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コロナで美味しいアボカドが食べられるようになった話

 「次の記事として早速書こうと思っている話題は先日参戦したNiziUのツアーについて」

なんて前記事で宣っていたのはどこのどいつでしょうか。

 さて、タイトルについての話を。
「コロナで〜」なんて記載しましたが、コロナ禍になって原因はわからんけど市場に美味しいアボカドが流通するようになった……という訳ではありません。

 8月の初めに、新型コロナウィルス第7波の影響を我が家もモロに受けまして、一家全員感染してしまいました。
 子どもが先に発症し、その後大人、という流れだったため、結局療養期間は全員合わせて12日間でした。

 勿論その間は外出できないため、食材の確保のためにネットスーパーを利用しました。(普段生協を利用しているのと、徒歩1分の場所にスーパーがあるため、ネットスーパーに登録したのはこの時が初めてでした。)

 さて、何を買うか……となった時のこと。

 とりあえず栄養があるもの……あーサラダ食べたいな……あ!……

「アボカドが食べたい」

 わたくし、アボカドが好きでして、できれば週一くらいで食べたいくらいの感情をアボカドに対して持っています。アボカドは何とも思っていないでしょうけど。

 なるべく1つ98円の時にまとめ買いをして、たまーに128円でもまあいっかと思いながら、アボカドライフを楽しんでいました。

 ……だったのですが、この春くらいから急にアボカドの価格が高くなったのです。1つ298円というちょっと信じられない価格だった時期もありました。たまに購入する大玉の高級アボカドは498円(普段は198円)というこれまた目を疑うような価格になり、こりゃアボカドバーガーを売るお店は大変だ……とハンバーガー屋さんの心配をしつつ、しばらくアボカドを買うことはありませんでした。

 話はネットスーパーに戻りまして。

 アボカドを食べたい……久しく食べていない……ピーク時よりは安い……
 そう思った私は一先ずカートへと138円(税抜)のアボカドを入れました。ただ同時に不安がよぎりました。

ハズレのアボカドだったらどうしよう。

 美味しいものは美味しいですけど、個体差が顕著に出るのがアボカドかな、と。表面はそれなりに柔らかかったのに、種周辺が熟しきれてないものを切ってしまった時の悲しさったらないし、熟れ具合はそれなりに良かったものの、繊維だらけで食感が良くなかったり、落としたり強く押されてしまったのか腐敗しているものがあったり。

 私自身、アボカド好きでそれなりにアボカドを購入しているくせにアボカドを吟味するのが下手なのですが、コロナ禍に入ってから手にとって吟味するのも少し憚られるようになり、ファーストインプレッションで余程固くなければそのまま購入するようにしていました。ですが、3回に1回くらいの確率でハズレを引いてしまうこともあり……。

 そんなことは私だけなのかもしれない。いやでも、もし西友ネットスーパーの担当の人がアボカドへの知見に乏しかったら……?入ったばかりでとりあえず指定されたものをカゴに入れていくだけで精一杯だったら……?ネットスーパーの需要が高まっている今、そんな余裕等なかったら……?

 ええい、とりあえず買ってみよう。

 そして、三日後。

 夕食の準備をしていた私は、いたく感動しておりました。そこには鮮やかな黄緑色の中身をした半身のアボカドが二つ。切った時に包丁についたアボカドが、ちょうどいい柔らかさを表現していました。求めていたアボカドを、悩むことなく、出向くことなく手にすることができていいのだろうか、と少し申し訳ない気持ちすら抱きましたが、久しぶりのアボカドを、幸せな気持ちで食すことができたのは言うまでもありません。

 それから1ヶ月半が経ち、すっかりネットスーパーの便利さを覚えた私は、週1でネットスーパーのお世話になっております。そして、アボカドも既に3回迎え入れました。そしてなんと全てとても綺麗で美味しいアボカドでした。2回目の時は偶然だろう、とあまり期待はしていませんでしたが、3回目を割った瞬間に、ああ、これはアボカドのプロがいるな……と。そう思わずにはいられませんでした。

 そして今日、西友ネットスーパーでは4回目の購入となるアボカドを夕食時に食べました。
 そのアボカドが、見出し画像のアボカドです。

 ネットで注文できて、美味しいアボカドが届くなら、店頭でアボカドを買うことは無くなるかもしれません。そう思った夕方でした。

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