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村民の ”得意なこと” データベース(仮)を作りたい

この村の人口1,500人は、お互いのことをほとんど知らずに過ごしている。村には区があって、区が違えば苗字も屋号もわからない。「ホントに地元の人??」ってくらいお互いを知らない。

どこの地域でもそんなものだと思うけど。

でも、共通項が「この村の住人」ってだけではちょっと寂しい。もしかして、めっちゃ気が合う人や、今困っていることをサポートできる能力を持っている人が地元にいるかもしれないのに・・・。

村民の得意なことデータベースとは

村内のどこに、どんな人が住んでて、どんな趣味や特技がある。みたいな個性を知ることで、お互いにもっと交流できるんじゃないかな?と思ってる。

そのために、「村民が自分の特技や能力・興味があること」などを登録できるデータベースがあると面白いなと。人って、外から見える情報より、もっともっとたくさん色々持ってるはずなんだよね。個人情報を守りつつ、そんなサービスが開始出来たら楽しいだろうなぁ。

幸いにも僕はプログラミングが趣味なので、スマホに対応した簡単なWebアプリくらいなら作れそうだ。ただのデータベースなので、割とサクッと作れそうではある・・・いや、要件定義の時点で吐血するだろう(笑)

・誰が
・どんな技術(趣味)を持っていて
・いくらで教えてくれるのか

また、「こんなことできる人いますか~??」とか「こんな仲間探してまーす」といった掲示板機能があっても面白いかも。要するにやりたいことは村民のマッチング。村民の需要を村民が満たせたらなんか幸せだよね、という発想。スマホでサクッと検索出来たら幸せじゃない?

まぁこんなサービスに需要は無いかもしれないし、今ある村内のコミュニティで機能は足りているのかもしれない。

 「そんなもん役場に電話すりゃわかるだろ

とか言われるんだろうな。(実際に似たようなことを言われた)。まぁ面白そう!!ってだけの思い付き企画なので、”作ったけれど誰も使わなかった” ってのは想定の範囲。

この村には達人が眠っている

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僕が「得意なことデータベース」構想をぐつぐつと煮詰めているのにはキッカケがあった。

5年ほど前に家を新築した際、薪ストーブを導入した。薪ストーブは田舎あるあるではあるものの、ストーブ用の薪を買うくらいなら、電気(エアコン)や灯油の方が安い。薪ストーブはけっこう導入ハードルが高いのだ。

ただ、この村の財産は有り余る森だ。道に飛び出すような、いわゆる”支障木(ししょうぼく)” を処理してくれる村内のグループがあり、筋金入りの山師のような人たちで構成されている。

この支障木の伐採に、毎年村の予算が付くので、「処理した木を欲しい!」と伝えておけば、伐採後に連絡をもらえる。つまり薪ストーブの燃料が手に入るのだ。

ありがたいことに木は手に入る。しかしストーブで燃やすには「薪の乾燥」が必須だ。1シーズン分の薪の量は相当なもので、軽トラ5~6杯分は必要だろう。その薪を乾燥させておく場所と薪小屋・薪棚の確保は絶対なのだ。

この薪棚や薪小屋、単管パイプで作るのが一般的なんだけど、けっこうお金がかかる。金属だもんね。

しかし、その出費を1/3~1/4にする裏技がある。それが「栗の木等で自分で作る」こと。この作り方を教えてくれる達人が近所にいる。人脈は財産だ、ありがたや。

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同規模の薪小屋を単管パイプでちょっとカッコよく作ったりすると、およそ6~7万かかる。それが栗の木をメインに使うとだいたい2万円。すごい!!栗の木はちゃんと防腐処理して使えば「代が変わるまで朽ちない」と言われてて、おそらく僕の代では壊れることは無いだろう。

こんな技術をサクッと教えてくれるって、すごくない???!!!

と思ったのがデータベース企画のキッカケだった。

豊かさの共有でいきいきと生きる

ふぅ。ちょっと長かったけど、

こんな素敵な達人が、おそらく村内そこかしこに居て、
普通に「教えて^^」って言えば喜んで教えてくれるんだろうな

と思った瞬間、これは情報として共有出来たらすごく有意義なんじゃないかと思えた。

教える方は収入や励みになり、教わる方は近所に師匠や仲間ができ、困りごとが解決できる。お互いに生活が豊かになる

そんな気がした。

今は、たくさんの達人や、趣味の人たちが ”知る人ぞ知る” になっててもったいないなと思ったんだ。趣味は隠れてやっても楽しいけど、できれば仲間が欲しいなとか、この技術、若者に継承したいなってものがあるんじゃないかと。

『わたしにはこういう技術・趣味・能力・思いがあります』というのが、一つのサービスに接続するだけで検索出来たら、なにか面白いことが起こりそうな気がするんだけどね。少なくとも僕は村の達人や、面白い人の話が聞きたい。

ちなみに、村には僕が知るだけでもいろんな趣味や技術を持ってる人が居て、

農業/弦細工/木工/音楽/陶芸/絵/革細工/金属加工/華道/茶道/パン/栄養学/重機/彫刻/スポーツ

などなど、あらゆる人材が揃ってるように思う。

今生きる僕らすべてに価値があり個性がある。これらを近しい人に共有していくことでも、豊かな暮らしって手に入るんじゃないかな。

やっぱり土地の財産って「人」だよね。

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