【ヴァンガード】ゾルガ・ネイダール
注意:無名の復帰1年程度のファイターの駄文
注意:あんまり初心者向けではない。ゾルガを煮詰めて濃縮還元された成れの果てなのでご了承頂きたい。
ゾルガと言う降霊術師が仮面を弄び、リアノーンとドラジュエルドが跋扈する頃に3000年前より復帰。
そこから今日に至るまでメサイアにバインドされMorfonicaに3パンを止められブラグドマイヤーに無にされ猩々童子に戻され続けた、本当に地獄と踊ってた1年の成果をここに記す。
なおここまで煮詰め続けられたのは上記の異常環境を構成する友人達なのでここに感謝も記す。
まず、ゾルガと言うカードとそのデッキの広がりの豊富さについて。
オーダーカードの魔合成と言う無限の可能性に魅入られた人が多く、そしてまた挫折して行った人も多いかと思う。
過去に様々な人が記事にされている。強いとされている他のヴァンガードの効果に比べ出力は落ち、不確実性に喘ぎ、オーダーに縛られる苦汁。
ある時は獄竜を矛に異常速度のアグロを、ある時は影纏を盾に超絶コントロールを、ある時は黒呪術による大量ドローを、ある時は寄る辺によるトリガーの押し付けを
ここまで千変万化な戦術・戦略・構築が取れるのはやはりゾルガだけである。
そう、筆者は千変万化に惹かれた。
別にクリティカルを上げたい訳でも全攻撃を完ガで止めたい訳でもドローしたい訳でもドライブを増やしたい訳でもない。結果的にそうなるのはともかくとして、だ。
ましてやそのどれかに特化するなどゾルガの可変性を削ぐ事となる。
強欲に今までの全てを使う。知識もドロップ利用も同じ、積み重ねだ。
デッキ一覧
このデッキの基本思想
・相手の悪質な除去に対抗する≒相手のデッキタイプに依存しない
・ありとあらゆる全てのデッキにこのデッキ1つで対応し切る
・1ファイトにデッキの全てを使い切る気概
デッキ内採用詳細
ノーマルユニット:23枚
ペルソナ札:0枚
このデッキにペルソナは無い。
理由はペルソナライドの利点の全てを他のパーツで代替出来るからである。
パワーも、ソウル増やしも、ドローもである。
その上で複数枚持っていたり最序盤に持っていても一切使えない札になる事から本デッキはペルソナ札を採用していない。
上記のデメリット全てを少しずつ軽減した方策としてペルソナ札をデッキ内ピン刺しと言うのも試したことがあり、それもまた悪くなかった。
現在は全て抜いている。
ペルソナの有無という煩わしさから解き放たれストレスフリーなファイトが楽しめるようになると言う利点もある。(そもそもオーダーに縛られているので縛られはなるべく少ない方が良い)
《彷徨の獄竜》:4枚(業臨の怪魔0枚)
《獄竜》《怪魔》問題、ゾルガにおける枚数比率は本当にデッキ・個人によりまちまち。
本デッキでは完全に《獄竜》のみとなる。理由はその特性と求めている物への違いとなる。
《怪魔》の利点とはエネルギー消費によるパワーの跳ね上がりと場に残った後のガード値と言っていいと思われる。
それに対して《獄竜》が勝るのは速度とリソース消費無しの場合の基礎火力の2点。
結論を言えば本デッキはターン終了時には盤面総退却をする事を基本戦術とする。
よって1番の売りであるインターセプトによるガード値は期待出来ない。そうでなくとも焼き対面には無意味となる。
第2にほぼ1発限りの効果力だが、実はそこまでいらない。と言うより完全ガードで止まるのは《獄竜》でも同じである。
とは言え刺さる相手も居るし場に残して大丈夫な相手も勿論いる。《獄竜》を3にして《怪魔》をピンにしたこともあり、悪くはなかった。
現在は全て《獄竜》にしてある。
《影纏》:4枚
かつてはデッキのメインギミックとして動いて居たこのユニット。
今の時代は盤面に居座り続けるという事は無い。
本デッキに置いての役割は2枚目以降のオーダーカード、ないしはサーチ。そして5枚目以降の完全ガード。
当然と言えるがデッキコンセプトの基軸として採用している。それは「相手のデッキを見てからオーダーを落とす」の1点だ。
