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田舎で作れそうな仕事を考えてみる
百姓になりたい。
専業農家ということではなく「百の姓(仕事)を持つ」という意味での百姓。まさにパラレルワーカーの本家。
昔は誰もが ”こまごました仕事” を持ちながら暮らしていたということだし、色々やらなければ生きていけなかったともいえる。そんな暮らしが変わり、会社勤めが標準化したのはここ60年~70年位の話なのだとか。
正直なところ、多感な年ごろには百姓に良いイメージを持っておらず
■「百姓、、、イモっぺぇな」
と、将来的に絶対に行き着きたくない生き方としての頂点だった。田舎人のコンプレックスなんだろうか。
自分の中で ”百姓” という言葉の意味付けが大きく変わったということもあるが、今では百姓に憧れている。人生って面白いな。
百姓になりたいというのは、資本主義を捨て去りたいわけでも、明治や昭和初期の暮らしに逆戻りしたいわけでもない。
自分が情熱を持って取り組める仕事を複数持ち、生き生きと暮らしたい
つまりはそういうことだ。そこに ”自分らしさ” があると信じてる。
田舎で作れそうな仕事を考えてみる
現代版百姓になりたい!
とは言っても、そこに飛び込むことのリスクばかり目に付き、”やらない理由” はいくらでも出てくる。しかし、もうそんな労力の無駄は自分でも飽きてしまったので田舎で作れそうな仕事を考えてみる。
仕事=労働、ではあるものの、主体的に楽しんで動くというニュアンスで仕事を捉え直したい。自分で仕事を作るのならワクワクは必須だ。
長野県伊那市の「やまとわ」さんが、おもしろいことをやっている。
「森に関わる100の仕事を作る」そうだ。同じ森に生きるものとして、そして森の価値に気付いちゃったものとして、ワクワクしながら参加させてもらってる。
根羽村も面白い取り組みを始めてる。
これらの取り組みのコンセプトに触れて、自分でも田舎だから作れそうな仕事をいくつか考えてみる。
ー 開 発 編 ー
1.雑草ペレット
2.雑草着火剤
3.杉の葉精油(アロマオイル)
どれも「自分が使いたい」という理由が発端だが、原材料がほぼ地元に無限にある、というところがなんとも田舎らしくていいな。
とくに雑草を使った着火剤なんか前例がなさそうだ。雑草は煙が多くて使えないのかな?
着火剤には蝋(ロウ)をしみこませて作るそうだけど、そのロウも蜜蝋など自然由来のものを使うか、木の油(松脂や精油など)を使えないかな?と。
ー 肉 体 労 働 編 ー
1.草刈り
2.山の手入れ
3.雪かき
田舎の肉体労働としてありがちだけど、森林組合みたいなところに所属するよりフリーでやったほうが儲かるみたい。
過疎であらゆるモノ・コトの担い手が不足している地域では、「人がいなくてやれなくなった」は仕事になるヒントかと。
体力には1ミリの自信もないけど、たまになら、体を酷使する仕事もできるかな。。。
ー 情 報 発 信 編 ー
1.田舎の魅力をBlogやYoutubeで発信
2.田舎の写真販売
広告収入であったり、移住者斡旋につなげてインセンティブを得たりと、デジタル技術を上手に使えば、田舎の資源のマネタイズはそれほど難易度が高くないと見てる。僕は薪ストーブのBlog運営でマネタイズは実践済なので、田舎 × 情報発信 は”百姓仕事のうちの1つ” にはなると実感してる。
劇的に儲かる、とかは無いけど。
ー 番 外 編 1 ー
1.鹿の角販売
2.ファットウッド販売
これは、森に落ちてるものを商品にする、という考え方。自分の山がある前提になるけど、自分には無価値に思えてもそれを欲しがる人がいないか?という視点で森を歩くと、意外とお宝が眠っているのかも。
近所でも、放置してた山から墓石に使う「御影石」なるものが見つかり、一攫千金した話も聞く。
ー 番 外 編 2 ー
1.イベント企画
田舎は、コロナのせいもあるだろうがイベントが圧倒的に少ない。アイデアが無いといよりも、「やろうとする人」「チャレンジする人」が少ない。
だからイベントでも打てば、注目度は高いし、意外と協力者も現れる。施設料などのコストも格安、というオマケ付き。
採算に関してはちゃんと設計してあげる必要はあるけど、「なにかやること」のハードルは低いよね。
めちゃくちゃ人を集める!地域活性に貢献する!!みたいな大きなゴールをいきなり設定しなければ、そこそこの成果は得られる。
稼ぐ・儲ける は一旦置いておこう
「仕事」とは言っているが、最初は ”稼ぐ” とか ”儲ける” みたいなビジネス視点を無視できるといいな。これを考えてるとたぶん最初の一歩が出ない。
失敗できない、と考えると「じゃ、やらない」になるので。
多分失敗するだろうけど、面白がれればいいな、みたいなスタートが理想。初期費用がかからず、田舎に無限にある資源が使えるといいんだよね。失敗しやすい感じで^^
「理想じゃ山では食っていけねーよ」なんて言われそうだけど、理想すら描けない今の生き方に辟易してるからこそ、泥臭く理想を追いたいんだよね。
外野からの「やめとけ」みたいなアドバイスは、ノイズにしかならん。
田舎暮らしのヒントや仕事を作り出すアイデアがもらえる本がいくつも出版されてる。
しっかり試せるのはまだ会社員でいる今のうち。