趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.213 音楽 Billie Eilish 「TV (Live from the Cloud Forest, Singapore)
こんにちは、カメラマンの稲垣です。
今日は音楽 Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)の 「TV (Live from the Cloud Forest, Singapore)についてです。
緑がいっぱいの植物園のような場所(シンガポールのクラウド・フォレスト)でお兄さんと歌うビリー・アイリッシュ。
哀しい雰囲気のサウンド。自分のせいだと、自分に問題があると歌っている。
最高裁が中絶の判例を覆す判決について少し言及した一節がある。時代性や政治的なテーマもちゃんと入っている。
While they're overturning Roe v. Wade
ロー・ヴァ・ウェイドを 覆すためにね
髪の毛が緑色などの蛍光色から黒色になってしっとりとした感じ。まだ19歳だがものすごく大人になったような。
なんだかこのお兄さんとの演奏を聞くと、音楽性は方向が違うけど現代のカーペンターズじゃないかと思ってしまう。
カレンが拒食症になったように、ビリー・アイリッシュも鬱などで苦しんでいる。
カレンは笑顔で明るいポップソングを歌っていたが、ビリー・アイリッシュは笑顔を見せず不機嫌そうに、自分の悩みを隠さず政治的な発言も臆せず歌にしている。
そのほうが壊れないような。
蛍光色で囁くダークな歌姫から、なんだか自然な感じになったような気がして少しホッとしました。
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ビリー・アイリッシュ。世界で一番有名なZ世代のポップスター。
ここ最近でヒットチャートやあらゆる賞を総なめ。
彼女の姿を見ないことはなかったです。
でもあまりにも有名すぎて、逆にイメージ先行して、彼女の本質は見えなくなりました。
俳優である父、女優兼作曲家の母、ソングライターの兄。
学校には通わずホームスクールで学び、両親からあらゆる音楽やアートを教えてもらう。
8歳で少年少女合唱団に参加、11歳にして楽曲の制作をしていた。
13歳で兄が製作していた楽曲でSoundCloud で発表して爆発的にヒット。
蛍光色の髪の毛、笑わないティンエイジャー、ダークポップなイメージ。
現代の若者が抱える自殺やいじめなどを反映する歌詞と暗いサウンドが、圧倒的に10代の若者から支持を受ける。
時代の申し子であり、時代の反逆者。社会的な問題に臆せず堂々と発言していく。
こんなに世界的な歌手なのに、それでも家族を家を大事にし、お兄さんと自宅でベットルームで自分たちで曲を作る。
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こうやって彼女のことを調べていくと、なるようになったというか、やはり時代の申し子のような気がする。
奇跡とか、強運を引き当てたとか、ものすごい努力とか、お金をかけてすごいプロデューサーではなく
今の時代、生まれるべき生まれたスター。
それも唯一無二。
似たスターがいない。
今日はここまで。
笑うことは大嫌い。力が抜けて、私を小さく弱く感じさせるから。いつもそうだったの、写真では笑わない。
/ビリー・アイリッシュ