趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.216 音楽 Bialystocks 「灯台」
こんにちは、カメラマンの稲垣です。
今日は音楽 Bialystocks(ビアリストックス)の 「灯台」についてです。
ラジオから流れてきて一瞬に心を掴まれた曲。
あまり聴いたことがない、そしてかっこいい!
そしてなんでもない時このフレーズがずっと頭の中でリフレインされる。
サウンドはジャズとロックをベースにいろいろなジャンルが混じり合っている。
フォーキーな歌声、3オクターブぐらいあるのではないかと思うほど音域が広く、高音の歌声は驚きでもある。
歌詞も抽象的でとても詩的で”言葉”が音になって心に飛び込んでいる。
なんなんですかこの抜群なセンスは!
1:34
あちらはどうやらいいとこ
帰ってくる者いないもの
ここ急に転調して静かになり、このフレーズが。
まるで彼岸から囁くような感じでぞくっとしました。
なんだか映画の匂いがあると思ったら映像作家とジャズピアニスト二人組のバンドだったんですね。
高知在住の映画作家の甫木元空さんはボーカル&ギター、東京在住のジャズピアニストの菊池剛さんはキーボード担当。
甫木元空さんが監督した映画の劇中音楽を生演奏するイベントをきっかけに2019年から活動。最初は四人組だった。
住んでいる場所も違う、違うジャンルでそれぞれ活躍する二人が、それぞれの領域のものを持ち寄っていい感じに化学反応になっている。
インタビューでミュージカル映画を観てこんな感じにしようと言っていて、なるほど、映像作家だからだけでなく、二人の共通言語にも”映画”があるんですね。
ジーン・ケリーやチャップリンの名前が出てくるのは嬉しい。
1950年代のミュージカル映画が大好きだそうです。
甫木元空さんのお父様がミュージカルの演出家だったので、よく舞台や映画は見ていたと。
「歌やメロディーだけで〈いい〉と思える音楽を目指して」
まるでミュージカルのような音楽。
だから頭の中にメロディがこびりつくんだ。
今日はここまで。
自分でもよくわかっていないですね……。良くも悪くもバンドっぽくなくって、それぞれ別の活動もしている作家の集まりという方が実態に合っているかもしれません。ゆくゆくは自分の映像と混ぜた表現をしてみたり、それぞれの領域をこのバンドに持ち込むこともできればと。