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清流日本一で食す日本一の鮎料理
高津川(たかつがわ)は、島根県の津和野町日原を経由して日本海に流れ出る河川で、国土交通省の水質調査でなんども1位に選ばれています。
この清流で獲れる「鮎」はわざわざ日帰りで東京から食べに来る程の人気です。
一般的には鮎料理と言えば塩焼きですが、島根県津和野にある"割烹 美加登家"では刺身からうるか(鮎の塩辛)まで様々な食べ方を楽しめます。(2020年08月現在 食べログ4.53点)
食通のホリエモンも「 鮎の季節にたっぷりと鮎づくしを楽しむなら、わざわざここまで行く意味があるだろう。」とコメントしています。
今の時期の鮎のコースは1万円と1万5千円があり(税、サービス料別)、今回は1万円のコースを注文しました。
コースの内容は下記のような感じです。
まず1品目は子うるかです。子うるかとは、鮎の卵と白子を塩漬けしたもので所謂、塩辛なのですが、大変希少なため余りお目に掛かることの無い一品です。(これだけで何匹もの卵と白子を使っているそうです)
2品目はあらいです。あらいとは氷水にさらし漬けて身を引き締めて食べる刺身です。時期によっては、背ごし(背骨ごとスライスした刺身)でも食べられるそうです。
3品目は碗物です。白焼きされた鮎が白味噌汁に浸されて出てきます。
4品目は天然鮎の塩焼きです。予約時間を見て2,30分かけてじっくり焼きあげるそうです。
5品目はホイル焼きです。背開きの鮎に特製味噌を挟んで蒸し焼気にした味噌包み焼きはものすごく新鮮な鮎の食べ方でとても美味しかったです。
6品目は素焼きです。シンプルながら非常に味わい深い逸品でした。
7品目は酢物です。土佐酢で絞められており、とてもさっぱりしていて非常に美味です。
鮎コースの最後の一品は鮎めしです。鮎出汁の炊き込みごはんの上に、白焼きのほぐし身が乗せられておりめちゃくちゃ美味しいです。(この品は現在ではテイクアウトもできるみたいです)
また、お料理と一緒にあゆ酒なるものも頂きました。これまで骨酒は河豚のひれ酒しか飲んだことが無かったので凄く新鮮でした。
お値段はこれだけ飲み食いして1人前14,000円程度です。決してお安くはありませんがこれだけ贅沢な鮎のフルコースが食べられると考えれば足を運ぶ価値は十分にあると思います。