オーダーの項目で触れると思うが相手によっては《彼方》を最速で落とす必要が出てくる。
それ以外の使い方はターン初めに場に出た後、蘇生を含む魔合成で完全ガードを回収する在りし日の動き。
今日に置いて延々と場に留まって無限に完ガを回収と言う動きは出来ない物の、《影纏》1枚を完ガに変更する事が出来る優秀な動きの1つ。
切り捨てるには勿体ない。
《棺桶撃ち》:2枚
新メインエンジンその1
検討当初は筆者もそこまでか?と懐疑的だったがこれが凄い。
その役割は多岐に渡る。実質ブースター、緊急的な殴り要因、初魔合成の柔軟性向上の三種。
後述するが本デッキに置いてはソウルはほぼ無尽蔵と言っても少し過言な程度。
むしろドロップのオーダーの数の方が少ないくらいで余ったドロップのオーダーは盤面が開いている限り、ソウルが足りる限りバインドゾーンに送り込む事が出来る。
ドロップでの起動1ターン1回効果なので、盤面に出ればその制限はリセットされるためだ。
当然、《ゾルガ・ネイダール》を触っている人からすれば分かると思われるが1回使えば2面パワー+10000、2回で+15000、3回で+20000。頑張ればターン中3回は普通に使う事が出来る。
本デッキにペルソナ札が採用されて居ない理由の1つ。
初魔合成については先にバインドゾーンに送る事により魔合成の後にゾルガの起動蘇生効果を使う事が出来ると言う物。
地味な事だが意外と重要な場面が多い。
勿論《獄竜》が居ないG2ターン、それ所か多少無理する形になるがG1ターンにも効果による蘇生が可能。
序盤に殴りかかる分には十分な火力を誇る。
《冥福の妖精 トルデリーゼ》:2枚
メインギミックその1
発表当初はその肩透かし感に失望と脱力をさせられた。が、本デッキではメインギミックとなる。
枚数を絞っているものの必須カードでありマリガンで残す事まで考えてよい。
ではなぜこのカードがメインギミック足り得るのか。
このカードに求められるのは第一に当然火力、第二に“退却”である。
火力については正直他のカードや効果でも補う事は出来る。
だが自身のユニットをターン終了時に退却させる事が可能なのはストイケイア広しと言ってもこのカードともう1枚だけ、その内でより使う理由があるのはこちらである。
退却効果はゾルガ初ターンから使って行きたいが、今までであればバインド数が足りず2回目のアタックからだった。(当然、非業を魔合成した場合はその限りではない)
本デッキでは前述の《棺桶撃ち》により初ターンからこの効果を使う事が出来る可能性が飛躍的に上がっている。当然100%使える訳では無いが、通常よりは遥かにしやすい筈だ。
その上でヴァンガード、ゾルガへ対する15000ブーストが掛かり軽視されがちなツインドライブもトリガー次第、状況次第では無視出来なくなってくる。
なにより、《彼方》《混濁》を使っているとここでパワー10000を横に振りつつ33000のツインドライブを作る事が出来る。それを先後問わず3ターン目にほぼ確実に。
そして悪質な相手ターンの除去から《獄竜》を退却により守る事が出来る。
ここまで書き連ねて、なぜ採用枚数が2枚と少ないのか。
このカード自体はデッキを掘らない上に、オーダーの効果や《ネイダール》のパンプも必要なく最終的にV裏に着地出来さえすればいいからである。
でも正直枠があれば3枚は採用したいくらいにはメインギミックと言っていい。
《整然の乙女 ヨランダ》:3枚
本デッキにおけるメインギミックにしてメインエンジン各その2
マリガン基準の1つでもあり1枚は確保してよい、獄竜よりやや優先度が上がる。
《ネイダール》発表時一部の人に少し検討された事があったが当初はパワーは《フィランダ》、ないしは《スプーフ》で十分とされ検討対象から外され続けていた。
だが、本デッキのコンセプト上はこれが一番嵌る。結論から言えば“退却”させられるからだ。
