらい
心臓の外科手術をするために、大学病院への転院が決まった…

お世話になった地元の病院を後にして、新しい病院に向かう。
向かった先は、御茶ノ水にある有名な大学病院である。まさかドラマとかで見るような病院に自分が入院し、手術を受けることになるとは、思いもよらなかった…
入院の手続きは月曜日の午前中と言うこともあり、多くの人で賑わっていた。
あまりの人の多さに圧倒され、ここで数日間を過ごさなければいけないと思うと、気が滅入った、、、
入院の手続きをすると、『個室しか空いていないので、そこに入院して欲しい。最初の1泊の料金だけで、後は無料で良いとの事』
個 室¥40,000 /泊
多数室¥7,000 /泊
個室は多数室と比べると1週間分の料金だ、、、1週間以上は入院するだろうから、安くはなるのだろうけど、改めて個室の料金の高さに驚かされた。
※手続きの時に、そうは言われたけど、後からそんなこと言っていないと言われるのではないかと思い、入院途中何度も契約を確認した笑

案内された病室は12階の角部屋で、眺めも良くシャワー室もあり非常に快適ではあったが、流石に¥40,000は高い気がした。
1フロア20〜30人近く入院していたが、看護師は10人ぐらいは常時いた気がする。
循環器系のフロアーということもあり、ご高齢の方ばかりだったが、看護師さんは20〜30代の人が多くを占めている印象であった。
シフトではあるのだろうけど、早朝・夜勤など勤務時間もバラバラで、本当に大変なお仕事だと思う。

大学病院と言うこともあり、研修医も多い。私の疾病は、珍しいと言うこともあり、幾度となく観察対象となった。
先生と研修医が、何人も部屋に入ってきて、私の症例を説明して、研修医がそれを診察する、そういう説明をされるわけでもなく、当たり前のように、診察対象とされるのでなんだかモヤモヤした。
大学病院に入院したのだから、それぐらいの事は仕方ないのだろうけど、、、
まさに、財前教授の総回診を目の当たりにしてるようであった、、、

入院して、1週間ぐらい経っても、手術の方向性、手術日、執刀医何も決まっていなく、ただ不安な月日が流れていった…

#07へ続く

#ジブン株式会社マガジン
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