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杉並区の昭和。

一家に一冊と思い、駅の書店で予約して買った写真集。

戦中戦後、高度経済成長期の杉並区。
時代と共に変わりゆく商店街の様子や、道端で遊ぶ子どもたち、商店で買い物をする女たち、祭りを守ってきた男たち、散歩する犬猫。

どの時代も春夏秋冬、細やかながら確かな人々の暮らしが街と共にあったことが伝わり、どれもこれも愛おしい。

生涯杉並区に暮らし続けるであろう私たち夫婦は、どんな歴史の一部になっていくのか。

早くも街の風景は変わり、10年かかったという自宅裏の東八道路放射第5号線が先週末より開通。

いつか杉並区の平成とか令和の写真集が出るなら、開通前後の写真を提供しよう。

その頃は、もうお婆ちゃん。

(2019.06.12)

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