このユニットを《ネイダール》の蘇生効果で出し、バトルフェイズの最後にブーストした場合。自分以外の横2枚のブースターを1ドローとパワー10000に変換しつつ自身はターン終了時に退却する。
これで後列は居なくなりあらゆる悪質除去が利かなくなる。それどころか手札も1枚ついてくる。退却させるユニットの片方が《ネイダール》で蘇生したユニットの場合コストが実質半分。2枚とも蘇生だった場合ノーコストとなる。
《フィランダ》やその他の18000ブースターとの違いは当然1ドローが付いて来る事と退却させられる事、そして地味な利点としてその速さが上げられる。
実際には無理めな動かし方ではあるが、G2ターン等に《獄竜》をクリティカル上昇で置きその後ろにヨランダを置く。無理やり盤面展開すればその時点で23000クリティカル2で殴り掛かる事が出来る。1ドローのおまけ付き。
手札にあるドロートリガーやダブついたメインギミックのG1などを盤面に出したり後述する蘇生札や《ハビタット》で出て来たブースターを使うなど、どちらかと言うとドローする為にやらなくはない行動の1つ。
特にG2ターンは《深潭》の誘発ターンであり蘇生オーダーが手に、《獄竜》がドロップへ落ちやすいターンでもあり、パーツやオーダーを捜しに行く関係上した方が得な場合が多い。
弱点が1つだけあり、パンプとドローがセットな事。あまりにファイトが長引き過ぎるとデッキ枚数的に引けずパンプが入らないという事が極稀に起こる。
《ロマンティックブルーム ペンテランセ》:3枚
本デッキにおけるメインギミックにしてメインエンジン各その3
マリガン基準の1つでもあり1枚は確保する。
最近は言わずと知れたソウルチャージのお供。当然《ネイダール》の蘇生によりデッキから1枚をソウルに貯め、場合によってはソウルからドロップに行くためドロップ肥やしにもなる。
とにかく「デッキを掘る事」と「ソウルを貯める事」が重要なこのデッキのエンジンと言うよりはそれを回すエネルギー源とも言える。
《ネイダール》の効果でなくとも最序盤からライドコストにしては可能な限りの状況に応じた蘇生札でデッキトップをソウルに変換させておく事を目標とする。
そのソウルはG2段階で前述の完ガに化け、パワーに化け、ディヴァインスキルに化ける。ブラストされたオーダーは《棺桶撃ち》のコストに化け、《獄竜》は火力に化ける。
メインギミック・メインエンジン共に全てのカードが手札に来る必要がなく、ソウルを介してでもドロップに居さえすれば良いためとにかく掘れる限りのデッキを最速で掘った方がよい。トリガーは諦めよう。
《龍樹の落胤 ビスト・アルヴァス》:1枚(深冥の海鋏0枚)
言わずもがな、当然ノーマルオーダー回収用のピン刺し。使う機会は滅多に来ない。
本デッキは《海鋏》が出た当初に《海鋏》を使うために組んで居たが、抜けて行ってしまった。
第一にドロップに遊んでいるオーダーが無くなるためである。
そんな物は全てパワーに変換するため大体バインドに送るため、回収先がないと言った事が相当な場面で多くある。
基本的には魔合成をするための手札からの種オーダーが欲しいため、緊急的にゾルガの起動効果で蘇生しオーダーを回収する事になる。
この時点でターン開始時ドロップに最低2枚はオーダーが用意されている必要がある。これは《ビスト》でも同様のことは言える。
だが《ビスト》には《海鋏》に勝る利点がある。ソウルブラストが出来る事だ。
《ペンテランセ》で触れた通り本デッキではデッキをソウルチャージで掘る、その際、オーダーがソウルに行く事がある。
これを《海鋏》は回収できず、《ビスト》は実質CB1で直に手札に加える事が出来る。これがだいぶ大きい。
なぜなら《ネイダール》の蘇生効果で《ビスト》と《ペンテランセ》を同時蘇生した場合、オーダーがSC1された時はCB1で1ドローみたいな物だからだ(実際は違うが)
加えて場に残ったユニットを退却させることが出来る《海鋏》だが、除去の有無、つまり相手に依存し過ぎる。その上、本デッキでは盤面にユニットを残す事をあまり考えていない。
