お金こそ最恐 / 最凶のウィルス
僕の1日は犬の散歩からスタートする。
これまではスマホを弄ったり、音楽を聞いたり、景色を楽しんだり、前日のこと・その日の仕事のこと・来たる週末のことを考える時間になっていた。
しかし、ここ2ヶ月ほど犬と一緒に歩きながら、ポッドキャストを聴くようにしている。
米国発のニュース番組を聴き、海外の状況などを把握することで日本で流れるニュースも客観的に俯瞰的に捉えることができるから。
今は全ての行動・思考はCovid-19(新型コロナウィルス)の蔓延リスクと紐づけることが習慣となっている。
連日感染者が増えていき、感染症専門のベッドの数もいよいよ足りなくなっている。
朝散歩をしながら耳にしていた欧米での状況がいよいよ目の前に拡がろうとしている。
各国政府が繰り出す施策も耳にしていたが、「布マスク2枚配布」はここにきて飛び出した日本独自の施策だ。
それに対しての感想は人それぞれ。
その施策から感じたことを基に、自分の次の行動に繋げれば良い。
またその翌日には「新型コロナ 現金給付1世帯30万円 一定水準まで所得減少の世帯」というニュースが。
様々な分野の専門家が自身の専門知識を拠り所に、自身の見解を述べる。
専門知識を持たないコメンテーターや市井の人々は「にわか専門家」になり、リツイート、コメントを拡散していく。
それに対しての感想も人それぞれ。
そして陽だまりでまどろむ犬を見ながら僕は考える。
「僕らはお金というウィルスに感染してたんだな。」と。
この「お金」というウィルス、ワクチンが既に開発されているけれど、感染力・殺傷能力はワクチンがまだ開発されていないCovid-19の非ではない。
この「お金」というウィルスの唯一のワクチンは「お金」だ。
だから「家にいろ!」「外出は控えろ!」と言われても皆動きを止めることができない。
もし、世界中で今この時だけ「お金」という人類が作り上げたウィルスを止めることができたらどれだけいいだろう?
医・食・住のライフラインは止めることができないので、今必要とされている医・食・住に関わる人々に動いてもらい、僕たちは彼らに迷惑をかけず、できる限りのサポートに徹する必要がある。
だけどもし家賃、光熱費、材料費、製造費、運送費、医療費、税金など、全てのお金の動きを一旦止める事ができれば。
この人類が生み出した「お金」というウィルスの恐怖を人類の手で自ら停めることができれば、人の動きが停まり、Covid-19も行き場を失い、この事態を鎮めることができるのではないだろうか?
40代半ばに差し掛かる大人の発言としては、稚拙すぎることは重々承知している。
このような発言、政府も専門家も議題に上げることなんてできないことも重々承知している。
だけど、Covid-19の騒ぎが収まれば、僕たちはまた「お金」というウィルスに更に強く冒され、「お金」というワクチンを求め、彷徨うことになる。
新型コロナウィルス関連で今後様々な社会貢献の動きが出てくると思います。 いただいたサポートは、全額社会貢献活動に還元させていただきます。