いつもの5月病と、ときどき奇跡
最近、やる気がでない。5月病っていうのだろうか?
やる気が出ないけど、でも何かをしないといけないとも思う。内心、このままではいけないと焦っている。こういう時って、心と、肉体がチグハグしている。ぐずぐずしているけれど、だからといって何もしないというわけではない。こういう気持ちをふっとばしてくれる出来事がないのだろうか、と探し回る。そんなときに会える人がいれば、すごく救われるんだろうな。でも、そういう人ってなかなかいないよね。結局、小説を読んだり、映画を観たりしてみて、そうすることで、体内にあった悪いものがどんどん出てゆくような感じがした。無意識に、感情を循環させようとしているのだろうか? とにかく、何かに触れることで、新しい自分に出会えるのではないかと期待している。といっても、なかなか自分の中にある悪いものは外へ出ていかない。まるで脂肪のように、身体の一部として蓄積されていくわけで、そういう蓄積されたものを、一所懸命切り崩すことって意味があるのだろうか。蓄積されたってことは、誰のものなのか分からない私の身体が、勝手に意味あると判断したわけで、だから、制御できない肉体に対していくら抵抗しても、大体三日坊主で終わる。そういう絶望があるけれど、たまに奇跡のようなことも起こる。感情を一気に循環させてくれるものに出会うことがある。それは、誰かにとっては好きな人であったり、旅行であったりするんだろうけど、私にとっては、今のところ小説とか映画なんだろうと思う。そういう奇跡は、今まで何度か経験したことがある。そのとき読んだ小説や、観た映画は、忘れない。つまり、そういう奇跡を期待して、私は今、小説を読んでいる。
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