以上の理由から緊急的なオーダーの回収札として《ビスト》側に軍配が上がっている。
《サンベイジング・ドラゴン》:1枚
このリストの中でも一際異色を放つかと思われるピン刺しドラゴン。
当然マリガン対象でもなく積極的に戻す事となる。
なぜこんなカードがピンでも入っているのか。理由は本デッキのリソース効率にある。
当所このカードは入っていない状態でデッキを回していた。
《怪魔》も無く、CBオーダーも撃つ機会は多くても2~3回。終盤、エネルギーとCBが余るのである。
《ネイダール》の起動効果はEB2、毎ターンエネルギーが1ずつ溜まって行く。先後問わずに4ターン目くらいにはエネルギーが5以上、CBが2以上程度余っており使い道は無い。
そうなった時、《サンベイジング》の効果がピタリと嵌る。何よりこの効果が1ターンに1回ではない。
つまり《ネイダール》のディヴァインスキルに合わせた場合、余ったリソースが手札2枚に化ける事となる。しかもおまけ程度ではあるがパワーも上がる。
勿論緊急的に《ビスト》を使った。毎ターン《混濁》を撃った。などと言う事が重なりCBが足りなくなるという事は往々にしてある。
その場合でもサブギミックとしているので無理に使う必要はない程度に考えて置ける。
結果としてピンで刺さっている。
完ガ:3枚(盾1枚)
特に言う事がない。
一応《影纏》で手札に返せる関係上4でも良いのかも知れないが現環境との相性、及び他にブリッツオーダーが1枚しか採用されて居ない事を理由にこの枚数となっている。
《非業》の名残とも言える。
トリガーユニット:16枚
トリガー構成:☆8、引3、治4、ヴァルナート
クリティカル8枚構成、ゾルガの特性上もうこれは仕方ない。
相手4点の時にヴァンガードの攻撃をノーガードされ続ける関係上最大枚数を採用する他ない。
引についてはこのデッキの特性上、前トリガーを十全に発揮出来ないタイミングが存在するため引採用。
本デッキは《獄竜》を常に最低1体は運用する事となるため《ヴァルナート》の採用となる。
ファイトを引き延ばしてもそれを得意とするデッキの領域に踏み込んでしまうためあくまでこちらの利点を押し付けつつ、アタック回数の誤認させる。
治に関しては割愛。
ノーマルオーダー:9枚
やや少なめ。
本デッキでは全てピン採用、ネイダールの種類を数える効果を最大限に活用する。
それを前提に大別して四種に分類する事が出来る。
1.蘇生札:4枚
グレードの低い順に《知恵》《仄暗》《冥令》《混濁》(《冥府》)の基本は4枚。
最近のゾルガのデッキとして珍しく思われるかもしれない蘇生札の重視。
ここには明確に理由が存在する。結論から言えば毎魔合成で1枚は蘇生したいからである。
その上で、その蘇生対象自身はパワー上昇が無くても構わないからとも言える。
後述するがそのカードこそが《冥福の妖精 トルデリーゼ》であり、あるいは準備ターンの《ロマンティックブルーム ペンテランセ》である。
《知恵》はペルソナ札が抜けた時に《喚起の喘鳴》から変えた札でありリスク込の無差別ドロップサーチとして扱う。
《仄暗》は言わずもがな、ソウルを使いはするがパーツのサーチに。
《冥令》はリソース消費無しの蘇生、兼場合によっては緊急的なオーダー回収に。
《混濁》が最も魔合成ターンに撃ちたい攻めと蘇生の両立が図れるオーダー。
2.対策札:3枚
全てグレード3であり《彼方》《握撃》《冥府》の3種。
《彼方》については割愛してもいいほどかと思われる。こちらの盤面に干渉はおろかそこから派生して自身のアドを取って行く相手へベストタイミングで投げ付ける用。
追加して言うならばパワー上昇が《トルデリーゼ》と組み合わせてゾルガのアタック33000に、ソウルinのおかげでディヴァイン補助・《棺桶撃ち》のコストにして更なるパワー上昇、1ドローによるパーツの確保&デッキ掘りと流石にレガピ。
