Yeti-file.05 ぬいぐるみと一緒
今回のお話はとってもSFというか、サイエンス・ファンタジー&スピリチュアル・フィクションなお話です。フワフワが苦手な人は違うページを読んでね!!
不思議に思ったことは、なんでも一度タロットを引いてみるのがモットーのウミサチです。
皆さんも小さい頃、お気に入りのぬいぐるみがいませんでしたか?
息子には今も大切にしているぬいぐるみがいます。2歳くらいの頃にプレゼントでもらった茶色のテディベアです。
彼は小石や木の枝を集めるのが好きなごく普通の男の子でしたが、シルバニアやぬいぐるみも好きな子どもでした。
この茶色いテディベアを、いつも脇に抱っこして、どこでも一緒にお出かけをしていました。今で言うぬい活のような感じですね
…このクマがですね…。ちゃんと家に戻ってくるんですねー。
おかしいなー。おかしいなー。(稲◯淳二風)
子供なので、置いたまま忘れてしまうということが何度かありました。
某ピンクのショッピングモールでなくした時は、問い合わせに行ったサービスカウンターの机にそのクマがいるのに引き渡してくれなくて、途方に暮れていたところにイ○ン専門店の店員さんが突如現れ、
「僕、置き忘れ現場の一部始終見てたんで」と証言台に立ってくれて生還したり。(記名とか証明するものが無かったためらしい)
またある時は、家に帰っていないことに気づいて慌てていたら、置き去りにしたショールームからエクスパックで帰ってきたり。(TOTO様その節は大変ありがとうございました。)
こんな感じでなんとかして帰ってくるんです。 I’ll be back!!
そんなこんなで、息子氏が大学生になった今でも
「付喪神」と、呼ばれていまだに部屋に飾ってあるのです。それがこの度、このテディベアの鑑定の依頼を受けました。
ほう・・・。実に興味深い。フシラーの血が騒ぎます。呪物とか大好きです。
しかも、直接本人(クマ)に聞いてみるスタイルなんですね。
早速インタビューの前に、オファーを受けてくれるのか、軽いジャブを打つべくタロットを引いてみました。
Q. あの~。持ち主のからの依頼なんですが、インタビューって受けてくれますか?
ヤバい!心を閉ざしている!!私の軽薄さが完全に裏目に出ている…。
やばいよやばいよ。答え聞けてないじゃん。どうしよう~。
予想外のテディベアのテンションの低さに焦る母、いつも息子に疑わしい目で見られているので、ここは踏ん張って依頼主の要望にこたえなくては。
崖っぷちに生えるキノコです。
Q. オカルトな興味本位っていうわけではなくってですね、皆さん大切なぬいぐるみさんがおられますよね?!
息子氏がクマさんに何か人格的なものを感じておられるので、そこのところをぜひ!!お聞かせ願いたいと思いましてですね。
いかがでしょうか?
うわー。思ったより大変 面倒くさい 壮大な感じがします。
この予感は大いに当たってしまい、なかなかな長編となってしまいました。
他人のぬいぐるみとの愛について興味の無い方は戻るボタンをお勧めします。
タロット一枚引きの YES・NOで済ませればよかった…。
Q. 今回はインタビューを受けてくださって、ありがとうございます。
えーーーそうですねー。まずはご自分をタロットカードに例えると、どのカードが一番ぴったりですか?
審判!?
なんか大アルカナで来たよ、意味がわからない。
ぬいぐるみが復活できないとか…そもそも、ぬいぐるみ死なないじゃない。
しばし沈黙 ポクポクポクポク ちーーーーーーーん
迷子になった先でゴミとして処分されて、ぬいぐるみの体がなくなっちゃうと魂が戻って来れなくなっちゃうからってことか!?
怖いなー。怖いなー。寄せてくるなーーー。
Q. 戻ってくるということは、何かがぬいぐるみに宿っているのですか?
Q. あのー、魂が宿るという事ですが、どうやって魂は生まれて来られたんですか?
Q. ほう、じゃあ意思を持って、息子氏のところに帰ってくるという事なんですね。
この様子なら、「呪物はお焚き上げ!!」って焚き上げなくていいのよね?
うんうん、だよね〜? …え?焚き上げてくださいって言った??
まさかのお焚き上げ希望に、驚きを隠せないウミサチと息子氏。
付喪神になったなら、
「百鬼夜行パレードに出てみたいの~」までがセオリーじゃないの!?
Q. えぇ!? 焚き上げたほうがいいの!?
まじかよ。ワールドって…あんた…いい笑顔してるよ…。
Q. 生まれるって、何か生命体に生まれ変われるの?!本気で焚き上げて欲しいの?
この後のやり取りは、生命誕生に関する人間の知らないでいい領域・企業秘密とのことで教えていただけませんでしたが、今後の課題としたいと思います。
突如息子氏乱入。
Q. えぇー。もう少し、一緒にいていい?
Q. そうなんだ、結婚するんだ!?
失礼ですが、彼の母なので性別をお尋ねしてもよろしいですか?
性別とかって…ないんだろうけど、たぶん男だな…。
Q. ねえねえ、付喪神ってなるのに100年かかるんだよね?(息子氏)
結構要求すんな〜
Q. じゃあ、付喪神みたいなもんなんだよね?(息子氏)
うーーーん。とりあえず??おめでとう~。ヨカッタネ。
(ペンタクル2とか結婚指輪ジャグリングしてるじゃん)
こうして、ハ◯ルとカ◯シファーの物語のような、不思議なインタビューは終了しました。
こんな話をすると、呪物とか、何か怖いものと感じて不安になってしまわれる方もおられるかもしれません。
しかしこのクマに宿っている?ものは、自然から発生した明るい陽の気の塊(ワンドA)で、悪いもの・害をなすものではないようです。
個人的にイマジナリーフレンドみたいなものなのかなあと思っています。
(ワンドの4で合意した彼らの関係が、ペンタクル2・10で家族となった所に少々、感動。)
振り返ると、最初のジャブの時点でもう「関係の復活」や「結婚したのに構ってくれない」愚痴を匂わせていたんですね。確証がないとはいえ、読み切らなったとは未熟であります。
不思議な出来事や幸せは、意外と身近にあるのかもしれませんね。
ではでは、それではまたお元気で。