わかる!四柱推命基礎の基礎講座10 『十二支の変化』
こんにちは。
占いのいなば、稲葉千津です。
札幌で個人鑑定と占い講座をやっています。
わかる!
四柱推命基礎の基礎講座へようこそ。
第10回目の今日は、
十二支の変化
について解説していきます。
ちなみに前回は、
十干の変化
という内容でした。
リンクはこちらです↓
https://note.com/inabachizu/n/n88f2c12f9c15
では、
本題に入りましょう。
前回は十干の変化について、
そして今回は、
十二支の変化について解説します。
あらかじめお話しておきますと、
実際に鑑定するときには、
これまで解説させて頂いたこと、
覚えて頂いたことを総動員します。
今回は宿題が多くて大変だと思うのですが、
必要な知識なので、
がんばって覚えて下さいね。
十干の変化は「干合」の1種類だけですが、
十二支の変化は、
合・沖・害・刑など数種類あります。
このうち今日は、
方合・三合・半会・支合・対沖
について解説します。
それ以外後日改めてしますね。
【方合(ほうごう)】
命式のなかで隣り合う3つの干が、1つの季節に片寄ること。
十二支の変化の中で最も結びつきが強く、壊れにくい。
・寅卯辰東方木地
(とらうたつとうほうもくち)
寅卯辰が隣り合い、辰が化木して木の塊になる。
・巳午未南方火地
(みうまひつじなんぽうかち)
巳午未が隣り合い、未が化火して火の塊になる。
・申酉戌西方金地
(さるとりいぬさいほうきんち)
申酉戌が隣り合い、戌が化金して金の塊になる。
・亥子丑北方水地
(いねうしほっぽうすいち)
亥子丑が隣り合い、丑が化水して水の塊になる。
・三合的土局
(さんごうてきどきょく)
辰未戌午のうち違う種類の3つが隣り合うこと。土の勢いが強まる。
・土局(四墓)
(どきょく・しぼ)
辰未戌午の違う種類全部が隣り合うこと。土の勢いが最大になる。
【三合会局(さんごうかいきょく)】
十二支を順番に並べたときに3つおきになる3つの支が、命式のなかで隣り合うと結びついて変化する。
必ず「孟・旺・墓」の組み合わせになり、帝旺の五行に化する。
方合の次に強い結びつきになる。
三合ともいう。
天干が同じで地支が半会している組み合わせは「大半会」と呼び、大きな展開、大きなパワーを持つ。
・亥卯未三合木局
(いうひつじさんごうもっきょく)
亥と卯と未が隣り合うと、亥と未が化木する。
・寅午戌三合火局
(とらうまいぬさんごうかきょく)
寅と午と戌が隣り合うと、寅と戌が化火する。
・巳酉丑三合金局
(みとりうしさんごうきんきょく)
巳と酉と丑が隣り合うと、巳と丑が化金する。
・申子辰三合水局
(さるねたつさんごうすいきょく)
申と子と辰が隣り合うと、申と辰が化水する。
【半会(はんかい)】
三合会局のうち、帝旺を含む2つが隣り合って揃うと、帝旺の五行に変化する。
方合の次に強い結びつきになる。
半合ともいう。
化木する半会
・亥卯半会(いうはんかい)亥が化木する。
・卯未半会(うひつじはんかい)未が化木する。
化火する半会
・寅午半会(とらうまはんかい)寅が化火する。
・午戌半会(うまいぬはんかい)戌が化火する。
化金する半会
・巳酉半会(みとりはんかい)巳が化金する。
・酉丑半会(とりうしはんかい)丑が化金する。
化水する半会
・申子半会(さるねはんかい)申が化水する。
・子辰半会(ねたつはんかい)辰が化水する。
※命式のなかに方合・三合・半会があって、月支月命の五行が変化する場合、木旺・火旺・土旺・金旺・水旺は変化しませんが、五行の個数を数えるときには、変化した五行で数えます。
【支合(しごう)】
五行は変化しませんが、隣り合うと結びつく組み合わせ。
六合、又は、合ともいう。
相生の組み合わせになる支合と、相剋の組み合わせになる支合がある。
相生の業は2つの支が助け合うことによって起きる変化、相剋の合は2つの支がコントロールしあうことによって起きる変化を意味する。
どちらが強いかは命式の旺相支囚休による。
半合と同等の結びつきになる。
・午未の合(うまひつじのごう)相生
・巳申の合(みさるのごう)相剋
・辰酉の合(たつとりのごう)相生
・卯戌の合(ういぬのごう)相剋
・亥寅の合(いとらのごう)相生
・子丑の合(ねうしのごう)相剋
【対中(たいちゅう)】
正反対の支が反発しあう組み合わせ。五行は変化しない。
どちらが強いかは命式の旺相支囚休による。
半合、支合と同等の結びつきになる。
・子午沖(ねうまちゅう)
・午未沖(うまひつじちゅう)
・寅申沖(とらさるちゅう)
・卯酉沖(うとりちゅう)
・辰戌沖(たついぬちゅう)
・亥巳沖(いみちゅう)
今日のまとめは省略、宿題は暗記です。
応援しています!
次回は、
十二支の中に内蔵されている干、
というちょっと不思議なお話です。
お楽しみに。
今日も最後までお付き合い頂き、
ありがとうございました。
次回もよろしくお願い致します。
では、また。
※追記※
四柱推命の歴史は大変古く、様々な流派、様々な解釈があります。今回の解説も、これが絶対正しい!という訳ではありません。いち解釈のひとつです。
もし機会がありましたら、他の解釈、解説にも触れて頂けたら、と思います。
そしてこのブログが、四柱推命に興味を持つきっかけになったとしたら、とても嬉しいです。
第一回目から読んでみたい方は、
こちらからどうぞ↓
https://note.com/inabachizu/n/nbef45270f336