《握撃》は本デッキにおけるメインギミックと言って差し支えない。このオーダーと蘇生札との魔合成が基本戦術となる。
後述するが単純なヴァンガードのパワーパンプに加え相手の除去、自身盤面の退却と無駄がない。
《冥府》についてはだいぶ特殊な立ち位置であり2枚目の除去、兼蘇生札の一種としても取り扱う事となる。
正直滅多にこのオーダーをプレイする事は無い。が、SBもCBもまったく撃てないほどきついと言う訳ではない筈。
セットオーダー型の相手の盤面に居る完ガを消して《ペンテランセ》と《トルデリーゼ》を蘇生する事でリソースの消費最低限で動くなどに使う。相手によってはそこから《握撃》を追加する事も視野に入れる事が出来る。
3.寄る辺
《寄る辺亡き魂よ、我が身に集え》。
本デッキにおける《寄る辺》は攻撃用ではない。いや攻撃用ではあるが積極的に使う用ではない。
カードドローによるリソースの確保をメインエンジンに据えている関係で手札にオーダーが溜まるという事が割とよく起こる。
その際、手札からドロップに送る術が本デッキでは完ガ以外にこのオーダーしかないのだ。
勿論オーダーは手札に無いと困るが3枚も4枚も手札にあっても相手ターンを越す事が出来ない。
素引きしても手順を踏まないと使えにオーダーという事もあり暇が出来たら《影纏》で積極的にドロップに送って置きたい所。
勿論場合によっては《ビスト》等でトリプルドライブによるフィニッシュを掛けに行く事も可能だが基本的には手札の緊急変換と言う気持ちで採用・扱っている。
4.ハビタット
《煌き揺蕩う水想幻獣》。
みんな大好き《ハビタット》。採用しない理由が一切無い。
と言うのもギミック・エンジン・サブギミック等がほぼG1にあるため手札次第にはなるが先攻1ターン目からすら発動したっていい。
その後も様々な手段で使い回し必要パーツが揃うまで7枚見続ける事も出来る。不要札を引っ張ってきた際には《ヨランダ》の効果でドローにも出来る。
特に採用枚数を絞っている《トルデリーゼ》は蘇生で揃える必要もなく、最後の最後に《ハビタット》でデッキからV裏に着地さえすればギミックは完成する。
ブリッツオーダー:2枚
《必殺!タネマシンガン!》。
こちらも言わずと知れた対策札の一種。
ではあるが、本デッキにはこのカードを使いまわす・回収する札が採用されて居ない。
某ドラゴンエンパイア達などの対策に入って居た物であるがいっそ抜くか、回収カードを採用するか。
未だ未定ではあるが、1枚引けて使っただけでも相手によっては相当刺さるためそのままにしている。
検討済み札
《霊体凝縮》
1年間ゾルガを試行錯誤したが本デッキの検討段階で人生中初めてプレイした。
が、調整の末に消えて行った。
やはりこいつだけはゾルガ以外で使った方が強い。
《喚起の喘鳴》
前述したがペルソナ札が抜けた結果サーチ先がほぼオーダーしかなくなり役割として弱くなったことを実感。
コストが同じで蘇生が付いてきてドロップが肥やせるという事で《霊体凝縮》と足して2で割り《知恵》になった。
《緑宝獣 エルメイダ》
一時期《ペンテランセ》の枚数を1減らしピンで入れる事によりソウル加速orガード値の二択を取れるようにした事があった。
結果として確かにペンテランセより1枚多くSC出来る物の、ペルソナ札を採用していない以上1回の使い捨て。主に序盤などにデッキを掘るために繰り返し使いたい場合に役不足だったので《ペンテランセ》に無事戻った。
《非業の死を乗り越えて》
言わずと知れたブリッツオーダー回収オーダー。
主に《タネマシンガン》や落ちた《清浄の盾》などを回収しつつ次のターンのオーダーを構えると言った使い方になるだろうか。
まず、本デッキに置いてはドロップにオーダーが溜まらない。
次に出力不足が上げられる。
魔合成の片方を手札回収に使う程の余裕はなく、このオーダーにCB《タネマシンガン》にもCBを使うとなると実質CB2でブリッツを1回撃つ事になる。
その上でドロップにオーダーが落ちず、《ネイダール》の起動コストも確保し難い。
