未知との遭遇☆移住物語 承 -五老星 封豨(ホウキ)現る編-
移住開始からいきなりアクシデント勃発かと思われましたが、どうにか穏やかに毎日が過ぎていきました。……が、しかし、やはり田舎暮らしの洗礼を受けずには済まなかったのです。
高杉村での生活に慣れてきた頃、最初は植えきれない程の野菜苗をくれる、世話焼きで愛想の良いU原さんでしたが、だんだんとキャラが立ってきました。
最初に違和感を感じたのは、会うたびに聞かされる噂話でした。
U原さんは庭に家庭菜園があり、毎日畑とご近所を徘徊しながら人を捕まえて噂話をする、Mrs.ゴシップでした。
まだこの頃は越してきたばかりで遠慮があったせいもあって、3時間くらいの ノンストップ悪口 お喋りを聞いていました。
ここまではよくある光景だと思います。しかし、これにはトラップが隠されています。誰しも一度は遭遇した事があるのではないでしょうか?
「何人かでこちらを見ながら笑ってる現象」
あれは仲良くつるんでいる場合もありますが、一緒に(仕方なく)立ち話をしていて、首謀者(U原さん)が前々から目をつけていた人の方を見て笑う。すると、アーラ不思議。
これだけで、みんなでその人を笑っている構図が出来上がるのです。
一緒にそこに居る私には、ミジンコ程も思惑はありません。しかし、された側はみんなに笑われているように感じてしまう。
これで傷ついたことのある方、真実本当に気にしなくていいんです。
心理学の本とかにも「流して、気にしない」とか書いてあるんだけど、そうは言っても
「自分にも何か悪い点があるかも。」とか、「みんなに嫌われてるのかも?」と気に病んでしまう方もいらっしゃるかと思います。
しかし、本当にコレになんの実体もありません。(マジくそDeath おっと、毒が漏れました)
自己愛性パーソナリティ障害や村八分では、マウントやこう言う嫌がらせが常套手段です。そしてこれから攻撃の矛先が私へと変わっていくのです。
矛先がこっちに向いたなら「フラグはさっさとへし折ればいい」のですが、この時は未知との遭遇すぎて理解できなかったのです。
次の違和感は、「庭木のトラブル」だったと思います。
うちの庭とU原さんちの月極駐車場がブロック塀を挟んで隣り合わせになっています。両方ともとお隣がNさん。うちの庭にはどんぐりの木があって、Nさんの庭にも大きなどんぐりの木がある。
「台風で飛んできて、折れた枝が駐車場の車に当たったら困って心配」
ということで切って欲しいとは言わず、第三者のNさんのどんぐりの落ち葉の苦情を言いつつ、匂わせから「どんぐりの木は切った方がいい」と主張していきました。
どんぐりの高さは低くしてあるし、枝が敷地から出ない様にマメ切っています。
私たちに「木に登って切れ」と言われても、太いので業者でないと切れません。
一応不動産屋さんに伝えると、「うちの若いのは『高くて怖くて切れない』と言っているから、自分で切ってくれ」と言われてしまいました。
それでも切ってくれ攻撃が止まないので、正直に伝えると
「あんのクソババア!!!」と不動産屋さんは呟き、この話はどこかに消えました。
ここら辺から、U原さんから「Uバア」へと呼び名が進化しました。
次の違和感は大雨の時に降ってきました。
Uバアのお喋りは大体、自分は可哀想であの人にこんなことを言われた!嫌がらせをされたという話をしてきました。
よく覚えていませんが、この時は隣村の村人に無視をされたとかいう話だったと思います
まだ甘かった私は、「そうなんですねーじゃあ、今度は私に話してくださったら良いじゃないですか、これ電話番号ですからねー。」
などど抜かしました。今となってはあの時の自分を全力で殴りたいですね。
その後、西日本台風が来た時に、高齢者の避難指示が出たので、面倒ですが 電話はもっと面倒なので 念の為、私はUバアの家へ安否確認へ行きました。
Oh! 元気ピンピンです。残念!!
Uバアがなんやかんや自分語りをしている時、Uバアの電話にワンギリで着信がありました。
チラリと見えた着信履歴は、ハイカラS木さんでした!!
なんという高等テクニックを使うのだろう…。
……すごい(感動)私もこれからこの手でいこうと思いました。
そして、どこに寝ているかだけ確認し(優しすぎ)、大雨の中でも話を続けようとするUバアを振り切って、家族の待つ家へ帰りました。そして、地震が来ても大雨が来ても、放っておこうと固く誓ったのでした。
そしてある日、唐突に訪ねてきて「近所のU田さんが町内会の掃除当番を忘れた」とかなんとか喋り始めました、放送禁止用語の罵詈雑言に同意を求められて困ったので、
「へーーーーーーーそうなんですねーーーー(棒読み)」と右から左に受け流しました。
しばらくたったある日、なんだか近所がゴタゴタしてるなぁと思ったら、U田さんが「Uバア被害者友の会」に相談したらしく、U田さんへの悪事が暴露されていました。
そしてコロナが発生し、私も庭に出ずいい感じに無視、距離を置いていたある日のことです。
「向こうの借りていた畑もやめて、自分家の庭だけにして私と話をする様に決めたのに(私は聞いてない)、私が話をしてくれない(知らんがな)」とUバアが言うのを放置していたら、私が「暴力的で危険だ」ということになっているようでした。
ちょっと庭に出ると、家から出てきては呼んでおいた近所の村人に、私の方を指差しなんか言ってる。
その村人が私の方を見てみると、
私は片手に包丁を持って、片手に白菜を持って立っている。(あ、どうもN山さん)
または、片手に剪定したいちじくの枝、片手にノコギリを持って立っている。(こんちわ、K岡さん)
と、言うことが何度かありました。
そのうちにUバアは狼バアとなりました。近所に私の嘘の悪事を言い回っていましたが、相手にするだけ無駄なので、放置していました。
相手にされないのに月極駐車場に現れては、猛暑でも雨が降ってもホウキでずーーーっと掃きながらウチの玄関を見ていると、そのうちに「五老星 封豨(ホウキ🧹)」になっていきました。
いつも一緒の近所の爺さんに「もうええがな」と言われてもやめず、そのうちに誰かからアツーーーいお灸を据えられたそうです。
サッサと関係を解消したかった私は、現実的な超スルーの他にスピリチュアルなヒーリングというものをお願いしてみたのですが、本人の浄化拒否で浄化されませんでした。(この詳しい体験記は後ほど!)
Uバアみたいな人・話の通じない人に絡まれて、自分がおかしいのかしらと悩んでおられる方は、「マニュピレーター」や「自己愛性パーソナリティ障害」をググってみられるといいかもしれません。
次回は、さらに「新たなる刺客・T田家BBQこそ我が命」が登場します!乞うご期待。
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