趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.198 音楽 adieu 「夏の限り」
こんにちは、カメラマンの稲垣です。
今日は音楽 adieu 「夏の限り」についてです。
ラジオから流れてきた、なぜか歌詞がよく伝わる曲で気になりました。
adieuさん、調べてみると女優の上白石萌歌さんが歌手活動をするときのアーティスト名。
よくありますが美しい女優さんが歌手活動をしてみるだけではない。
別名義があるほど、まさにadieuさんの独自の世界。
まさにadieuさんというアーティスト。
アンニュイな感じで内省的で優しい雰囲気があって、歌詞が聞こえやすく芯の強さを感じさせる。
歌ですが台詞のようにも聞こえる。
とても惹きつけられる不思議な魅力がある。
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そしてPVを見ると晩夏のような光が入る部屋の中で一人歌う。
絵や石膏像を相手に、そこはさすが女優、繊細ですが多彩な演技で心を揺さぶる。
石膏像に頭をつけ、カメラを見つめるシーンは心を奪われました。
PVは鳥畑恵美莉さんが監督。
若い時間特有の驚きの速さで変化していく姿を表現したそうです。
シンガーソングライターの柴田聡子さんが書き下ろした曲。
若さと若さとは逆に大人びた状態という解釈で書かれたそうです。
アーティスト女性三人のハーモニーなクリエイティブがなんとも言えないです。
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adieuさん、他の曲を聴いてみると作詞作曲PV写真などいろいろなアーティストと一緒に彼女の世界を作っている。
いろいろなアーティストが作りたいと思わせる歌手なんでしょう。
そしてその作家人が皆センスのある方ばかり。
彼女の表現(歌)に皆惹きつけられるのでしょうか。
女優の上白石萌歌さんとは違う、adieuというアーティストが歌で表現をしている。
そう、本当に表現者なんです。歌で表現している。
映画やドラマのように絵で見るのとは違う、歌で心の隙間にそっと入り込むような。
なぜadieuというアーティスト名にしたのかわかるような気がします。
歌でしか伝えられないものもあると。
今日はここまで。
「誰にでも表には出せない寂しさだったり暗さっていうのはあると思うんです。これからはadieuとして、人に寄り添える歌を生み出していきたいです」
/adieu