趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.271 映画パク・ジョンヨル「ビューティー・インサイド 」
こんにちは、カメラマンの稲垣です。
今日は映画パク・ジョンヨルの「ビューティー・インサイド 」(2016/韓)についてです。
もうアイディアが面白すぎる。
男性が毎日違う人間になってしまうファンタジー映画だが、
そんな荒唐無稽な話なのに、そこにはちゃんと愛が描かれていて感動しました。
そしてそんな特殊体質の男性を愛してしまう女性をハン・ヒョジュが演じている。
もう可愛すぎる。
そしてこんな変な話なのに、違和感なく話が進んでいく、監督の手腕、そして一人のキャラクターを123人の俳優さんたちが演じ切る。
まあどんなに外見が変わっても内面は変わらぬ愛を貫くというテーマ。
まあそこはベタだが、その直球さが好感触。
まあこんな変わった映画なのに、全く違和感なく見れたのは不思議でした。
その男性、お爺さんやイケメンや子供やなんと女性にも変身してしまうんです。
でも、重要なシーンはイケメンの部分だけというのは、まあ仕方がないでしょう。
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物語は、主人公は目が覚めると容姿が変わる体質の人間だった。男、女、老人、若者、子供、外国人、毎日毎日違う自分に。
唯一知っているのは母親と友人の2人だけ。
その友人と家具の会社を作り、変身する主人公は、工場で製作し、友人が販売を担当した。
その家具ブランドは人気になっていた。
主人公はある日、他店に様子を見にいくとそこで家具を生き生きと販売する女性に出会う。
主人公は毎日違う姿になって彼女の説明を聞いた。
どんな姿でも彼女は変わらぬ接客をすることに、主人公は一目惚れする。
告白するにはイケメンになる日を待たなくては。
とうとうイケメンになった日がきて、彼女から椅子を購入する。そこで彼女を食事に誘う。
主人公は人気家具ブランドの社員だと明かし、倉庫で食事をする。
そこで彼女のアイディアから新作家具の発想をもらう。
眠らなければ姿が変わらないので、徹夜して次の日も彼女とデートする。
次の日も頑張ってデートして別れ際にキスをする。
帰りの電車でふと寝てしまい、おじさんの姿になってしまい、約束した場所に行っても彼女は気づいてくれない。
諦めて彼女のアイディアの家具を作り、彼女に送る。
ある日彼女の家具店で見習いの応募があり、別人として彼女に近づく。
彼女に実は自分はキスをして家具を送った人間だと告白し、毎日変わる自分の姿を見せるが、理解してもらえなかった。
彼女は悩み、信じられないが、主人公の家に行く。
その日は日本人の女の子なっていたが、彼女といろいろな話を聞く。
今まで辛かったことなどを。彼の苦悩を解ろうとした。
それから彼女は毎日変わる彼を受け入れて付き合うようになるが次第に歯車が繰り始めた・・・。
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まあよくもまあこんな変わった話を思いついたものです。
まあ誰しも別人になったらどんな気分だろうと思うことはあると思います。
イケメンなったり、若くなったり、性別が変わったり、
それをこんなに面白い物語にするなんて。
132人もの人が一人のキャラクターを演じているが、皆中身は同じ青年っていう感じがするのが、まさに演技や映画のマジック。
またそんな彼を愛する女性がいるからこそこの映画は魅力的になるんでしょうね。
ハンヒョジュさんの自然体の美しさは、本当にうっとりとする。
ただただ彼女の美しさを見ていたいと思ったほど。
彼女が笑って泣いて自然な表情が、この映画を一段と美しいものにしています。
そして変身する彼の心も変わりませんが、彼女の彼を一途に愛する気持ちも途中悩みましたが、それでも変わらなかったから、エンデイングに感動が待っていました。
あっ!そしてずっと変わらず接してくれたメガネの友人も!
今日はここまで。
どうした?
なんとなく
毎日変わるから、見えなくてもあなたを感じたくて
においとか感触とか・・・
こんな風に握るよ
僕が先に君を見つける
/「ビューティー・インサイド 」より