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イノベーションは、他人を認め合いながら探求するスポーツ

「イノベーションは、他人を認め合いながら探求するスポーツ」

こんにちは。
コンセント探しで東京の各駅近くで喫茶店を歩き回っている、稲田佑太朗です。

慶應SDMのプロポーザルで、ありがたいことに「イノベーションのつくり方」について勉強させてもらっています。おそらく、イノベーションと聞いてピンとくる人/こない人がいると思うので、改めて説明します。

イノベーションとは、新しい価値の創造や価値観の変化を起こすもので、これまで誰も見つけてなく、「確かにソレが欲しかったんだ!」「コレを手に入れたら後戻りできないよ!」など人の価値観の変化や新しい価値を提供すること。(稲田の解釈です。噛み砕いて説明しております。)

つまりは、人に聞いても答えられない(わからないから探す)ということです。イノベーションは向こうからやっては来ません!

そして、イノベーションは見えないところに隠れている!
こちらから見つけに探しに行かないと見つかりません。

だから、チームを組んで探しに行きます。チームとは、違う価値観(モノの見方)の人が集まりお互いのアイディアや意見を擦り合わせていく仲間のことです。違う価値観の数だけ自分の価値観を広げるだけではなく、自分では考え付かなかったアイディアを創造することが出来ます。

人のニーズの中にあるが、皆が自覚できていないもの

これを探し出します。
というのも、いいも悪いもヒトは環境に適応する能力が備わっています。

携帯電話の時代に、iphoneが欲しかったでしょうか。改めて考えると、あるとよかったが、事足りていませんでしたか?
iphoneが誕生して、携帯電話に戻りたくてしょうがないでしょうか?

人は環境に適応する力があります。この特性を知ったうえで、イノベーションを探してみるのは一人で探すことは難しいですね。(スティーブジョブズやフォードなどのいわゆる天才は別として)

今回は、ブレインストーミングとグルーピングについてまとめました。

ブレインストーミング(ブレスト)

ブレインストーミングは、複数人で模造紙や机を囲んでポストイットにアイディアをひたすら書いて貼っていくワークショップです。これは、何が言いたいかというと"自分の解空間を広げる”ために行います。解空間は、自分の価値観やモノの見方に偏ります。いわゆる「バイアスがかかる」と言うことですね。人は、価値観の範囲の中でしか答えられません。自分の考えだけでイノベーションが起きていないということは、自分の価値観に答えはないということ。だからこそ、仲間の価値観で自分の価値観を広げイノベーションを探します。

グルーピング

グルーピングは、出てきたアイディアに対して類似したものをわかりやすく整理するワークショップです。これは、ブレストで出たものを整理することで、共通点や他の気づき(コレがあるなら、これもあるな!など)が得られます。そして、そのグルーピングの"名前”にこそイノベーションを探す方向性が変わります。名前は、「モノの見方=テーマの切り口」です。この切り口を作ることで、テーマの問いの方向性が決まります。当たっているか間違っているか、現時点では完全にわかりませんが「どうも、こちらにあるかもしれない」という方向性を示すことが出来ます。

この2つのワークショップは、よく使用されますが改めて整理することで「なぜ、このワークショップをやっているか」が少しでも咀嚼(理解)できればと思っております。

最後に

イノベーションで大事なのは、
・多様性(他人の価値観)
・アイディアが出やすい場
です。ツール(ワークショップ)も大事ですが、一番大事なのはマインドセットです。

だからこそ、

「イノベーションは、他人を認め合いながら探求するスポーツ」です。

ありがとうございました。

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