自動でバインドされると言う利点は《棺桶撃ち》のおかげでメリット足り得ない。
更に最序盤に引いた場合ドロップに何も無いと言う事は往々にしてあり、無駄なドローになると言う理由から採用を見送っている。
戦術
メインギミック
獄竜A:ゾルガ:獄竜B
ペンテ:トルデ:ヨランダ
この状態が基本陣形。両翼ブースターが《ネイダール》による蘇生で魔合成済みの状態。
前述した通り基本的には《握撃》を魔合成。殴る順番が限られてしまうが、上記の左から順番にブーストを掛けてアタックしていく。
そうすると《ゾルガ》アタックタイミングで《トルデ》が《獄竜B》をパンプ、《握撃》で《獄竜A》を退却させてパンプが入る。
最後に残った後ろ2体を《ヨランダ》で退却させ1ドローとパワー+1000、ターン終了時に《トルデリーゼ》のパンプ効果と《ゾルガ》の蘇生効果で最後の《獄竜B》と《ヨランダ》が退却してエンド。
次のターン、少なくとも蘇生札1枚でもプレイする事が出来ればそれで《トルデリーゼ》をコール、両翼《獄竜》をスペリオルコール、最後に《ゾルガ》の蘇生で手札1枚で5面揃う。
単純な計算で相手の悪質除去を全て回避しながら、蘇生札1枚が1枚ドローとSC1とパワー+5000・+10000・+1000に変換される事となる。
この蘇生札1枚と言うのは《トルデリーゼ》が欲しいだけであり、勿論手札に持って居るなら蘇生札ではなくてもいいため他の事に魔合成を使う事が出来る。
サブギミック
獄竜A:ゾルガ:獄竜B
サンベ:トルデ:ヨランダ
メインギミックの《サンベイジング・ドラゴン》版。ソウルが増えない代わりにリソースの消費で手札が1枚増える。
とは言えゾルガと言うデッキに置いてドローはすなわちガード値には繋がらないため延命のためと言うよりはディヴァインターン、かつさらに攻める用。
ディヴァインを絡めるとドライブチェックの他に合計で3枚ドローする。
緊急回避盤面一例
獄竜:ゾルガ:影纏
ビスト:ペンテ:ヨランダ
割と無くは無い盤面。《ペンテ》《ビスト》を《ゾルガ》蘇生。《獄竜》片欠損・《トルデ》不在・オーダー手札無しの三重苦。
CB1点とソウルかドロップにもう1枚オーダーがあれば作れる盤面。
これだけでも最低28000☆2・31000ツインD・28000~3300+トリガーでSC1、1ドロー付き。魔合成を除く。
魔合成の内容次第では蘇生札から完ガを影纏で回収した後にこの盤面となるので時間稼ぎにはなるかと思われる。
ディヴァインスキルについて
本デッキは重ねて書くがターン終了時の総退却がメインとなっている。
《握撃》がその一端を担う訳だが、当然ディヴァインスキルとの噛み合わせがほんの少し悪い。
《握撃》ターンの場合RVRで殴ると1回目のRが退却してしまうためスタンドさせる事が出来ない。必然RRVRを狙う事となる。
これに対する是非はあるかと思うが《ヨランダ》のブーストで1回効果を発動させずにアタックする必要があり、あまりおいしくない。
ディヴァインスキルターンにはあえて《握撃》を使わずディヴァインスキルと《トルデリーゼ》の効果で盤面総退却を狙った方がいい場面が出てくる。
その際は《寄る辺》であったり《彼方》であったりなどで他の事に魔合成の内容を帰る事が出来る。
あとがき
正直、ここまで詰めてもまだ改善の余地があるだろうし全く別の型のゾルガが出来て行く事だろう。
今、筆者の居る環境にはこれがベストだと思いこの構築に至ったが人1人の脳では限界がある。
と言うかこのデッキが出来たのがルール改定前なので現環境カスタムは出来ていない。
環境トップと目されているナイトローゼを身内で筆者しか組んでないので調整出来ないという問題が出ている。
この駄文に辿り着いたゾルガの構築者の一刺激程度になったら幸いである。
そして願わくば他のゾルガの模索に役立て、知識などが飛び交えばいいと思う次第。
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