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私にとっての看護師という役割

おはようございます

今日は仕事がお休みなのでこたつのそばのソファからお送りいたします。

私は現在看護師という仕事を選び従事していますが、なんだかんだ自分にぴったりな仕事だなと思うことが毎日起こります。


人間大好き

私は自分のことも他人のこともとても大好きです。
苦手だなと思うポイントはありますが、
ひとつの生命としてすごく好きだなと思います。

まだ30年とちょっとしか生きていませんが、
私なりに苦しいことも悲しいことも絶望しそうになったこともありました。

私だけじゃなくてみんなそうなんだろうと思います。

今患者さんという役割で関わっている人たちは大体80代から90代です。

単純に年齢だけを見ると3倍も違うような人たちと

そんな自分が経験していないような年数を生きてきた人たちと

毎日お金をもらいながら、約束もせず会えるなんて

面白く貴重な機会だなと思うのです。


そして私は看護師という職業も患者という状態も

病院における役割だと考えているので、

退院してしまったら、どこかの私とどこかのおじいちゃんおばあちゃんに戻るという気持ちがいつもあります。

だから丁寧な言葉で話をするし、ものを投げるような言い回しはしていないです。

病気でさえ、その人のプロフィールの特記事項の一つにしかすぎないし、病気が服を着て入院しているわけではないのです。

病気だけではなく人間性に着目することで、新しい看護の糸口が見えてくる面白さが本当に魅力的です。


人体大好き

子どもの頃から化学や生物が好きな理科好き系女でした。

外側から見たら肌色に毛が生えているだけの人間ですが、

口から消化器と呼吸器に分かれて役割があって

呼吸器は酸素を心臓と一緒に全身に運ぶ循環器の役割と関わりが深くて

消化器はなんと肛門まで繋がって出るまでにいろんな吸収が行われて

血液がそれを全身に運び、神経が運動の指示を通達して、脳が管理室みたいな役割をしている。

それに気がついた瞬間に人体って面白すぎるなと火がついたことがありました。

私の性格上、簡単にできてしまうと飽きることが多いのでやり込み要素が多い方が飽きずに続くように思います。

人体はその構造だけでも複雑なのに、個人差も激しく、同一人物でも朝と夜でも差があるし、季節によっても状態が変わる、かなり難解なRPGとなっているので、魅力的に思います。


見えない世界も好き

ある特定の宗教は信仰していませんが、自分の感性は昔から信仰しています。

文字にすると意味がわからないですが、

直感に従って生きているという意味です。

肌で自分にとって合わない人、合わない土地、合わない店、聞く価値のない話を感じて生きてきました。

今日はここに行かない方がいいなとか、今日はこれをした方がいいなとか直感で自分に関することはわかる感性があります。

その結果自分が苦しもうとも必要な苦しみだったんだなくらいにしか思わないし、その苦しみが後々活きて、これの伏線だったのかと笑っちゃうことも多々あります。

現在の職場も私の体に治癒的に合う場所にあり、家は活動性が上がる場所にあるので、家では元気よく、仕事はストレスなく穏やかに私の理想的な生活が送れています。

仕事はどれも精神と身体を消耗することが多いですが、

私の場合は消耗を最低限にし、回復ベースで生活が送れるので、他の人が感じるほどの継続した苦痛はないかもしれません。

看護師が特殊なことは、他人の排泄物や血液、ウイルスや細菌など、日常生活ではお目にかからないお宝と出会えます。

嫌な人は嫌なのでしょうが、私は理科好きが功を奏して楽しみながら扱えています。


自分らしい看護はどこでもできる

上記の3つの内容をつぶれないように優しく混ぜ、180度でじっくり焼くと
看護感が焼き上がります。

自分がやりたい看護ができないことを環境や上司のせいにしたくなる気持ちはわかりますが、今その職場で自分がやりたい看護をやらなかったら、転職してもできないでしょうね。と自分に言いながらやってきました。

「あなたちょっと変わっているね」と山梨にいるとよく言われました。今も言われます。

それはなんか侮辱のような気がして、勝手に傷ついたりしましたが、上京して「人と違う部分は自分の魅力で個性だよ」とたくさん言ってもらったので私はもう大丈夫です!

私が変わってるのかあなたと違う部分が多いっていうだけなのかわかりませんが、お望みなら都合良く動きますし、その上でやりたい看護もやりますのでご安心ください!!というマインドです。

そうしていると周りがみんな味方になってチームになってリーダーはリーダーシップが発揮できて、スタッフは自主性と連携に富んだ看護をできる。

自分が変われば周りが変わって働きやすくなります。

シンプルな構造です。

もし看護学生の子が読んでいたら

卒業するまで大変だと思います。

それは当たり前です。

学校に行きながら、バイトもして、友達と遊んで、1日が24時間じゃ足りないですよね。

看護師になったら、仕事が終わったら記録をしなくてもいいし、お給料ももらえます。

バイトしていた分の時間がマルっと浮きます。

苦しいことも楽しいこともたくさんあります。

いちばん大事なことです。
足のむくみケアだけは入職した瞬間に始めてくださいね。

看護はいろんな領域があります。ときめきを感じる先輩や診療科に出会えたら毎日充実しますので、探してみてください。


小さい時に看護職を勧めてくれた母、留年した時に(好きなバンドの解散ライブを見に行き再試届けを出し忘れ留年しました)もし他の仕事がやりたいなら無理に学校は続けなくていいよと心配してくれた父。びっくりしただろうに私を責なかった母。あの時の両親の連携は完璧でした。学校に通わせてくれてありがとう。本当に感謝です。

それでは、今日も幸せな1日になりますように。

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